photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
秋めく薫りに時をあずけて。
◯公認心理師試験・統計問題2点が示す意味
昨日の記事にも書いたのですが、現任者講習会テキストの中村知靖 先生の執筆担当の部分がそのまま出題されているとは知らず、唖然としました。
僕も折に触れ統計に関する記事は書くようにしていて、ちまたのYouTube 公認心理師試験対策動画でも統計はかなり多く出ていますがテキスト当該部分を理解していなかても読むだけで解けるというのはものすごいことです。筆写、音読を繰り返していくと統計の基本的な考え方も身につくので一石二鳥、さて、公認心理師試験統計問題2点の持つ意味について考えてみます。
統計問題は非心理専攻者、また心理専攻者でも苦手と思っている人は多いと思います。
これまでの受験者で1、2点差で惜しくも不合格だった人もいるでしょう。
脳神経系、知覚心理、基礎心理、精神物理学、心理学史など心理専攻者でも苦手意識を感じている部分は多いはずです。
ところが統計2点を克服することで「あ、一番苦手分野ができた」と思えると他の分野に取り組んでいく自信にもなります。
「ワタシ、事例問題でセンスを示してカンでなんとかなるからいいわ」と思っていると陥穽があるのがこの試験です。自分の活動領域に限って公認心理師出題者の意図と現場の働き方は相違点が多いので事例問題は知識問題より正答率が低くなっています。
統計のたかが2点、されど2点を克服したことによって他領域・知識問題への学習意欲が湧いて来ればそれは素晴らしいことです。
人間、どうしてもわからない分野があると「ここは捨てた」「ここはどうせやってもわからないから勉強しない」とその部分に対する学習性無気力感を抱きながら受験勉強をすることになります。
それよりは1番の苦手分野の克服ができたと思いながら学習に取り組んだ方がメンブレも少なくはるかに生産的だと思うのです。
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