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いくつもある答えの中から
どれを自分の答えに選ぶかなんだね ☪︎⋆
◯ ゆるゆる受ける公認心理師試験
1.序
大学院卒程度の試験なので、この試験は難しいと何回も繰り返して書いてきたので、それはそうのとおり事実なのですが今受からなければ死んでしまう!とまで死に物狂いにならないかというと、そこまで命がけの試験ではありません。
勉強するのはいいのです。しかしながら、焦って勉強するとヒューマンエラーの原因になります。頑張れば頑張るほど生理学的な疲労感が増加します。そして自己認知的には「よし、とりあえず頑張ってやろう!」と言いつつ、客観的には明後日の方向を向いた勉強をしかねません。
試験日程が決まった途端、全ての予備校やインターネットで「勉強!勉強」とやっているとこちらもやらなけらばならない強迫観念に駆られます。
そうするとストレスが多いタイプA、虚血性疾患の原因になるような生活様式になると寿命を縮めてしまいます。結果的に抑うつ的になってしまうと勉強にどころではありません。しかも難しい問題を先に片付けようとするとなにもできなくなって学習性無力感に襲われてしまうかもしれません。
したがって試験まで半年近くある今現在、焦ってとりあえず方法論も立てないまま効率の悪い勉強方法をするよりは、ゆるっと考えて、どの方法が一番いいのか検討しながらやってみてもいいと思うのです。
2.効率性追求
Levin,Kが提唱した人間と環境の関数functionモデルは、Behavior、Person、Environmentの相関関係です。人間は環境によって規定され、実際に行動します。その人間が焦ってしまうと環境変数も変化して悪影響を与えてしまいます。
また、Kofka,Kのモデルによれば、旅人が雪原を馬に乗って宿にたどり着いた時、そこは雪原ではなく薄氷を踏むような湖の上だったということです。実際に人間を動かすのは現実場面だけではありません。現実ではないかという認知は実は現実でないかもしれません。効率性について考えたとき、マッピングといって正しい心理的空間を形作ることが大切です。
2.Gルート
の受験者はもし不合格だったとしてもなんとかなることは書いたばかりです。だからといって不合格でも大丈夫だから受からなくたもいい、と思って書いているわけではありません。むしろ切羽詰まって精神的に追い込まれた方が大変なのではないか、と思うわけです。受験者としての適格性にいろいろと言われているところはありますが、今回教員の受験者は慣れないオンライン教育を担当、さらに家庭訪問を繰り返したりしてかなり忙しかったと思います。できるところから計画的に勉強すればいいのではないでしょうか?
3.すでに臨床心理士有資格者
さきほどハローワークのインターネット検索を行ったところ、臨床心理士有資格者558件、公認心理師221件の求人検索がありました。今年絶対受からなくてもD1、D2ルートの人はまた受験できます。多分この層はかなり熱心に公認心理師試験勉強をしてきたのではないかと思います。
4.Eルート受験者
Eルートは公認心理師のための純粋培養の教育を受けてきたわけではありません。院ではその院の読書がある教育を受けてきたわけです。そしてこのコロナのせいで莫大な量の課題を提出させられているはずです。その課題が公認心理師試験と同じような科目であればいいのですが、たいていの場合院は「受験勉強は自分でやるもの」とその教授が教えたい内容を教えます。したがって今回苦労するのではないかと思います。とは言え曲がりなりにも大学院を卒業しているわけですからそれなりのアドバーテージはあるわけです。
5.結語
今回初めて受験をする人も再チャレンジ組もいるでしょう。再チャレンジはどの試験でも合格率は低くなると以前書きましたが、かなり苦労をして合格のためにまた苦労してきているわけです。だから決してムダな体験をしてきたとは思えないのです。ゆるっとしながら、緊張しないでコツコツと勉強してみてはいかがでしょうか。
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