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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
おつかれTwitter

なにをしたかよりも
どれだけ心が動いたかなんだよね ꕥ⋆゚


◯ 新型コロナ医療者向け相談事業展開

1.序

新型コロナウイルスについてはTwitterで呼吸器内科医田中希宇人先生が紹介しているニュース が感動的でした。

死者43人を出した永寿病院、泣きながら防護衣を着る看護師、ECMO(人工肺)を装着して生還できた医師、4月の段階で自らの命を危険に晒すことがわかっていながら、衛生物資も感染症対策も不十分な中で治療が行われたものでした。

連日東京では100人を超える新規感染者が出ています。第2派の大流行が懸念されている中、医療従事者のPTSD、うつ、不安障害の可能性はノルウェーの研究では (3ページ目のabstract)医師10.2%、看護師43.4%、心理療法士13.7%、ソーシャルワーカー8.9%と指摘されています。

このコロナウイルス対策の中では医療従事者に対するメンタルケアがかなり重視されていくでしょう。

2.医療従事者に対するメンタルケア

「あまり不吉なことを言うな」という向きの方もいるかもしれませんが、医療従事者が今回相談できる窓口を探してみました。

日本看護協会

探してみるとメールフォームがありました。個別の相談ということではなく、看護管理者としてスタッフの管理など包括的な相談に当たれるようです。

⑵ 厚生労働省

電話番号 0120-565653(フリーダイヤル)
○受付時間 9:00から 21:00

※ 医療機関従事者に特化しているわけではないです。

今回いろいろと探していて初めて探し出せたサイトです。通常は有料カウンセリングを行っていますが、オンラインで医療従事者1,700人がカウンセリングを受けることができます。3万円分までは医療従事者、家族が無料でカウンセリングを受けられますがその後は有料です。

メディカ出版

始まったばかりの医療従事者、福祉職及びその家族に対するZoomによるオンライン音声カウンセリングです。

相談料 ※サービス開始につき、先着5名まで無料
10:00~22:00 3,000円(税別)/45分
22:00~23:00  4,000円(税別)/45分

・相談時間 45分

・サービス提供時間 10~23時
※ 23時以降をご希望される方は別途ご相談ください。


とあります。なお、問い合わせてみたところ、医歯薬看護に特化したメディカ出版では、
「すべての医療従事者を応援します」のスローガンのもと、新型コロナウイルスと闘う皆さまの力になれたらと、この相談事業を始めたそうです。医療関係に詳しい公認心理師がカウンセラーとなるとのことでした。

以上、比較検討をさまざまに行なって提示しました。今後もすぐには収まらないと思われる新型コロナ、負担が最もかかると思われる医療従事者、福祉職、心理職も含めて誰かに相談する窓口があるというのは心強いことです。