509B45FC-474B-4B73-94C0-BFE39B7A9DA1

photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
出逢いとは、偶然通りかかった交差点で偶然その相手(出来事)に出くわす状態に近い貴いもの。運命なんて大層な名前で呼ぶかは別としても、「そういうもの」は確かにある。だからこそ、意図的な出合いは心のどこかに不自然さを残す。もちろん、時には運命を迎えにいくことも素敵な選択だとは思うけどね。


◯ 政府は緊急事態宣言再発令を!

※ 本記事は新型コロナに関する記事です。精神的にダメージを受けそうな方はすぐにページを閉じる事をおすすめします。また、本記事は
心理ブロガーによって書かれたものであり、感染症専門家によるものではありません。

1.序

なぜこのブログで新型コロナCOVID-19のことを取り上げるかというと、今世の中の大きな関心事だからです。元々精神疾患を持っていた人はコロナの影響で不安を積み上げることになり、精神疾患を持っていなかった人々でもこの不安に苛まされています。

医療従事者のメンタルケア、感染者や回復者、その家族のカウンセリング、そして自らも生活しながら刺激に曝露され続けている心理職の方々にも正確な知識とこの感染症の心理的支援について知っておいて欲しいからです。

2.データ分析

⑴ 日本

2020年7月5日午前10時現在感染者数
1,364人(前日比+120人)

新規感染者数
274人(前日比+24人)

となっています。
東京都だけで連日100人を超える感染者数を出しています。かつて厚生労働省専門家会議は人との接触を8割避けることによって感染者100人を割り込むことを第1目標として、政府も政策として自粛を要請、一時は1日当たりの感染者は国内で30人を割り込むまでになったのですが、自粛を解除した6月19日から、感染者が発症するとされる約2週間で感染者は激増しました。

そして7時2日のYahooアンケートでは政府は再度緊急事態宣言を出すべきという結果が83.1パーセント(24万人強/29万人)となっていますが、政府は緊急事態宣言を出すのか出さないのか?

という事が一番気になるところで、僕はこの結論を日本は早急に緊急事態宣言を出すべきだと思っています。

PCR検査の数を増やしたから感染者が増加しただけだという説は統計的に否定されています。
193A85DD-7218-4660-ACBD-A4DBB1FFE157

(厚生労働省資料)

そもそも厚生労働省専門家会議は「8割おじさん」西浦教授(北大→京大)に対しマスコミが政治経済の事までインタビューを行い、それに対して西浦教授が答えなければならないという場面に相対させ、経済的困窮のその責任を専門家会議の解散という形で取らせるという無謀なものでした。

結局経済的圧力に負けて緊急事態宣言を撤回したわけですが、自粛解除による、今後予想される感染者の爆発的増加は政府、厚生労働省も十分に予測していたはずです。何も対策をしなかった場合の基本再生産者数R0、都市のロックダウン等を行った実効再生産数Rtが1を超えれば感染は拡大の一途を辿ります。

厚生労働省専門家会議でイギリスの試算 を示していたことがあったのですが人との接触を7割5分減らすことができなければ学校はほぼ休校、接触分断措置をとらざるを得ないだろうときうものでした。

⑵ 世界各国の状況

感染者累計1,150万人
1日当たり感染者21万人
累計死者数53万人
うちアメリカ13万人弱

ということで、猛威を振るっていることに間違いはなく、スウェーデンの集団免疫獲得策も失敗、多くの死者を出しています。スウェーデンの死者数は5,000人以上、人口1023万人から考えるととてつもなく多くの命が奪われたことになります。

⑶ COVID-19が人々に与える深刻なメンタルヘルス上の問題

COVID-19は呼吸器のみの疾患ととらえられがちですが、実際のところ、ウイルスは脳内で増殖するという説もあり、脳幹への影響から認知機能の低下、また心臓への深刻な影響からの死亡も考えられます。後遺さふか症の存在も人々の心理に大きなダメージを与えるでしょう。
せて
COVID-19が人々のメンタルヘルスに与える深刻な影響について、アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)は警を鳴らしています。

Pandemics can be stressful(パンデミックはストレスフルになりうる)記事 では、確かにソーシャルディスタンスを取ることは感染の危険性を減らすものの、孤立感を深めることを指摘しています。
距離を置かなければならないことは社会的孤立の原因になるのです。

ストレスは睡眠を阻害、この疾患がメンタルヘルスに与える深刻な影響の対象者は子ども、ティーンエージャー、また、家族を介護している人々も含まれます。

医療従事者、救急隊員、食品管理者も強いストレスに晒されると指摘があります。

ベースラインとなる基礎疾患には精神疾患も含まれます。メンタルヘルス上の問題を抱えやすくなるでしょう。元々孤立している人、マイノリティやホームレスもダメージを受けるでしょう。

⑷ 結語

緊急事態解除となったことで人々の緊張は緩みましたがそれによって感染の危険は飛躍的に拡大することになりました。このまま放置すれば指数関数的に感染は拡大します。

指数関数的、と言うと
x=2
と倍になるのではなくて
x=2×2×2×2×…
と感染症の流行はあっという間に広がるということです。ワクチン、治療法確立、ゆるやかな免疫獲得が不可能になれば日本もパンデミックになり、なおさら経済活動が打撃を受ける可能性があります。そうすると結局感染に恐れおののき、人々が長期的に精神的な打撃を受けるのは必至であり、そのためには再度緊急事態宣言発令が望ましいと思えるのです。