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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
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無事に一日を終える
ただただその幸せに感謝して ꕥ⋆゚


◯ 公認心理師・臨床心理士不合格者の行方

以前からずっと気になっていたこと、心理職資格の連続落ち、例えば臨床心理士なら8回ぐらい落ちた人の話を聞いたことがあります。

新卒者にとってはきっと臨床心理士も公認心理師資格も、ある意味命がけで一般就職を捨てて潰しのきかない臨床心理系大学院に進学するわけです。

学費、一人暮らしなら生活費にかかるコストは相当なもので、それで不合格だったらどうなるの?

ということを数人の心理職の人に聞いてみました。幸せになれてるの?不幸なの?受験を諦めた人はどんな進路なの?と思ったからです。対象者は20代から30代、みな公認心理師&臨床心理士で、それぞれ同級生のことについて聞いてみました。

Aさん20代後半(旧帝大卒業後同じ旧帝大院に進学):うちは20人ちょっと欠けるぐらいの院で、臨床心理士は3人ぐらい落ちた。落ちた人は公認心理師も受験しなかったんじゃないかなあ。

1人は全然勉強してなかった、って言うかそもそも記念受験で、臨床やる気なかったから博士に進んで教育学で科研費(審査の結果有意義と認められた研究について文部科学省が大盤振る舞いして出してくれる研究費用)もらってた。研究者になったと思う。

あとは元々どっちか迷って臨床と基礎心理で間違って臨床来た人は基礎心理の院に進み直した。もう一人はなんかよくわかんないけど言語学の院に進んだ。

僕:みんなお金持ちだねえ。

Aさん:あのね、学費はそんなにかからない国立だけど旧帝大でしょ?旧帝に入るには小さいころから猛勉強させられるの。その資金を工面する親も稼げる仕事やってるのよ。ね、聞いて、私4人きょうだいなんだけどね、親も含めてみんな私と同じ大学なの。親は銀行員でお兄ちゃんは准教授で次男が商社で弟は医学部でね、私実家に帰ると怒られるのよう、でね、

僕:あ、忙しいからまたね

Bさん30代前半:旧帝大ではないものの国立名門大学院卒:臨床心理学専攻修士課程では約15人前後の専攻者の中でそのまま心理職になったのは6人ほど、博士課程進学者4人、一般就職3人.公務員事務職(心理ではない)2名と聞いたことがある。

僕:博士進学者は再受験したかもだけど公務員事務員職とか一般就職とかその後どうなの?

Bさん:んー、心理よりお給料高いから風の噂で聞くと結婚して子どもできてダブルインカムで幸せみたいよ?

Cさん(私大、学部偏差値は50ぐらい。30歳ぐらい):院はだいたい約20人だったと記憶、合格者はざっくり5割、だいたい2回目受験で3割、またそこから進路変更した人いた。3回目以降は複数回受けての合格1割。合格をあきらめた。1割、ぐらいかな?やっぱり別進路に進んだ。

僕:そういう諦めた人なんかはどうなの?

Cさん:元々社会人入学した人もいたからまた社会に戻った。あと臨床はさっぱりだけど統計得意な人はメー子(メーカー子会社)のSEになったりそこそこいいところに就職したよ。

僕:ふうん

※ まだほかの人にも聞いてみたのですが、状態がわからんと言われたり、取材ができませんでした。今回公認心理師Gルートでは他職種、教員や福祉職からの参戦者も多いと思いますが命がけで試験に臨むまでの必要性はないでしょう。

心理資格=医学部不合格者、=タダの人以下、のように不幸な道を辿るのかと思ったらそうでもないようで、むしろ薄給身分不安定の心理職よりも成功した道筋を辿っている人もいるようです。

僕が直接聞いた中でも何人かいるのですが、臨床心理学のように精神疾患や悩みを抱えている人たちを対象にするより、もっと健全な人たちへのかかわりをする仕事がしたい、と言ってキャリアコンサルタントとして事務所を持ち、個人事業主として成功している人もいます。

「どうしているんだろう?」と思い、いろいろ聞いてみたのですが、結構みなさん幸せな生活をしています。どうしても心理の勉強に興味が続かない人は進路転換するのもいいのではないかと思いました。やりたい人がやっている、心理という仕事を自信を持って勧めにくいぐらい低い待遇ということにむしろ儚さを感じてしまうのです。