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◯ 臨床心理士は公認心理師の上位資格にはならない
さまざまな民間サイトで「これからの臨床心理士資格は公認心理師資格の上位資格になる」ということが書いてあります。そこで、
1.日本臨床心理士会に対して
2.日本臨床心理士資格認定協会について電話でそういった構想があるのかどうかということについて質問をしてみました。
まず
⑴ 日本臨床心理士会に質問です。
1.公認心理師の上位資格は臨床心理士なの?という疑問なのですが、こういう説を各所で読んだことがあります。
実際臨床心理士会ではそうなのですか?そうという質問をしてみました。
事務局:そういう公式見解は出していません、としか言えません。
ということでした。
あとはもろもろの公認心理師協会上位団体構想について何か情報があるかどうかについては「あくまで別団体なので」と答えはもらえませんでした。(想定の範囲内なので別にこれはこれでいいと思います。)
さて、
⑵ 日本臨床心理士資格認定協会にも同じ質問「臨床心理士資格は公認心理師資格の上位資格になりますか?」をしてみましたが「全く別の資格です。」という回答が得られました。
ついでに疑問点「もし次回更新者がコロナの影響で全くポイントを取っていなかった場合でも更新は大丈夫なんですか?」と聞いたところ「はい大丈夫です。」とのことでした。
これはぬるいと思ったのですが、今回更新者に限るのか、次回更新者でも大丈夫なのか聞くのを忘れました。
これまで産休育休でもポイントを取れなかった人でもポイントが足りなくても資格更新はできたそうです。
さて以下ここからは僕の推測です。
臨床心理士は公認心理師の上位資格として認められることは今後ともないだろうと思います。
上位資格にするとしたら臨床心理士の試験レベルを上げなければなりません。難易度だけでなく学歴要件を上げて博士号取得者ぐらいにしないとならないかもしれません。資格認定協会が試験レベルを上げて臨床心理士の合格者を絞ったら受験者、合格者、もちろん更新者もだだ減りなので資格認定協会が大幅減収減益になります。
さて、日本公認心理士協会&日本臨床心理士会がどう考えているのかというと(「公認心理師上位資格構想ほか政治的な事柄は両者2団体が共同で考えているものと思います。ちなみに両協会とも同じビルに入っています。)
結局心理団体と医師団体の関係はこの取材では明らかになりませんでした。しかしながら臨床心理士資格認定協会は臨床心理士試験機関で公認心理師とは全く別資格、両資格の相互補完性はない、ということはわかりました。
とはいえこれから資格を取る人は両方の資格を取得するメリットをよく考えてみてもいいと思います。
これからの就職情勢はまだ過渡期なので両方の資格取得者が少なくともあと3年ほどは優遇されることが考えられるからです。
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