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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
おつかれTwitter

誰かの為 だけじゃなく
自分の為 も大切だよね ꕥ⋆゚

◯ 現役教員公認心理師Aさん

ブログの読者で現場経験豊富な女性現役教員で公認心理師の方から昨日の記事に関連してメッセージをいただいたので、ご本人の許可を得て記事にしています。

まずAさんのメッセージ兼自己紹介ですが、

Aさん:教員で公認心理師のことを知っているのは少数…だと思います。

私は公立小学校の特別支援学級担任とコーディネーターをしています。(通常学級、中学校も経験あり)

(僕:現職教員の方からの本音のご意見もぜひお聞きしたいと考えています。いかがでしょうか?)

私のわかる範囲というか、お答えできることであれば、もちろん構いません!(パワフル)

この資格を目指そうと思った理由はいくつかありますが、

その1つ目としては、
今までの自分の実践(指導、支援、教育活動含め)に何かしらの裏付けがほしかった。(自信?確信?説得力?)

2つ目は研修する機会を増やしたかったということ。

3つ目は、退職後に再就職(発達支援とかでしょうか)する際に、役に立つかも…ということ。
心理の国家資格が議論されていた頃から動向には注目していたので…。
教員免許の他には臨床発達心理士を10数年前にとりました。
臨床心理士も…と考えてはいましたが、大学院の2年はいろいろと難しいと思い、踏み出せないでいました。

心理の勉強は、それなりに難しかったと思います。ですが、大学の講義にあった心理学、採用試験で勉強したことなども役に立った…というか、実践とつながってなるほど!ということもありました。もちろん分野によっては、なかなか覚えられない部分もありました。

資格を目指した理由として、仕事に生かせることも多いかな…と考えたことも理由の一つです。

※(以下僕が昨日の記事で教員免許を持っているのは教員なのか?と思い込んでいたことについても触れてくださいました。)

ブログに記載があった教員免許のことですが、免許だけ取って学校、幼稚園で働いていない方も多いと思われます。児童デイの担当者、学童指導員、支援センターの職員などの募集要項に教員免許も可のものが多いようにも思えます。(住んでいる地域にもよるかと)
大学では教員免許は講義を取って実習に行けばとれちゃいますからね。とりあえずとっておこう!という方も多いのでは?これは実感です。

(僕:勉強方法はどうしました?)

第1回目の試験を受けました。本格的に始めたのは3月ころ。半年前からで、まずは独学で。

ブループリントが出たので、その項目に沿って用語をまとめていきました。(手書きでは疲れてしまうのと、図などをかくのが大変だったので、すぐにパソコンに変更)

少し経ってから、発達心理士仲間から、試験に向けての勉強会を開こうと誘われ、5人で集まりましま。出題割合の多い分野から取り組みました。分担して、まとめたり、予想問題を持ちより、みんなで解答&解説。モチベーションアップのため、いろいろ話したりと。

ただ用語の説明だけでなく、その説明でわからない言葉が出てきたり、疑問点があればそこからまた調べたりと。
あと模試を二回受けました。
辰巳の一問一答でしたか?あの本を繰り返し解きました。購入者特典?だかのブループリントの穴埋め的な問題も何度もしました。
臨床心理士用の一問一答も。
現任者講習会テキストの読み込みと、章の後ろにあるざっくりとしたまとめを何度もまとめ直し。
学研の必携テキストやら何やらとたくさん買ってしまいました。
私にとって、精神疾患について、なじみのない部分が多かったので、まとめてみた精神科という本を活用しました。
心理学検定の本も買いましたがしませんでした。
通勤の際に講義動画(【ソ教連】社会福祉士や精神福祉士受験講座)を聞いていました。

(僕:ソ教連?)
Aさん:ソ教連は全国的?のように思います。団体名は変わっているかもしれません。社会福祉士や精神保健福祉士などの試験対策をしているところのようで、無料で視聴できました。テキストを買うならお金が必要です。

(注:http://www.jaswe.jp/webkouza/

一般教員で退職後にスクールカウンセラーをやりたい!というのは聞いたことがありません。
残念ながら、私の市のスクールソーシャルワーカーは退職校長が片手間でやっています…。
社会福祉士などの資格のある方で、とっても素晴らしい方も他市町村にはいますが…。地域差がありますね。

(僕:これからの豊富、資格取得してよかったことがあれば教えてください。)

Aさん:資格取得してよかったことは、やはり今まで自分がやってきたことに自信が持てるようになったこと。支援指導には経験だけではなく、理論的な裏付けがあることを今更ながら実感したこと。
一つの視点で物事を考えるのではなく、様々な要因を考慮しなければいけないこと。
やはり学校だけでは解決できないことも多いので、様々な機関との連携が日常的に必要なこと。
日々研鑽が必要なことでしょうか。
公認心理師です!と名乗って仕事はしていませんが、そうなった時に胸をはって言える時が来る…といいかなぁと思っています。
心理師の資格を取った知り合いの教員も同じようなことを言っていました。
試験勉強は同じ受験生同士でオンラインで情報交換をしたことも役立ちました。

公認心理師試験を受ける(受けた)教員は、特別支援関係、養護教諭が多いのではないかと思います。

私もブログを読んでいろいろと考えることがあります。どのジャンルのブログでも、書かれていることイコール正しいとか、良い悪いとかではなく、自分なりにそのことについて考えを持つ、考えてみることにつながるだと思います。ブログ読者としては、考える良いきっかけをもらった!ぐらいに思うのが大切かなぁと。
これからも楽しみにしています。ありがとうございました。
(以上)

※ Gルート受験者、現任者で特に教員の方は心理専任職からは批判的な目で見られがちですが、僕の知っているGルート合格者の方はかなりの時間と労力をかけ、また情報をうまく活用していました。

Aさんのように自己研鑽、自己啓発のための勉強を行い、資格取得したことは尊いと思います。今ご自身が行っている職務にその勉強がダイレクトに生きていることは素晴らしいと思います。

僕がスクールカウンセラーとして働いていた際、特別支援担当者、養護教諭はいつも味方をしてくれていた頼もしい存在でした。

Aさんのような人が働く教育現場ならばぜひ学生さんが実習に行って欲しいなあとその真摯な態度から感じました。