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photo&lyric by 𝚜 𝚘 𝚛 𝚊 ໒꒱⋆゚ (@Skyblue_sky_)
生きる上でストレスという負荷を避けて通ることは難しいよね。過度なものは心を患ってしまうけれど、かと言って全くそれがないと、のれんを腕押しするかの如く味気の無いものになってしまう気がする。ほどよい摩擦があることで歯車は噛み合い前へ進むのかも。でもやっぱり…ストレスフリーがいいよね。


◯ 各分野で働く公認心理師・臨床心理士のキャリア形成

1.序
「またかい」と思われるかもしれませんが、メディカ出版の公認心理師向けのインターネットサイト「こころJOB」さんのエア取材記事です。ちなみになぜ僕がメディカ出版のこころJOBさんのコンテンツばかり取り上げているかというと、中の人が公認心理師制度の発展にとても理解があり、電話をするといろいろと親切に教えてくれるからです。それだけではなくて、コンテンツが他サイトとより充実しているのがわかるからです。

僕は電凸ブロガーとして(迷惑にならない程度に(と自分では思っている))取材を試みているのですが、こういった理解ある熱心な担当者と話ができるのは楽しいです。こういったオアシスのような人がいなければ気の弱いウサギハートの僕は恐怖に打ち震えて死んでしまうかもしれません。

さて、実際のところ、公認心理師がどこでどんな働き方をしているのか同サイトを見て僕なりの感想を述べてみます。

2各領域における心理職の活躍

⑴医療領域
この領域においてはやはりCOVID-19へのメンタルヘルス対策が重要になってきています。この感染症の受入れ病院でもある総合病院では、ストレスが高まっている患者さんも多く、相談件数は増えているとのことです。感染症対策で家族と会えない、COVID-19が怖くて病室からも出られない患者さんに対して作業療法のようなことをして安心感を与えるという試みをしている心理士(師)の方(あいいろこっこさん)もいます。

⑵ 産業領域
産業領域ではダイハツ工業の春藤行敏さんがインタビューに答えています。保健センターで働く春藤さんは60人の医療スタッフの一員として働いています。

彼は保健センターの一員としてまずCOVID-19のことを知り、そのためのメンタルヘルス施策を担当しています。あくまで「組織の一員」としてメンタルヘルスにかかわっているわけで、COVID-19に関する基礎知識がないと対応できない、という観点から、疾患への理解を経てその後にメンタルヘルスを考えていくという、大変効果的なカウンセリング体制を構築しています。

⑶ 教育領域
教育では学生相談所に勤める管藤美穂さんが学生たちの不安について書いています。授業が始まらない、またオンライン授業で行っている。不安な学生の相談へのニーズは大きい、そこで電話、メール、オンラインでこの事態に対処しています。

スクールカウンセラーとしては神井知子さんがやはりCOVID-19という特殊状況下で生徒のプライバシーに配慮しながら、自粛で閉塞感を味わっている生徒のために守秘義務に関して注意をしながら仕事をしている様子を記述していました。

福祉領域で働く永山唯さんは福祉施設で働く人々、介護職のストレス低減にかかわり、介護職の人々が生きがいを持って働けるような工夫をしています。

この連載は心理職の働き方を考える上でとても大切な何かをいつも伝えてくれています。

司法領域を含めて心理職はさまざまなところで働いています。

こころJOBは心理職としての働き方は何か、そしてどのようにキャリア形成し、そしてキャリアアップしていくにはどのように仕事を探していくのかを紹介しています。

これから公認心理師試験を受験する上で役立つ情報、公認心理師クイズもありますが、いつも僕が感心しているのは求人情報の多彩さです。

随時非公開求人を含め、心理職としては条件がいい求人があり、「こんな求人があります。あとは勝手に応募してね。」という求人形態ではなく、きちんと応募者のニーズを聞き、面接に通るためのキャリア形成を支援していく、面接、履歴書作成の支援を行うというのは優れたシステムだなあと思います。

心理職としての働き方、仕事の探し方を考えてみるヒントになります。こういったサイトに登録しておくと声がかかかることもあるでしょう。積極的にさまざまな資源を使って公認心理師の活躍の場を広げることは公認心理師全体の地位を向上させるためにも必要だと思うのです。