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◯ 2020.6.21(日)公認心理師試験延期決定について詳細と私的見解

1.概論

今回の公認心理師試験延期は妥当な決定だったと思います。これだけ広域移動自粛を政府主導で行っていて、しかも三密を避けるべきという厚生労働省専門家会議での見解を無視して試験実施をすることは無謀といっても言い過ぎではなかったと思います。

そしてなぜこんなに発表が遅れたのか?これは新型コロナCOVID-19の流行そのものが関連しているのですが、あまりにもCOVID-19対応に忙し過ぎて公認心理師試験のような些末なことは忘れ去られていたのかもしれません。そして日本心理研修センターはかなり縮小して運営されているとのことです。

今回の決定はあくまで「延期」です。年内に試験を行うことを原則としていますが、絶対に「中止」しないとも限らないということでした。

2.今回の試験に関する全般的配慮(日本心理研修センターQ&Aまとめ)

配慮としては、受験日程が合わない受験者に関しては受験しない場合には返金する。

もし試験が中止になったのならば代替措置を行うかどうかについては現時点では不明です。

3.特別な配慮はあるか

今回試験期日が伸びたことにより、受験申込みが長くなったということはなく、4月8日消印有効分についてのみ有効、それから期限は伸びない、受験資格審査は一時停止、ただし、書類に不備があったという指摘事項についての書類提出期限は延長したということです。

個別に書類に不備があった場合には連絡するということですが、審査は行わないということです。このあたりの記述はわかりにくいので疑問点があれば日本心理研修センターに問い合わせた方がいいと思いましたが、受験資格があるかどうかの個別の質問には答えられないとのことです。また、6月21日ならば受験可能だったのが新日程で受験が出来なかった場合の救済措置はないということです。希望試験地の変更はできません。

4.私的見解

⑴ 遅い
これに尽きます。厚生労働省所轄の試験なので、厚生労働省内で違うセクションだということはわかりますが、日本心理研修センターも縮小体制を取らなければならないほどの体制であればそれは緊急対応をしていたということです。職員がそんな状態で受験者には何の決定もしないままというのはいかがなものか?もっと早く発表ができたのではないかと思います。

⑵ 中止となった場合の代替措置が不明
できる限り今年中に試験を実施したいという事ですが、万が一試験が中止となった場合には例えば現任者Gルートについてもう一度チャンスを与えようかとそういう記述はありません。Gルートは現役臨床心理士もいます。リチャレンジャーも多いこの試験は一回受験チャンスが減るとそれだけ受験できる人が減ります。

⑶ 配慮の内容がわかりにくい
このQ&Aの内容を読んで受験資格審査についてか簡単にわかった人はいるでしょうか?僕にはわかりませんでした。大切なところで、受験資格の有無について答えられないということだと私設開業領域、産業領域での審査待ちの人は不安になるのではないかと思います。

⑷ 配慮が足りない
時間が経てば希望受験地から離れて転勤などをする人も多いでしょう。そして今回の試験期日変更については各受験者に個別通知されているのでしょうか?しないと思います。何かあれば日本心理研修センターのホームページを見てくださいというのが日本心理研修センターの従来の姿勢ですが、ホームページには今も変更前の試験日程が記載されています。

個人ブログですら簡単に書き換えられる、削除できるものをそのまま掲載しておくのはどうか?と思います。

延期か中止かわからないということでなく、きちんと救済措置も示して欲しかったです。もし延期がかなり伸びたら来年受験と今年受験を同時にするという方針も一つの案だと思います。

⑷ 試験レベルは変わらないという予測

延期になったから試験レベルを難しくする、ということはないと思います。それは国家試験の持つ平等性からそう思います。必要な知識を身につけることを受験生の方々は引き続き考えておけばいいのではないでしょうか。

以上(本記事記述2020.4.14)

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