
◯ 公認心理師で収入up!ステップup!を目指す
地に棹させば非常勤、働き口はなかなかない。バイトは時給1000円ファミレス程度。
とかく心理は生き辛い。
で、お金がかかる私立大学院卒後、さらに勉強か必要で研究会に出るのですが特に勉強に費やすお金が高額です。
お医者様と一緒だと研修会上限価格設定が1回◯万円、書籍代年間数十万以上、というのが僕の場合で、家庭持ちにとってはなんとヤクザで道楽者の仕事でしょう。
ただ、生き方によっては心理職は公認心理師資格を手にステップアップかつ収入アップ可能かもしれません。
そこで以下、本人から了解を取らず、何のインフォームドコンセントもないまま、改変して(唯一の倫理的配慮)ステップアップ事例を紹介してみます。
事例1
A君:私立名門大(GMARCKKDRクラス)卒後x県駅弁院卒、新卒で△市教育相談所非常勤月収20万、途中からスクールカウンセラー週1、年間税込収入350万円を33歳まで。
結婚を意識した交際相手ができたので、彼女の了解を得て全国都道府県市町村の常勤地方公務員試験を受験しまくり運良くy市、心理職初採用の自治体に3倍の倍率を突破して合格。
経験値加算含め手取り20万円+ボーナス支給。年収だいたい手取り300万円。一見ランクダウンに見えても健康保険、国保支払いはしなくて済み、健康診断も家族を含めてタダで受けられ住宅手当もつき、福利厚生抜群。
彼女と2人で働けば十分暮らせる物価、小額ながら年々昇給、長く働けば係長、課長補佐待遇も見込めます。
公務員は25年以上働くと退職金がかなりアップします。
地縁のないところでも全国どこでも常勤求めて行くぞという彼の一念が実りました。
事例2
スクールカウンセラーフニーター女子Bさん
Bさんは都市部でスクールカウンセラーをしていましたが、毎年採用試験があり、そこをくぐり抜けないと次年度の採用が保証されていません。
都会なので週1枠、隣県もそこそこベッドタウンなので週1枠、その他の時間はスーパーでマネキンのバイトをしたりとなかなか経済的に困難な生活をしていました。
そこで彼女は一念発起、日本地図を眺め、そして友人たちから情報収集をしたあげくに割と田舎だけれども隣県も心理資格者が少ない場所を選び取りました。
そこで彼女は2つの県を受験、ここは毎年採用試験はなく、ほぼ永続的に非常勤採用をしてくれます。週2枠、週3枠も可能です。
ただし、Bさんは車の運転ができません。
そこでまず今の住居でなけなしの貯金をはたいて免許を取得しました。
あとは引っ越したら安い中古の軽自動車を買って通勤すればいいのです。
その後、のんびりとした雰囲気の学校を週4日働いています。週1日は地元のクリニックでアルバイト、クリニック勤務ということで精神医学の知識ありということで働いている学校でも信頼を得ています。
ここの地域は農業地帯で物価も家賃も安く、Bさんは気楽にのびのびと生活しています。
事例3(失敗例?)
Cさんも非常勤かけもちで働いていました。あちこちの医療関係人材派遣エージェントに登録していたところ、とある大企業からオファーがあり、人事部付の心理カウンセラーとして4月から契約社員として採用されました。
手取り25万円で20代としてはなかなかいい待遇です。
面接時には契約社員3カ月後には正社員登用と言われていました。
その企業では昨年度に長時間労働が原因と思われる、自ら命を絶った社員で2人いて大々的なニュースになったことから、今後メンタルヘルスに力を入れていきたいとなかなか前向きな人事部長の話。
Cさんはやる気になってカウンセリング、北海道から九州まで支店を回り、メンタルヘルス状態がどうなのか全従業員から話を聞き、レポートにまとめて提出、それなりに忙しい日々を過ごしました。
採用から2カ月経ったある日、人事部長に呼ばれ、「うちのメンタルヘルス部門はは健康管理室が一括してやることになったから人事で公認心理師の正式採用はできないんだよね」
とのことで、解雇2週間前の通告、給与を1カ月前払いしてもらいました。法的には何の問題もありませんが、6月という中途半端な時期でどこも心理職の採用はしていません。
その後ニュースで報道されたのは、同社は公認心理師を採用してメンタルヘルス対策に熱心に取り組んでいるという内容でした。
おかげで労働基準監督署の監査も無事に終わったということです。
Cさんはそのために短期間採用されたということに気付きました。
途方に暮れたCさんは残り10カ月ぐらい保険会社テレアポ営業のアルバイトをしました。
固定給時給1300円に歩合性で営業成績を上げて月手取り30万円。物柔らかな言い方で、頭のいいCさんは保険商品の仕組みやメリットを丁寧に説明できたのです。
そしてただのアルバイトからスーパーヴァイザーに昇格して手取り40万円、このまま営業の仕事をしてもいいかなと思っている反面、4月採用の心理職の試験を受けるために履歴書を送りまくっています。
履歴書だけでなく、先日紹介したようにこころJOBやエージェントを使うと紹介でいいところに就職できますのでやってみましょう。
心理職は営業センスがある人も多い、というのが僕の印象です。
実は僕も営業経験ないにもかかわらず企業で「心理学を応用した『売れる営業マンになるため』に」という内容の講演を担当したことがあります。
なんとかなるものです。
(おまけ)
同僚臨床検査技師Tさん:ひなたさん最近痩せたんじゃない?
僕:1カ月で5キロほど。
Tさん:どうしたの?
僕:うーん、最愛の妻が行方不明になって連絡取れなくなったり、そしたら狙いすましたように次から次へと仕事が舞い込んで来て、ほら、うちの職場きっついじゃないですか。
だから休職したEさんの代わりにレセプト業務もやってて。夜遅くならないと帰れないし。メンタルダメージダイエット、MDDですね。Tさんも体重気にしてたじゃないですか?やってみます?
Tさん:うーん、俺は謹んでお断りしておくよ。ひなたさんSSODだねえ。
僕:それナニ?
Tさん:さぞ(S)それは(S)お辛い(O)でしょう(D)
(おしまい)
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