◯ 公認心理師不合格だったけどちょっとリッチなE先生

前回記事の続きです。

E先生:ひなた君今年もよろしくね。

僕:ふぁい、先生公認心理師の勉強は、はかどってます?

E先生:仕事すっごく忙しくて。

僕:そうだよね。

E先生:ほら、常勤で保健師兼産業カウンセラー兼衛生管理者やってるといっぱいやることあるのよー

僕:え、先生衛生管理者まで持ってたの?第1種?第2種?

E先生:1種。

僕:すごいなあ、看護師に保健師に衛生管理者だとすっごく重宝されるでしょ。

E先生:そそ、定年ないしね。

僕:試験難しくなかった?

E先生:ほら、人体とか医学はバッチリじゃない。

それで法律さえ勉強すれば受かるわよ。

僕:産業医だって結構落ちますよ。

E先生:公認心理師の方がずっと難しい。焦るわあ。

ほかにもコンサルタントやってる企業とか掛け持ちしてるし。

僕:すごいなあ。

公認心理師取らなくても結構稼げてるでしょ?

E先生:もし取れたら信用が全然違うのよ。

会社からも取れって言われてるからさ。

僕:でもぶっちゃけお給料は今でもお高いんでしょう?

E先生:総合病院で3交代看護師やってたころより今の方が稼げてるかな。

僕:年収いくら?

E先生:そこそこ。

僕:数字でおいくら万円?

(しつこい)

E先生:うーん、税込800ぐらい

僕:通常の臨床心理士や公認心理師よりも儲かってますよ。

E先生:公認心理師受験はね、お金だけじゃなくて自分のため。ま、なんとか時間作って今度こそ受かる。

識者として事前に問題漏洩させてちょうだいね。

僕:あの、僕確かにエラい先生とお話しさせてもらうこともありますけど、僕、ちゃらんぽらんだし、信用ないっつーかどう考えても無理ゲー。

問題予測は当たったこともあるけど情報はない、どうしてもムリ、というか僕何の識者でもないよ。

※ 結構親しげに話していますけど、このE先生と僕とは知り合ったのは今年の4月です。

僕はどんどんクライエントさんを優秀なE先生に紹介しているので、彼女は実は他の職場でも多忙なのにさらに僕に労働させられていて、かわいそうで気の毒に思います。

なお、産業場面の保健師、メンタルヘルス担当者兼衛生管理者は重宝されて60過ぎてもフリーや常勤雇用で働いている人も多いです。

E先生は僕のところにはアルバイトで来ていますが主勤務先があります。

その主勤務先はゆるい、というか保健師や衛生管理者は人手不足なのでE先生を正規雇用形態で雇っていて外部でアルバイトをしても構わないというルールになっています。

産業医も週3回出勤、時短勤務で年収1500万円ぐらいで、企業だけでなく官公庁でも同等の扱いをしている場合もありますが、衛生管理者1種があるとさらに賃金が上がります。

なお国家資格1種衛生管理者は2種よりも取り扱う業務が幅広いので有り難がられます。

50人以上従業員がいる事業所には衛生管理者必置です。

第1種衛生管理者は合格率50パーセントを切ります。

問題を見ると僕には難し過ぎてよくわからないので相当難関なのは間違いありません。

E先生は謙遜していましたが、衛生管理者を一発合格したかなりの才媛で、話していても頭が切れるのかよくわかる人です。

そのE先生が第2回試験初チャレンジ惜敗したというのは、公認心理師試験の内容は、心理専修者でなければかなり努力して学習をしなければならないということを示しているのだと思います。

産業領域で働く人が公認心理師を取って別資格とコラボさせればある意味無敵かもしれないと思えるのです。

多忙なE先生ですが、従業員の健康管理のために是非次回は健闘してほしいと祈っています。

E先生が試験勉強を通じて深い心理の知識を得れば、より優れた臨床家になるだろうなあと思います。

そして彼女のような優秀な方のセンスになお磨きがかかり、多くの知識を獲得したら、僕のようなデモシカ心理職はもっとどんどんクライエントさんをE先生にお願いしたいと考えているのです。

Gルート現任者制度は経過措置としてでなく、なんらかの方法でメンタルヘルス業務を行っている人に対して、資格制限を現状より厳しくしても残しておいてもいいかと彼女を見ていて思いました。

さて、いつも言い続けている持論です。

公認心理師にわけのわからない上位資格を作ることについて僕は絶対反対です。

それよりもE先生が保健師、衛生管理者としてパワフルに働いているように、持っている資格、そしてこれから取りたい資格に公認心理師をプラスして考える方がはるかに生産的です。

所持資格について僕は明らかにしていませんでしたが、実は英検4級や書道8級などなどの有力資格を所持しています。

公認心理師の方々は他資格取得を前向きに考え、メンタルヘルスand Xを生かして活躍してすることもできます。

あるいは公認ピン理師で心理職専門としての矜持を胸に、純粋に個人療法に専念する、どちらも正しいあり方なのではないかと思います。D3883FCB-10F6-45BC-8F3A-BD0B79913039