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◯ 日本心理臨床学会第39回大会

心理臨床学会がパシフィコ横浜で2020年8月27日(木)〜30(日)に開催されます。

それについて会員への案内が手元に届き、学会ホームページにも詳細案内が掲載されました。

正会員26,877人を誇る心理関係では最も大きな学会で、年2回開催されていた時期もあったのですが、あまりにも大規模大人数が参加するので現在受入れ可能なのは横浜パシフィコと神戸ポートピアになっています。(第40回も横浜パシフィコ開催)

昨年の一般公開プログラムを見るとわかるのですが、学会テーマは身体性が中心になっています。

今年僕が気になるのはこれまで非会員だった新公認心理師がどの程度新会員となって学会に参加するだろうということです。

例年7,500人から8,000人の参加者なのですが、公認心理師ホルダーの方々がどれだけこの学会に加入して参加するのかは気になるところです。

臨床心理士は学会参加すると更新のためのポイントになるのですが、公認心理師のみの資格ホルダーはそういった縛りはありません。

ただ、心理臨床学会は公認心理師制度の後押しを従前からしています。

そして今回公認心理師となった方々の中で例えば短大や専門学校卒でも心理実務8年以上、それから実務経験が心理臨床学会が定めるものと異なっていた場合(産業関連などは判定が難しいかもしれません)、果たして入会が認められるのだろうか?

という疑問もあります。

せっかく心理業務に長けた実務家も多く合格している公認心理師試験です。

また、公認心理師試験そのものも研究法や統計も多く出題されていて、科学者―実践者モデル (scientist-practitioner model)の視点が重視されているように思われます。

優れた臨床家は優れた研究者にもなり得るという考え方です。

この機会に多くの新公認心理師の方々が研究活動に参加して欲しいなあと思うのです。