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◯ 国家資格公認心理師と国家資格ヒーリング

ヒーリングというとプロの心理職の人は「それは何?ヒーラーは怪しそう、えせカウンセラーなのか?」

と思う方もいるかもしれません。

ヒーリング、レイキ、ホメオパシーと代替医療とされていて医学に基づくエビデンスには欠けるものの、実際にはアメリカでは州によって、また諸外国でも医療保険適用となることもあります。

実際ヒーラーが国家資格や公的資格となっている国や州もあり、ヒーリングに倫理が定められていて、ヒーリング禁忌となっている疾患、向いている場合と厳しく峻別もしています。

心理職がカウンセリングをしていると「いや、メンタルの部分は◯◯先生(無資格者)にいつも相談していますから」というクライエントさんに会ったことがあるかもしれません。

「そんなエビデンスで証明されていないものを信じているよりきちんと自分のカウンセリングを受けて欲しいなあ」と思う人はいるかもしれませんが
僕はそうは思いません。

その人が騙されているのでなければ、心から信じている対象を否定する権利は誰にもないと思っています。

ホメオパシーはボツリヌス菌や蛇などの猛毒を100万分の1に薄めて砂糖玉に加工した「レメディ」に治療効果があるとしてアメリカの保健師さんに一時爆発的に広がりました。

ホメオパシーに傾倒するあまり必要な医療を受けさせなかったということでが問題になり、諸外国では保険適用にもならず副作用事象補償賠償対象外とされています。

実際のところ、ただの砂糖玉なので効き目はないという考え方は科学的です。

しかし科学実践のみでなく、精神科治療と並行しながら自費治療の一環としてレメディを推奨、腕のいいヒーラーに患者さんを紹介する精神科医もいます。

エビデンスに基づく治療のみでなく、公認心理師試験や公認心理師養成課程、シラバスにも例えば精神分析は必須科目となっています。

エビデンスは薄いけれどもひごろ心理職が効果を実感しているのは各種イメージワークや箱庭、描画、最近ではブレインジムやブレインスポッティング等でしょうか。

しかし次々にこれらの効果にもエビデンスは認められつつあります。

公認心理師の会の認知行動療法家、丹野氏はサルコフスキ、バーチウッドの翻訳書を出しています。

苦しい幻聴が聞こえる患者さんについて「神が試そうとしているのだからこの試練に打ち勝てば神の試練を乗り越えられる」と幻聴を積極的な意味合いに変換して軽快した治療例が掲載されています。

ここで使われている大切な信念変容のためのキーワードは「神」「信念」でそれは非科学的なものかもしれませんが、決してそれをカウンセラーが否定することはできないものです。

カウンセリングは柔道のようなものかもしれません。

もうすでに出来上がっているその人のポジティブな信念や考え方に少し力を加えるだけで効果が発揮できればいいのかなと個人的には思います。