A04EE863-F1B3-4137-AE4B-EEF4A87563FC

◯ 臨床心理士・公認心理師は若い方がいい?年配の方がいい?

これは実はとても難しい問題です。心理職は目の前にクライエントさんがもうすでにいるので自分より若い人がいいのか、年配の人がいいのか、性別はどちらなのか等は聞けません。

ただ、僕も(たまには)心理職以外の人と話すので、確かに年配の人の方が経験があるから頼りになりそうだとか、ただ人の話を聞いてりゃいいのなら俺にもできるとか、色々な意見を聞くことがあります。

昔から言われている事ですが

年配で勉強熱心な心理職>若くて勉強熱心な心理職>若くて謙虚な心理職>年配で勉強しないけどおごり高ぶって威張っているだけの心理職

という構図があります。

クライエントさんは若いというだけで敬遠する人もいるでしょうけれども、精神科医でも心理職でも「新しい勉強をしていて最新の薬の知識があって海外の論文もよく読んでいる」「最新の心理療法の知識があっていつも勉強を怠らないでいる」若い人たちは優れた実力があると思います。

心理職のコンピテンシー(発達段階)を考えたら、若いうちは児童相手の仕事の方がやりやすい。

かな?と思ったりしますが、若くて実力がある心理職のカウンセリングを感心しながら受けている年配のクライエントさんもいます。

それでも若ければ経験値は少ないというのも本当なので、年齢と実力の相関関係はρ=0.40(弱い相関関係)ぐらいがあるのかなと思います。

年配で堂々とした心理職、臨床心理士制度がない当時の若いころから入職して患者さんと野球部を作って汗を流し、当直中の他職種と夜中まで和気藹々と話して組織へのジョイニングをして・・・

という講演を聞いて感動したので僕が知っている患者さんをそこの病院に紹介してカウンセリングを受けてもらったら

患者さん「偉そうにしていばられていただけで話聞いてもらえなかったよ」

僕「・・・」

と言われ、話者、講演の上手さ、理念、カウンセリング能力は別物だと悟りました。

ついでに言うなら受けた教育の内容が立派でそれを理解して身につけている人、聞き流しただけではないかと思える人、というのは年齢と関係ありません。

また、他分野から心理職に転換して来る人もいますが、前職の経験、経歴を十分に活かしてカウンセリングをして信頼されている立派な人たちもいます。

馬齢を重ねるだけの心理職になりたくないなあと思う一方、本当に若い新卒の人たちの熱心さにも頭が下がる思いです。