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◯ 放送大学から公認心理師を目指す

放送大学は2019年10月17日現在、大学院公認心理師養成カリキュラムについては今後設置するかどうかについては未定ということがホームページには記載されています。

しかし、大学学部ではすでに公認心理師に対応するカリキュラムになっていて、学部で公認心理師課程を履修する

→他大学大学院で公認心理師を目指す

→従前通り放送大学大学院で臨床心理士を目指す

というルートはきちんと開けています。

放送大学で心理学を学ぶ魅力、メリットは遠隔地からでも質が高い通信教育が受けられる、集中して実習が受けられるので仕事をしながら、家庭を持って多忙でも工夫をしながら卒業を目指せるというところです。

こと心理学は放送大学の看板学部で、そのテキストや授業の質も一流ということはよく知られています。

臨床心理学は放送大学の看板ですが、従来も放送大学から臨床心理士を目指すには「心理演習実習」授業を受けなければなりませんでした。

公認心理師課程でも必要となるその実習授業の定員枠は年間30人ということで、かなりの高倍率になるのではないでしょうか。

ちなみに放送大学で大卒程度の認定心理士取得者は年間千人に上ります。

2020年末から公認心理師課程を修めた学部生が卒業していきます。

放送大学の授業、研究はかなり質が高く、実際、放送大学を修了した臨床心理士で優れた方を知っています。

他学部でも放送大学卒業後、外国に留学、身につけた語学やビジネスセンスを生かして国際貿易の第一線で活躍している人もいます。

また、大学教員として国立大学医学部で生物学文野で教鞭を取っている人もいます。

通信大学を経て臨床心理学の現場で働くことはかなりハードルが高いように思えるかもしれません。

放送大学公認心理師担当者(という方でした)によれば、入学希望者から多くの質問を受けているとのことでした。

まずは学部できちんと心理学を学べる、そして公認心理師を目指す上でしっかりとした素養が身につけられるという点で、放送大学進学も大いに視野に入れておく価値があるのではないかと思いました。

(この項記載につき放送大学公認心理師広報担当者の了解済)