B2DEB82F-BDE8-4BCF-ADBE-F8500291C7EF

◯ 臨床心理士より公認心理師を目指そう!(by 臨床心理士の偉い人)

先日臨床心理士で運営のそこそこ中核的な先生と話をする機会がありました。

(仮)B先生

僕「これからですね、若い中高生の人たちが進学して心理職を目指すとしたらB先生なら臨床心理士、公認心理師どっちを目指そうって勧めます?」

B先生「公認心理師一択!だって国家資格でしょ?」

僕「えっ、ウソ、先生臨床心理士の重鎮なのにそうはっきり言っちゃっていいワケ?」

B先生「君のブログに僕の実名や所属とか出さなければ」

僕「それ、臨床心理士側の公式見解と?」

B先生「いや、公式っていうか僕個人の親切見解ね」

僕「えっと、でも公認心理師試験って2回目の試験すごく難しかったじゃないですか?」

B先生「だってたった6割取ればいいだけの試験でしょ?それは臨床心理士も公認心理師も同じ」
(鋭い眼力)

僕「はあ」
(何かコメントしがたい雰囲気)

B先生「あのね、君もわかってる通り今は過渡期なのね、だから大学や院でしっかりと勉強したら6割は取れるようになるよ。学部生が院に進むのもしっかり選抜されるから受験生のレベルが高くなる」

僕「・・・今回合格率は低かったですよね」

B先生「これから変わるかもしれないしそこは僕もなんとも言えないね。新卒者が試験を受けるまでは必要な人間だけを合格させる試験になるよ。今はごちゃっとしてるのは仕方ない」

僕「・・・」
(なんか質問し辛い)

B先生「これから大学も院も変わる。臨床心理士養成の院も残るし新しくできたりするだろうけど、公認心理師にどんどんシフトしてくでしょ。」

僕「はい」

B先生「で、公認心理師を選ぶのが正解ね。僕が言えるのはここまでかな」

僕「ありがとうございました。」

※ 以前読者の方から「どちらを目指すべきか?」という個別メッセージを受け、僕はなんと答えるか悩んでいるうちに時間が徒過してしまいました。

臨床心理士側の重鎮の先生から本音見解として「公認心理師」とはっきりと言われたのがひとつの回答なのだと思いました。

あとご存知の方は当然ご存知の心理職国家資格化までの紛糾に近い変遷についてもB先生は触れていて、実はこの人は臨床心理士ではあるけれど公認心理師イチオシの人のようです。

あと結構ハッとしたのはB先生は臨床心理士側の偉い人ならば、きっと公認心理師側の運営の人ともなんらかの形で繋がっているでしょうし、その先生が6割厳守と明言していたことです。

僕のコメント欄でも言及している方がいらっしゃいましたが、大学院新卒D2ルートの合格率が58.8パーセント、このあたりの合格率を狙った専門性の高さが第2回試験難易度のスタンダードだったという説は確かに説得力があります。

これから試験は第2回と同じ水準か、難化するとしても6割は動かしがたい合格基準なのかもしれないなと思いました。

付記:B先生は第2回公認心理師試験が終わったのである程度腹蔵なく話してくれたのだという印象を受けています。