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◯ 第1回公認心理師受験者の声〜第2回試験46.4パーセント合格率について

僕のように毎回公認心理師試験を解いて、文献や問題集を調べて、分析して、と第2回受験生でもないのに酔狂なことをしているのは予備校の先生方のような職業人が主でしょう。

こんな駄文でも書き連ねているとさまざまな人たちからのリアクションがあります。

第1回受験者の方々とコンタクトを取ることができたので、第2回試験の概要や試験結果発表についてさまざまな意見や感想を聞くことができました。

まず、大学相談室や専門学校で教えているMさん(医学博士を持つ才媛)です。

彼女は第1回試験の時から「ひなた君も他の人も受験資格がある人は絶対第1回試験を受け逃しちゃダメよ」と言っていて「様子見」見送りをしようとする人を徹底して諭していました。

彼女は精神保健福祉士を含めて他の資格ホルダーだったのでなんとなく感じるものがあったのか、転職や引っ越しで一番多忙な時期に受験していました。

僕「Mさんどうでした?」

と去年聞いたところ、

Mさん「大変だった。私結構ギリギリで◯◯点で合格できたから本当に第1回で受験しといてよかった」

そして昔からの知人で臨床心理士のA君に「僕は現任者講習出たからもういいや。無勉で受験しようかなあ」と僕が言ったところ、

A君「それだけは絶対にやめとけ。この試験はきっと滅茶苦茶厳しくなる。ナメるな」ときつく言われました。

もし彼のアドバイスがなければ僕はこのブログを書こうと思わなかったでしょう。

僕はこの試験を教習所を卒業していれば合格できる運転免許試験のようなものだと軽く考えていました。

2019.9.13、第2回試験結果発表直後、10年来の知己、RさんからSMSが届きました。

Rさんは産業医療心理領域で働くごく常識的な方、心理1人職場ならではの辛さも知っていて、他関連領域資格を持ちつつ心理に移ってきて大学講師経験もある苦労人の才女です。

Rさん「公認心理師。。。去年受かっていてよかった。。。と、つくづく自己本位なことをしみじみ深々考えてしまいました。。。」

Rさんの勤める組織は割とあちこちに心理職が働いていて、心理1人職場ですがいろんな心理の人とのつながりがあり、仲の良い第2回受験生、再チャレンジ組の人たちのことも知っているはずです。

後輩思いの方なので色々第2回受験生の話を聞いていたのかなあと。

Rさんは続けて

「去年の現任者講習の時からずーっとこの資格は蓋を開けて見なければなーんもわからんことばかりやん!!!」

というメッセージ、受験生たちにとっては混乱に近い状態をもたらしたのではないかという感想でしょう。

僕もリチャレンジ組の後輩を知っていますが、ものすごく多忙な職場で、状態が変わっていないという話を伝え聞いているのでその後連絡するのに躊躇してしまっています。

まだ直後で周囲からの声をたくさん聞けているわけではありません。

第1回試験は比較的合格しやすいとみなさん思っていたとしてもこれほど第2回と合格率乖離が生じるとは思っていなかったでしょう。

自分がもし第2回受験生だったらどうだったろうという懸念を聞くことはあっても、第1回受験者からも総じて第2回受験者に対して批判的な声を周囲から聞いていません。

僕自身もまだ頭の整理がついているとは言えず、試験制度について時間をかけながら今一度考えていきたいと思います。