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第2回公認心理師試験受験生Y先生

※ Y先生は産業・開業領域の先生です。

Y先生と9月13日夕方仕事の打ち合わせの予定が入っていて「そういえばY先生も第2回公認心理師試験受けたんだなあ」と思いながら気にしていたらLINEに「ギリ合格だった、141点だったよー」

とメッセージが入っていました。

(夕方)

僕「Y先生、忙しくて大変だったって言ってたから試験結果心配してたんですよ」

Y先生「いやあ、去年は様子見で受験見送ったのは大失敗だったわね。今回の試験難しくて、去年のうちに受けとけばよかったわよ」

僕「Y先生、会社の経営が忙しくて大変だったって言ってたから勉強時間取れたのかなあって思ってて」

Y先生「ひなた君から『この試験は大変だから心してかからないと』って言われていじめられたしね(笑)だからかなり勉強やったのよ」

僕「いやそんなつもりじゃ」

Y先生「うちの事務所のK君もなんとか受かったの。彼は140点」

僕「うわあ、大変だったんですね、Y先生の事務所はY先生も含めてみんな資格持ちの人多いのに」

Y先生「そうそう、キャリアコンサルタントやキャリコン技能士(国家資格、国家認定資格でその人のキャリアでの職業選択やキャリアアップをアドバイスする専門性、技能がある資格)取っても資格取って事務所に入るお金が増えるわけじゃ全然ないのにねえ」

僕「うーん、名刺やY先生みたいな代表取締役の肩書きとしてみたいな?」

Y先生「そうねえ、ま、そのぐらいの感じかも?それでね、もうすぐA学会関連の会合があるのよ」

僕「はい」

Y先生「でね、第1回試験に受かった人、落ちて再チャレンジした人、私みたいに第2回試験初チャレンジする人もいて、それぞれ合格した人も不合格だった人もいるんだけど、会合でどんな顔したらいいと思う?」

僕「いやそこは日本人らしく聞かれるまでは答えないで聞かれたら『いやとっても難しくてまあなんとか』とか言えばいいのかなあと」

Y先生「ま、実際そのとおりだしね」

※ これは仕方ない、というか、各社や各先生方が頑張って解答速報を出していてもその結果が分かれていましたから当落点すれすれの方々は相当な不安を抱いたでしょう。

Y先生も合否線上ギリギリだったので、試験結果の事をあまり考えずに淡々と日常業務をこなしていたらしいです。

ただし、Y先生のところにも第1回試験に合格したのと同等レベルと思われる第2回受験した人たちが今回は落ちていたり、連絡が来ない人たちが多いとのことでした。

Y先生は産業心理領域ではかなり実力があり、各自治体や大企業からの受注を受けて手広く仕事をしている先生です。

Y先生のようにあちこちの職場を転々としていて経験を積んで心理職キャリアが長い人でもこの試験は難しかったんだなあと思いました。

彼女の周囲で学会やワークショップ運営に携わっていて優秀と言われる人たちが不合格だったというのを聞いて「うーん」と思いました。

彼女は厚生労働省所管、ストレスチェックテストを公認心理師でないとできない分野が多くなるので助かると言っていました。

そして、医療教育福祉等の領域では資格の有無が死活問題にかかわっている。

それでも今回は残念な結果だったという方々も多く聞いています。

仮説は多く考えてみたものの、第1回試験と第2回試験との合格率の乖離が合理的納得ができる説明ができないのはそのままです。

第1回と第2回試験のレベルの相違に不全感を抱きながらもまた諦めずにリチャレンジする、もう今日この日から再受験の準備をしているという方々の話を聞いていると頭が下がる思いです。