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◯ 公認心理師試験合格得点6割基準厳守説・下方修正説それぞれの根拠

2019.9.19明日午後2時公認心理師試験第2回の合格発表です。

各予備校、大学の先生等からの合格基準についての見解がさまざまに出ています。

公認心理師試験は6割得点率を厳守すべきという意見、見解と今回の試験は難易度が高かったので得点補正をして合格点を下方修正すべきという意見もあり、それぞれの根拠を以下に示してみます。

なぜそれらを今考察するかというと、間もなく発表がある今、後出しじゃんけんではなく、今後の公認心理師試験のあり方や各識者のとらえ方について再検証してみたいと思うからです。

◯ 6割基準厳守説

1.そもそも第2回試験は第1回試験、第1回北海道追試に比べて難しくない

これは、第1回試験、第1回試験北海道追試に比べて第2回試験も難易度はさほど変わらなかったという見解が根拠となっています。

こういった意見は僕の周囲でも聞いたことがあります。

心理学全体を満遍なく学習していて不得意分野を作らず、問題を精査して必ず正答を選択できる人の層かもしれません。

2.公認心理師合格率、合格者から逆算して点数補正をするのはそもそも筋違い

得点率6割が厳守されているだろう試験はファイナンシャルプランナー、放射線技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などがあります。

他方、難易度や正答率で得点補正をしているのは(6割とは限りませんが)医師国家試験、看護師試験、精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士、ケアマネなどです。

この資格の性質をどういったものと位置づけるのかという論理にもよるのですが、「試験基準は厳格に定めておくべき、補正はしない」というのは今後公認心理師試験を実施する上で明確なガイドラインになるように思えます。

◯ 下方修正説

1.試験の難易度によって合格基準点を補正する

この根拠は今回の平均点が各予備校等、また受験者の感触
(僕自身の感覚でもあります)が、第1回試験、追試と第2回試験で異なるだろうというものです。

2.試験としての同一性が保てなくなるのでは?

これは僕が何回も主張しています。

平成試験と令和試験で合格者レベルが異なり過ぎたら果たしてそれは同じ試験と言えるのか?

3.必要公認心理師数の確保

以上、それぞれの根拠を列挙しました。

いろいろな情報を集めてみて平均点は少なくとも前回試験より15点程度低いという感触を得ています。

何があっても合格基準は変えない、今後は第2回試験の難易度をスタンダードにするという発想もあるでしょう。

試験難易度のハードルを上げると受験者自体が少なくなります。

国家施策として今後何人の公認心理師を必要としているのかが問われています。

その結果が明日午後に発表になります。