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第2回公認心理師試験の概括

第2回公認心理師試験問題を読み解いてみて、今回試験の出題傾向、正解への道筋は何だったのかを見直してみました。

1.総論

受験生の方の話から聞いたように「公認心理師対策の教科書だけを読めば大丈夫」という試験ではありませんでした。

心理学だけを深く知ろうとする勉強は公認心理師試験には向かないと思います。

それではどうすれば良かったのか?

⑴ ブループリント重視

ブループリントに出ている用語は厚労省、文科省、裁判所などのガイドライン、通達、パンフレットを読み込んでおかなければならないと思いました。

関係分野の法律やその解説をきちんと理解しておかなければならなかったでしょう。

⑵ それぞれの領域の専門教科書学習

医療、教育(教育心理学)福祉、産業、司法それぞれの独立したテキストで学習が必要だったでしょう。

医療問題が多く、看護学や医学全般、公衆衛生学の薄い教科書を読むことも必要と感じました。

統計学、基礎心理、知覚心理学、社会心理学も学習は必要でした。

2.読解力だけで解ける問題はある

知識問題、事例問題で知らない単語が出てきても「この選択肢はネガティブだなあ」「公認心理師が暴走してるんじゃないの?」という誤答選択肢を除外すると正解できる、センスや国語力で解ける問題がありました。

「こういった困難場面では自分の経験で以前こうしたら役立った」

ということはこの試験では問われていません。

クライエントさんに共感して他職種連携をして相談、医師に報告、この基本原則から外れなければ正解できた問題がありました。

3.ヤマを張ると外れる

前回は危機介入の心理学、サイコロジカルファーストエイドが多く出ていました。

今回はPTSDやトラウマ関連が多かったです。

虐待のように毎回出る問題もあります。

3.DSM-5は読み込む

今後受験生となる方はポケット版でいいのでぜひDSM-5は購入して読むことが大切です。

主要な精神疾患診断基準は覚えること、神経発達障害群(発達障害など)、人格障害は今後も出題されると思います。

4.心理テスト

僕も心理テストは心理テスト販売会社のホームページを読んでおくことでかなり知識は得られました。

心理職の方は実際にその後心理テストを職場で購入して活用することもできます。

どんな時に、どういう目的で、どうその結果解釈を用いるのか、という俯瞰的な視点が必要です。

様々な種類の検査を一度施行してみることも大事です(自分を被験者にすることも有効です。)

◯ 以上、概括です。

この試験向け独自の学習法と「解法のコツ」で立ち向かうことが不可能な試験ではありません。

ただし、難易度は第1回試験より5〜10パーセント程度上がったという印象を受けています。

2019/8/6