ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

2021年12月

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第5回公認心理師試験問題予想

1.はじめに

あくまで僕の個人的な見解による出題予測ですが、当たり前と言えば当たり前の事ばかり書いているので「なーんだ」と思われるかもしれません。

ただ、なぜこの記事を書いているかというと、勉強を始めたばかりの人にとって、あるいはある程度勉強を進めた人にとって、参考書の最初からちまちまやっていると「木を見て森を見ず」という結果になってこの試験の全体像を見渡すことが困難になってしまうからです。

したがって過去問5回分(北海道追試含む)を見て、何がテーマとして出題されていたかを見てみたいと思います。

国家試験、選択式なので限られたスペースの中でしか問題も出せないですし、過去問は集積すればするほど同じ分野からしか出題せざるを得ないことになるでしょう。

そこでこれまでの出題傾向を俯瞰してみたいと思うのです。

2.具体的出題傾向

⑴ 心理学史・基礎心理学

心理学史は必須です。心理学史を知るとWundt,W.M.の意識心理学から始まってゲシュタルト心理学の祖Wertheimer,M.やKo¨hler,W.について知ることができます。また、頻出のTolman,E.Cの認知地図や潜在学習についても覚えておくと得点源になります。

ちなみにWundtは現代心理学でも認知心理学の実験に使われるほどの重要な人物です。

次に、事例問題はセンスで解ける」ことに自信を持つと危険です。今年は得点調整も入ったので、最低でも知識問題で6割以上は取れていないとまずいと思います。

基礎心理学をしっかりやっておくとみなさん苦手意識を持ちがちな学習心理学、認知心理学と進めることができるでしょう。僕は受験生のみなさんと同じ条件で勉強するために「心理学検定基本キーワードをぼろぼろになるまで読み尽くしました。

それからなぜかSeligmanの実験神経症は出題者の好みです。

⑴ サイコロジカルファーストエイド

PFA(psychological first aide)は得点源問題です。何がなんでもすぐにカウンセリングをしようとするのは正答選択のコツから言っても✖️です。勇み足で災害現場に公認心理師が私的に乗り込んで行ったら公認心理師が被災者になりかねません。

災害派遣精神医療チーム(DPAT)の一員として公的に選ばれたら初めて活動ができることになります。被災者に必要なのは水、食料などの支援物質やライフラインであることを忘れずに。

⑵ 生活習慣病指導・糖尿病・心身症

これは言わずもがなです。こと心理職はうつ病・双極性障害の患者さんに臨床場面では出会うことが多いのですが、実際のところそういった気分障害よりも生活習慣病や糖尿病への知識を求められることが多そうだと思っています。

心身症は過敏性腸症候群IBS、慢性疲労症候群が出ていますが何度も繰り返しますが、そろそろ線維筋痛症がでるのではないかい?と思っています。線維筋痛症は全身の痛み、慢性疲労症候群との併発も多いです。

それからクローン病や潰瘍性腸症候群UCも出そうだなあと思っています。アレキシサイミアもありますし、心身症関係は網羅して押さえておかないとならないというのが僕の印象です。

⑶ 心理テスト

このあたりは過去のテストは鉄板で出る可能性があります。なにより僕が注目しているのは16歳まで取れるWISC-ⅣがWISC-Ⅴにバージョンアップされることです。ネット上なので詳しくは書きませんがネットを調べるとそれなりに下位検査も出てくるので覚えておくといいのではないでしょうか。

何しろこの試験は新しもの好きです。最新の知識を身につけて現場に出ることを求めているのだと思います。

⑷ PTSD

毎年必ず数問は出ています。IES-R(出来事インパクト尺度)、K-10、K-6もネットで調べると出てきます。半構造化面接CAPSは選択肢に何度か出ていました。トラウマティックプレイについても出題されたこともあります。

治療法としてEMDR、持続エクスポージャー法、CPTといった治療法も押さえておきたいところです。

⑸ 司法

みなさん「これは出る」と思って狙って勉強しているのが少年法が改正されて「特定少年」概念が創設されることです。

詳しくは

法務省・少年法が変わります!

に掲載されています。特定少年と第5種少年院との関係についても覚えておきたいと思います。

3.おわりに

以上「そのぐらいはわかってるよ」とさくっと思っている人は学習を進めていくと合格圏内に入れそうです。

上記に書いたことが「何が何だかわからない」と思っていてもまだ半年程度試験まで時間があることを考えると試験の全体像と部分をうまく組み合わせながら勉強していけばいいのではないかと思っています。

新院卒者は時間が多くない中での試験になると思いますけれど、ぜひご健闘をお祈りしています。

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まりぃ先輩の公認心理師試験対策講座

さて、僕らの味方、受験生の味方まりぃ先輩の公認心理師試験対策講座がYouTubeでも見られるようになりました。

間があるようでないのがこの公認心理師試験、受験に役立つ勉強のスケジューリングを立ててくれます。

「心理学のことなんかわからない」他職種Gルートの受験生にも懇切丁寧に勉強のスケジュールを立てて、さらに一ヶ月並走コースでは丁寧に受験に向けて面倒を見てくれます。

「まりぃ先輩の受験対策講座ってどんなものかな?」と思っている方も多かったと思いますがまずYouTubeで登録、グッドボタンを押して見てみましょう。



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○ 臨床心理士・公認心理師のやりがい

1.はじめに

心理職の仕事はお金はたくさんもらえない、職場もなかなかいいところはない、とないない尽くしなのですが、この年の瀬にあまりないないばかり言っていると僕の少ない運気も枯渇してなくなってしまいそうなのでこの仕事のやりがいについて書いてみます。

2.やりがいかある仕事に違いないという信念

を学部生、大学院生の人たちは持っているのかもしれませんが、昨今は公認心理師課程で実習が充実してケースを持つ機会が増えていて「自分は優しいからどんどんクライエントを治せるんだ!」という気持ちを抱いていた気持ちは見事に打ち砕かれます。

ケースをやっても、例えば緘黙に近い子だとなかなか喋らない、喋ってもひとことふたこと、何を話したらいいのかわからない、その面接記録を高いお金を払ってスーパーバイザーのところに持っていくと「おま、何をやっとるんじゃ」と言われて泣きながら帰宅、なかなかやりがいのある仕事です。

そしてクライエントは良くなっていないのにどんどんドロップアウトしてやって来なくなる(のはプロでも経験済み)、一体自分はこの仕事に向いているのだろうかと悩みます。

心理テストをやってみれば解釈のあまりの難しさにうんうん唸り、心理テスト担当のスーパーバイザーのところに持っていったらどやされる。

投影法テストなんぞはきちんとその時に聞いておかないと2度と取り返しがつかない。「どうしてあなたはコレについてもっときちんと聞かなかったの?」などと言われたり、そうするとそもそもテストを取った意義さえdisられてしまうことがあります。

人間相手の仕事です。人間は複雑です。どうです?なかなかやりがいがあって心鍛えられる仕事ではありませんか。

3.人助けになる

これは本当のことです。相手の言うことをきちんと聞いていれば本当にそれだけで「ああ、この人は生まれて初めて自分の話を聞いてくれた」というだけで感涙する人も(中には)います。

ただし昨今は臨床心理士やら公認心理師の知名度もその貧しさと将来性のなさと同時に知れ渡りつつあります。

クライエントさんはドクターショッピングならぬカウンセラーショッピングをいつの間にかして来ていることもあります(これはクライエントさんが、自分のことを最も良くしてくれるカウンセラーは誰かと思ってあちこちを回った挙げ句あなたのところにたどり着いたのです。クライエントさんの行為を否定してはいけません。)。

というわけであなたは高名なカウンセラーのところからやむを得ず引っ越してやって来た目の前のクライエントさんにいつも心の中で(あるいは明言して)ダメ出しをされているかもしれません。

全く違った流派のカウンセリングをあなたがしていたら「これは違う」と思い、またクライエントさんは去っていくかもしれません。

好かれ過ぎることもあります。好き好き大好き一緒に食事どうですか?飲みにでも、その先の○○も、などとイケメン君や美女に言われまくるというパラダイス状態です。

上記の数々の試練くぐり抜けてあなたは人助けをしなければなりません。教科書に書いてあったこと、教授から教わったこと以外のことが毎日起こります。それはそうです。人間ですから。人間は誰かの思ったように動くわけではなく、1万人いれば1万人違った動き方をするのです。

4.人間心理を鋭く洞察できるようになる

どうでしょうか?高校から大学に進学する時、少しナーバスで傷つきやすい繊細な心を持っていて、そして「人の心を理解したい」という動機から心理カウンセラーを目指した人はいませんか?

心理学をやって人の心がわかれば自分がわかる、人のこともよくわかるようになって生き辛さが解消される。

さあ、私立文系のあなたが入学した先ではノンパラメトリック検定とかt検定とか分散分析とか構造方程式モデリングなどを学ぶことになりす。大学は親切なので物の奥行き知覚なども教えてくれます。

基礎心理や統計はハマってしまうと奥深く、臨床の世界に戻れないかもしれませんが、心理学徒としては臨床心理士試験、公認心理師試験にまでこの統計はついて回ります。

そしてひょっとしたらあなたがのめり込もうとしている臨床心理学を学ぶということはいろいろな学説を知り、実践に役立つことはあっても自分の心理状態や恋人の心理状態を知るのにはちっとも役に立たないかもしれません。

認知行動療法を学んだ陰キャのあなたは自分のネガティブな認知をポジティブな認知に変えて情動を明るくして行動を陽キャにできるでしょうか?

ついでなので長椅子に寝そべって自由連想法を行ってそれを自分で分析できたらそれは素晴らしいことです。

5.おわりに

ということで臨床心理士、公認心理師に憧れているあなたに対して言いたいのは、平均年収300万円の生活苦なのにのしかかる勉強代に加え、時として自分のメンタルを痛めながらでも行うこの仕事、ここまで飽きずに嫌がらずに読み切ったあなたは心理職になれる可能性が十分にあります。

やりがいは人が決めるものではなく、自分で探すものです。僕の砂漠のような文章の行間からたくさんのダイヤの粒のようなやりがいを探し出してみましょう。

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臨床心理士合格体験記

○ 承前

去年は臨床心理士試験に惜敗したのんちゃん。のんちゃんは河合隼雄御大や中井久夫、箱庭、遊戯療法に詳しいので公認心理師はめちゃくちゃサイエンティフィックな感じがするけど臨床心理士試験はナラティブな感じがしてイケるだろうと見ていたのですが、不合格だったのは意外なことでした。

(以下のんちゃんの文)

はじめに
公認心理師同様に、2回目の資格試験にて合格しました。以下体験記を記載します。

私にとっての臨床心理士資格
私自身のツイートからも、河合隼雄門下生の大学院で、学び箱庭療法、遊戯療法、描画療法等イメージや力動的心理療法が軸の、精神分析やユング心理学を学びました。河合隼雄先生が心理の専門性を担保するために、33年の歴史がある臨床心理士資格には、公認心理師とは違う心理職としての質があることを大学院時代に、先生方から、教えを受けました。

去年の令和2年度の資格試験は、力動的な問題に偏りがあり、受かる気満々でしたが、働き口が未確定だったことから、投げやりになり、一次試験不合格は納得しました。去年2月に、発達支援センターに採用常勤心理職員一人になると、周りは資格保持者で、心理資格がないのに、専門性等言えない現状や資格取得してこそ、多職種に認められることを知り、今年の資格試験は、絶対合格すると決めて、過去問を解きながら、臨床心理学全書や心理臨床大事典を使い、過去問を繰り返し解きました。 

今年の問題は、クライエントさんへの知能発達検査の説明や多職種へのアセスメントの伝え方等公認心理師を意識した問題でしたが、心理臨床実践における必要な問題が100問きちんと出題されていたように思っています。二次面接試験でも、今後どのような臨床実践をしていきたいか、課題、臨床心理士の素質をみられたように思っています。

さいごに

私自身、個人的主観ですが、公認心理師より、臨床心理士合格の方が嬉しかったです。やはり、河合隼雄先生をはじめとする先達の心理臨床の努力成果が、あらわれた資格であること、臨床心理査定、面接、地域援助、調査研究の4つの業務に、心理の専門性が担保されているからです。

公認心理師、臨床心理士の資格取得者として、来年よりスタートラインに立ちますが、日々が心理臨床実践を積み重ね、研鑽し、クライエントさんに相談してよかったと思ってもらえるような臨床心理士になるべく努力していきたいと思います。

(以上のんちゃん)

○ ひなた〆

のんちゃんがなかなか就職先が決まらないということで悩んでいた、これは多くの受験生にとってはなかなか厳しい局面だったと思います。

そもそも「臨床心理士資格取得見込み」や「公認心理師資格取得見込み」の就職というのは新卒者にとっては結構高いハードルで、かなりプレッシャーもかかります。

そこでリンシしかなかったころは受験生たちは無資格のまま心理職の仕事を非常勤でやって、なぜその仕事をやっているのか、その仕事(多くは社会的養護や放課後デイサービス)をやっていて、面接ではそこを「多重関係の問題は大丈夫か?」と突っ込まれるというなかなかアンビバレンツな試験制度でした。

確かにこれから時代は公認心理師にだんだん流れていくと思います。つい昨日ストレスチェック実施者資格を取得したのですが、講師は「公認心理師は国家資格ですから」を強調していました。

実際受講者の多くが心理職の人々のようでしたし、講師の先生もそう言っていました。

なんにせよ資格は武器になります。国家資格であっても有力民間資格であってもです。

のんちゃんが言うように臨床心理士そのものは33年の歴史があり、まだ公認心理師制度ができるまでは心理資格を取りたい人にとっては垂涎の的でした。

実際、僕も無資格のまま心理職をしていて「ま、こんなものかなあ」とのほほんとしていたら来る患者さんたちから「臨床心理士の先生ですね!」と言われて慌てて資格取得をしたのですが、臨床心理士資格を取ったことによって視野が広がり、就職先も多く選べるようになりました。

というわけで臨床心理士は僕にとっても本格的に心理職を始めたという意味ではとても思い入れがある資格です。

今は臨床心理士と公認心理師資格の過渡期です。臨床心理士養成課程を廃止して公認心理師一本で養成する学部、院がある一方で、公認心理師の実習時間の厳しさに耐えられず、臨床心理士だけの養成をしている大学もあります。

また、あまり臨床心理士アゲをしてしまうとあちこちから文句が出そうなのですが、今求人情報を見ていても公認心理師がかなり迫ってきてはいるものの臨床心理士>公認心理師の図式、あるいは公認心理師+臨床心理士が採用の要件となっている事業所も多いようです。

なんにせよ心理の世界の双璧をなすひとつの資格というパスポートを手に入れたわけですからのんちゃんにはこれから大きく羽ばたいて心理の広い海の中を縦横無尽に泳いでいって欲しいと思う次第です。

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○公認心理師試験Gルートの健闘(付録・all今までの過去問付)

さて、上図はウサねずみさん@usanezme という好きモノの人が作ったのですが、毎度のように思うのはGルートの人たちはものすごくよく勉強して健闘しているな、ということです。

Gルートの人たちはTwitterを見ると他職種(教師、看護師、3福祉士)の人たちが多いように思われますが、実際のところは平成18年までの経過措置で臨床心理士を大卒で取得していた人たち、大学院で科目読み替えが不可能だった人たちも含まれていました。

僕の予測では本当に公認心理師資格を必要としてしている心理職の人たちのほとんどは、Gルートを含めてもうかなりのパーセンテージで資格を取り切ってしまっているのではないか?というのがガチな推測です。

僕の周囲の現役心理職の人たちは特に資格がなければクビになるというわけではない職場でも相当必死で勉強していて、1回目で9割、2回目でリベンジして結局は全員公認心理師を取得していました。

それから最初からわかっていたことですが、難関と言われた第2回、第3回試験では新卒Eルートの人たちが8割を超えるかなり高い合格率でした。この人たちの多くは予備校も通わず自学自習で勉強していた人たちが多いです(「お金がなかったから」と言っていました。)。

その意味では心理学を学部からみっちりと勉強していた人たちを選抜するというこの試験の検出力は十分にあったと言えるでしょう。どの回の試験を見ても心理職や心理新卒者がGルートよりも有利なように見えます。

ここで拙ブログ

公認心理師試験過去問・解答等まとめ 無料

を参考にして考察してみまました。(受験生のみなさん、過去問は買わなくてもこれを見れば大丈夫ですよー。と手前味噌)

D、C、E、Fルートの人たちは一生受験資格があります。本題ですが、僕はGルートの人たちは相当に努力をして頑張っていた、現在進行形で勉強していると思います。

他職種の人たちは医学、関係法規などの知識のアドバンテージがあったとしても6年間叩き込まれた心理統計、心理学史、基礎心理学などの知識、そして臨床心理学的な事例の解き方などのセンスは心理職ならではの感覚がないと回答できないものが多かったです。

それにもかかわらず5割前後の合格率を叩き出しているのはかなりすごいことだと思うのです。Twitterを見ていると1回目、2回目、3回目、4回目の試験で初めて合格できたという人もいます。ひとつひとつ知識やセンスを積み重ねて合格に至ったのではないかと思うとその努力には感服するところがあります。

だから他職種の人々の合格者の人たちは相当な勉強をしてきたのだと思います。今回の現任者講習会は26,000〜27,000人程度が受講したと聞いています。なぜ今回の試験について現任者講習会を受講した人数がこれほど多かったのかはわからないのです。

駆け込みで受験するのか、これまでコロナ禍で移動を自粛していた人たちが移動できるようになったからなのか、あるいは資格が有名になって、自己啓発のために受験をしようとしているからかもしれません。

どういう動機で受験しようとしているのかは詳細にはわかりませんが(一人一人の動機付けは異なるでしょう。)合格率を見れば第5回公認心理師試験Gルートの方々の本気度合いはわかるのではないでしょうか。

ただし、作成された図を見ると回数を重ねるごとにGルートの占める割合は増えています。
Twitterを見るたり、ボランティアでさまざまな受験対策講座に出ていると(もちろん統計は取っていないのですが)最近では小中高教員や3福祉士、栄養士の方々が受験しようとしていることがわかります。

これについても何度かブログで書いているのですがあくまで「経過措置」なので、公認心理師法第2条に規定された心理的支援を行ってきま現任者ならば受験資格は十分にあるのです。

とんな資格でもそうですが、資格は取得しただけでは十分にその価値を生かすことはできません。資格を取って「こんなことができる」「今までこういうことをやってきたから○○の役に立てることができる」というものがないとその先に何かを特技として主張することは難しいと思います。

心理職が心理専門家として働いているのとは異なって、他職種の人たちはまた違う形で資格を生かして欲しいとも思っています。

この図表を見ているとさまざまな人たちがさまざまななバックボーンがあって、それを生かしてやっていこうとしているのだろうと思います。実際、ツイートでも児童生徒を理解する上で公認心理師試験の受験勉強をしたおかげでそのやり方が深まったというものも読んだことがあり、これも資格のひとつの生かし方だも思いました。

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