ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

2021年04月

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○ 「公認心理師・臨床心理士」=仕事ないという現実を打破する離れ業

1. はじめに

公認心理師・臨床心理士の求人は限られていて、これはこれで大変大切なものですが、福祉との近接領域のものも多く、世間一般で想像されている、カウンセリングをやったり心理テストをしたりする「心理職」は非常勤が多く時給1,000円台が中心です。

だからこそ一昨日紹介した「ココロト!」さんのような心理職のための職業紹介のプラットフォームの試みは大切だと思うのですが「隠されたニーズ」を掘り起こすことが大切になって来ると思うのです。

2. 世の中の動き

このブログを書いていると思うのですが「公認心理師・臨床心理士になりたい」人のニーズは多いです。それは時代が変わっていっても確実なものだと思います。「カウンセリングを受けたい人」が多いのも事実ですが、カウンセリングは保険適用ではないので人々はなるべく安く相談をしたいと思っています。

カウンセラーになりたい人とカウンセリングを受けたい人の料金体系の需給関係が合わないのです。

世の中で何が起こっていて、メンタルヘルスをめぐる世情はどうなのか?を知る必要があると思います。コロナ時代で在宅リモートワークが増えた。かつてないほど人の心は動揺し、カウンセリングのニーズは増えている、という説もあったのですが、コロナ禍の中で各企業の経済的体力は落ちている。経済が停滞すると真っ先に切られるのは福利厚生面、その中でも最初に犠牲になるのはメンタルヘルス部門です。

リモートワーク、コロナ疲れをした従業員がいたら「病んだら辞めたら?」というのが厳しい現実、カウンセリングを受けたいと個人が思っても賃金カットでそれどころはないのです。

3. 隠されたニーズ

メンタルを病み、病んでいないまでも誰かに話を聞いて欲しい人はやはり増加しているでしょう。それは僕がこの仕事をしていても話題がコロナに必ず触れることから、人々の不安は強まっています。企業の体力が落ちている→メンタルヘルス研修もやらない。

それはそうなのですが、相変わらず、というか、自粛期間だからこそ伸びている分野もあります。インドアの現在、それは youtuber、そしてインスタグラマー、note など新しいメディアを使った新しい情報発信です。そんなことは大学院では教えてくれませんが、心理職はどうも情報発信が下手、というかまずやらない人たちの方が圧倒的に多いです。

みたらし加奈さんはメディアで顔出しをしている臨床心理士・公認心理師で美人、筆力もあり著作「マインドトーク:あなたと私の心の話」も生育史や自分の欠点も素直に書きながら面白く、note も出していて 1,500円でメンバーになると有料 note が読み放題、とメディア発信者としてもそれを売上げに結び付けるのだから大したものだと思います。

目白みさえさんも育児マンガで大きなヒットを出し続けています。彼女は絵とストーリーとユーモアをきちんとメディア発信者として使っています。

僕自身も専業ライター経験もあるので思うのですが、本来情報とは有料のもので、作り手、書き手がライティングエージェントや読み手からお金を取るのはなんら恥ずかしいことではなく、むしろ当たり前のことです。

心理士は自らを商材として売り込むことを考えない人がほとんどです。そしてビジネスを考えている人は学者でもいます。下山晴彦さんのように業績が多くあるのですが、AI事業の説得力は僕から見ると「もうひとつかな?」と思わせてしまいます。なぜかというと、下山晴彦さんのターゲットとしている人たちは割と「万人向け」英語論文ではエビデンスが出ているということですが「その日の気分を朝書くとカフェに行くように勧められる」という、効果があいまいなものだから、と素人目から見ても判断されてしまうのではないでしょうか。

「本来の心理職の仕事に戻れ」と著作をあらわすのはかなり手をわずらわせる割にはお金にはなりません。心理学書は 1,000 部 2,000 部が当たり前で、だから高額なのです。

お金がない人たちがどれだけ 3,000円の本を買うでしょうか?面白い心理学の啓蒙書が書ければいいのですが、アイディアがどれだけ出てくるでしょうか。それならば心理学周辺の必ず収益が上がっているビジネスを考えた方がいいわけです。

その点臨床心理士・公認心理師になりたい人向けの大学院受験~資格取得のための予備校というのはきちんとしたビジネスモデルとして成り立っています。そのための参考書出版も行っています。

上記を見てみると個ではなく「集団」に働きかけ、僕のようなニッチ過ぎる「心理職になりたい人、心理職の実態に興味を持っている人」のようなブログは爆発的なヒットをすることはまずありません。

4.まとめ

上述いろいろな例について見てきましたが、純粋な「心理職」ではないかもしれませんが、「心理の知識や経験を生かした起業的な何か」であることは事実です。要するに本記事で言いたかったのは「仕事ない」ではなくて「仕事がなければ作り出せばいいじゃない」という、僕自身もやっていないことで、無茶ぶりであることは百も承知です。

あとは個人対象の開業領域ですが、これも相当にうまくいって軌道に乗れば月100万円の売上げを上げることは理論的には可能ですが、実際にはかなり困難でしょう。

個 vs 集団というのはひとつの考え方です。経営者的感覚を持って心理 + αという何かを獲得しようと考えるのは自分で仕事を創り出していくことにつながるものだと思います。
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○ 他職種 Gルート公認心理師&心理職のスキルアップ

1.はじめに

臨床心理士資格を所持して心理職のみをしている人々、また、これから臨床心理士・公認心理師 W 受験を考えている学生さんにとっては「現任者ということで心理の勉強もしてこなかったのに資格をなぜ取る。勲章やバッジのつもりなのか」という気持ちがあります(もちろん全員ではありませんが)。

また、そういった感情を抱かれていることは G ルート他職種の人たちもわかっていることです。

ただし、この試験は臨床心理学専攻大学院卒レベルの試験、他職種 G ルート合格者は血のにじむような思いをしてなんとか 138 点スレスレで合格した人が多数です。1回は落ちてその後自分の持てる時間のほとんどを勉強に費やした。僕は G ルートの人たちは受講者+今までの不合格滞留者がほとんど受けるものと思っていたのですが、計算すると 3 分の1は受験をしていないようです。

昨今のコロナ情勢でその対応に追われていたり、長距離移動ができなかったりという事情もあるのかもしれませんが、相当に困難なハードルと思い、戦わずに敗退している人たちも多いのかと推測してしまいます。

基礎心理学知識・医学知識・各種法律知識や制度論をよく知っているからといっていいカウンセリングができるという証明にはなりません。どの資格でも言われていることですが、資格というのは取得したらすぐに使いものになるというわけではなく、それをどのように役立てていくかはその人次第です。

2. 産業公認心理師 Y先生

以前から懇意にさせてもらっている、株式会社 A 社を経営し、カウンセリング・メンタルヘルス教育のパッケージを各企業に提供している、産業カウンセラー・キャリアコンサルタントです。第2回試験で公認心理師を取得した Y 先生は経験10年のベテランですが、朝4時起きで勉強、通勤の電車、バスの中でも勉強、土日祝日は空き時間を全て公認心理師に向けて勉強し、それでも結果的に 138点+数点というきわどい合格点だったということでした。

Y先生とついさきほどまで話していたのですが「公認心理師を取得して変わったことは?」と聞いたところ「何もないわねえ」ということでした。

それではなぜ公認心理師を取得したかというと、彼女はかなり勉強熱心な人で、同じ産業カウンセラー、ほかの臨床心理士も入っているカウンセラー仲間との勉強会にもよく参加していて、それまで解決思考アプローチ、家族療法、動機付け面接の勉強会に出ていて僕が彼女の勉強の邪魔をしに行った時には ABA(応用行動分析)の本を手にしていました。

要するに彼女は臨床心理士こそ持っていなかったものの、心理の仕事をしているという立派な矜持があり、新入社員向け、中堅・管理職向けメンタルヘルス講義を行ったり、最近ではハラスメント対策講義を行ったりと八面六臂の活躍で、常に EAP、従業員支援プログラムのカウンセラーとして活躍してきたという誇りを裏付けたかったのだろうと思ったのです。

「先生、それだけいろんなことができるんだったら経営コンサルタントもできるんじゃないですか?」と何回か問いかけたことがあるのですが「いえ、私はあくまでカウンセラーですから」と答えられたことがあり、この仕事に高いプライドを持っている彼女に結構失礼なことを何度も言っていたのだなあと反省することしきりです。

Y先生は元々臨床心理士を持っていなかったというだけで、やっている仕事は個別のカウンセリングもしながら集団を対象に立派に心理の仕事をしてメンタルヘルスの知識・技能を磨くべく外部での勉強会にも積極的行くという志の高いものです。他職種 G ルートの人も「心理の研修会に出る」というだけでなく(WAIS-IVや Vineland- II の講座に出る人もいますが)自分のフィールドで公認心理師としての技能を磨くこともできるのではないかと思います。

3.他職種ホルダー公認心理師のスキルアップと連携

他職種といってもどれも対人援助職であることから、例えば福祉職も守秘義務があり、他人を傷つけてはならない、多職種連携をする、自己研鑽を積むなどの倫理があり、経験を経るごとに職能の成長を遂げていく、コンピテンシーのあり方も心理職も他職種でも同じです。

むしろ他職種公認心理師ホルダーがいて心理学に理解を示してくれることで、また、心理職も公認心理師ホルダーと共通言語を持ちうることによって協働協業をしてお互いに高め合っていくという、自分で書いていて大変きれい事だと思うのですが、そういった世界は不可能なのかなあと思ってしまいます。

4.心理職が信頼を得るために

最近下山晴彦さんが自分の「note」に心理職は仲間割れしている場合ではないと書いていました。

17-1.Stop the“仲間割れ”!

これは実に的を得た言です。心理職同士で争っていてどうして多職種連携なんぞができるのかというもので

「おまゆう」

という批判の矢が雨あられだとは思うのですが、正鵠を射たものです。

「スキルアップとキャリアアップ」は内輪もめをしている間には外部から信頼されにくいでしょう。多職種連携ができるのだろうかという信頼も主治の医師の指示の遵守にしても、心理職同士で争っていたら自分たちの不利益になるばかりだと思うのですがいかがでしょうか。

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◯ ポータルサイト「ココロト!」臨床心理士・公認心理師 10人以上募集

2021.5.26@Press のプレスリリースで

「心のお悩み相談ポータルサイト「ココロト」オープンに伴い臨床心理士・公認心理師を10名以上募集!」

という記事が出ていましたので、主催の株式会社メディカルリーディングの広報担当の方にさっそく電話して問い合わせてみました。

株式会社メディカルリーディング(リエンゲージメントグループ)ではすでに社会人のためのリワーク、職場復帰支援や精神的な疾患で退職してしまった人が再度社会に出るための支援事業を行っていますが、今回の募集は「お悩みサイト」構築に当たって、臨床心理学的なコラムを記事の執筆(すでにいくつか掲載済み)、また、オンラインによる文字カウンセリングの業務を請け負ってくれるスタートメンバーを 10 人~20 人募集しているということです。

心理職が現在置かれているきわめて低賃金の状態についてもそれを問題視していて、オン
ラインカウンセリングについても「心理士の報酬の低下に警鐘を鳴らしたい」と書いてあり
ます。

「求められる人材は?」ということについて聞いてみました。今回公認心理師試験が行われ、
例えば精神保健福祉士、看護師、教員など各分野で社会経験を積んで活躍してきた G ルート合格者でも構わないのかと聞いてみると、それは全く問題がないとのことでした。

リエンゲージメントグループには「株式会社メディカルリクルーティング」 もあり、外部企業体などへの心理職の就職や副業紹介も行っていて、その事業ですでに働いている心理職の人もいるということ。

病院やクリニックでの常勤または非常勤の心理職・カウンセラーや心理テストができる心
理職の募集もしています。

また、心理職向けの教育セミナーも開催しています。かなり多岐にわたる事業を展開しているという意味では今後成長していく心理職向けのプラットフォームになり得ることが期待できます。まだスタートアップ段階にあるとしても、往々にしてこういった事業体が大きく成長することはあり得ます。

僕ら心理職にとってはこういった場が増えるのは喜ばしいことだと考えています。

興味のある方はぜひ応募・問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

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◯まだ間に合う、カンと知識を総動員する公認心理師試験対策

1.はじめに

公認心理師試験の解法は多くの参考書でも出ていますが、知識があればカンで解くのも比較的ラクです。試験まで今の段階で知識をなるべく多く頭の中に流し込んでおけば知識も事例も問題はそんなに難しくないと思えるぐらいの学習をしておけばいいのだと思います。

2.例(第3回試験)

問8
「心理学の実験においてXがYに及ぼす影響について」を問う問題です。

心理統計でX=独立変数、Y=従属変数、X でもY でもないその他に影響を与える変数が剰余変数ということを覚えておけばまず①(X=剰余変数)、②(y=独立変数)が違うのはわかります。研究者が従属変数 Y をまず操作してしまったらまともな実験にはならないので③が違うのもわかります。

⑤、結果の分析に X と Y の相関を求めるというのは、独立変数と従属変数だけの関係を見るということでは「心理学の実験」には当てはまらないので誤答、通常 X は複数、治療薬とプラセボ薬で効果を測定するなどが正しいので答えは④でいいわけです。こういった知識を覚えておけば統計も怖くないでしょう。

問 52 は全般性不安障害の症状として正しいものを2つ選択するという問題です。DSM-5の診断基準はとにかくDSM-5 そのものを見て覚えておくしかありません。第3回試験では全般性不安障害が出ましたが、次回は ASD が出るかもしれませんし、素行症が出るかもしれません。過去問を解説したテキストを見ておくだけではこういった診断基準に関する問題は解けません。

問 65、放火をした9歳男児を家裁がどの施設に送致する可能性が高いかについての設問ですが、児童が入所する施設についての知識と、家裁が送致する権限のある施設、年齢を考えたら児童自立支援施設の可能性が最も高いことはすぐわかります。

問 72 では田中ビネーで 69=知的レベル低、Vineland- II の v 評価点から8歳の男児の状態を推認するという問題です。両方のテストの評価点の意味がわかれば簡単です。Vineland-II は実施したことがある人ならば v 評価点のカットオフ値はわかると思います。

問73も心理検査から25 歳会社員 A の状態を判断する問題です。ここで使われている心理検査は BDI-II、AQ-JY-BOCS です。それぞれのカットオフ値と25歳会社員の見立て(というか診断名)の推察についてですが、A の状態や検査数値から推定すれば答えは出てきます。これらの問題は知識が完璧であれば解けます。3つのテストとも頻出と考えておいた方がいいでしょう。

3.正答に至るまでのカンとコツ

知識が完全に近いものであれば近いほど正答は選びやすいです。上記だと「解説」になってしまっていて「カン」の働きどころがないのではないかと思われるかもしれませんが、よく言われているように公認心理師試験は記憶を再生させて自分で論理を組み立てる、という再生 + a の高度な問題(国家総合職や難関大学院)ではなく、「何が正解だったかなあ」という正答(誤答)を選択する「再認」問題です。

ですから少しでも知識があれば「どっちだったかな?」と正答選択ができる「カン」の確率は2分の1に上昇します。しかしやや難易度が高い、あるいは問題で2分の1だと合格点にたどり着くには心もとないので、僕の持論ですが「再認力」を高めるためには大量の知識を流し込む必要があります。

分厚いテキストには多くの項目が記載されています。それらを全てざっと一読して、まず分野全体の特性を理解する。過去問もやってみてどこまで覚えればいいのかを見てみる。それからテキストの復習をする、とやることは多くあります。

第3回試験で「こんなマニアックな問題出しやがって」と思った人も多かったでしょうけれども、心理学部卒業の人でも実験のレポートひとつ書くのに用語がわからなければ文献を読んで、それでもわからなければ英語の論文を読んで、ということをやらされた人も多かったと思います。

ブループリントの小項目を全て調べるだけではこの試験は解ききれません。大事なのは小項目+中項目→大項目です。小項目の中には「バイアス」は書かれていません。しかし実際にはバイアス問題は出ます。

「確証バイアス」(自分の信念を信じるために他の不利な仮説を無視)があります。社会的帰属の誤りや虚偽記憶を作り出すこともある「認知バイアス」(プロスペクト理論=判断に至る時間は早いが正しいとは限らない)、SNSなどで極論に傾きやすいリスキーシフトがあります。

過去の経験や相手の性格の大部分を見て小さい部分を無視してしまう「一貫性バイアス」、自分が知っている知識経験だけに拠って物事を判断してしまう「自己中心性バイアス」、例えば「東北地方の夏は常に関東よりも涼しい」というアンカーを下ろしてしまう「アンカリング」(選択的アクセシビリティ)、自分だけが苦労して成果を手にしたと思う「自己奉仕バイアス」、世の中の人の8割は自分の運転は人より上手いと思っている「自己高揚感バイアス」、予見可能をしていたと思う「後知恵バイアス」、などがあり、バイアスを例として出しましたが、人の認知、社会心理学という大きなくくりの中からは何の問題を出しても構わないというわけです。

バイアスは知っておけばその単語を知っておくほど正答率が高くなります。

「数学は暗記科目」と超難関大学受験で言われていますが、確かにそういった側面はあります。しかしながら公式は暗記してもいいですが、各例題を暗記しただけでは実際の試験はまぐれ当たりの可能性は高くなります。暗記→理解になればなおさら記憶は定着しやすいでしょう。

いかがでしょうか。基礎的な知識を押さえ、多くの用語を覚えて理解していけばまだ時間は間に合うと思います。ぜひ受験生のみなさんに頑張っていただけるよう、期待しています。

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公認心理師試験対策

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問題点ありより臨床心理士・公認心理師・問題就労先

※ブログを始めたころからの旧知の間柄 Pちゃん

Pちゃん:なあなあひなぞう

僕:なんや

P美:このアカウント面白いで

僕:これは…すげーな、ほかの心理職の悪口ばっかり書いとるな

P美:こっちもや

僕:ひでえwww こっちは占いと変わらん。よう見つけてくるな

P美:わてな、わてな、こういうの趣味やねん

僕:ネットストーカーやん、だいたいあんさん俺フォローしてないのにしょっちゅう DMくれるのおかしいわ。鍵垢はフォローせん。まあ俺の実経歴っぽいの指摘してくれたのはあわてて消したから助かったけどな

P美:ひなぞうひなぞう聞いてや

僕:なんや

P美:わてまだうちの院の研究生やっとるのぬね

僕:卒業して何年経っんやねん

P美:まあそれはいいとしてな、うちの教授怪文書ばらまかれたぬ

僕:なにそれこわい

P美:ないことないことたまにあることおり混ぜてパワハラセクハラ教授と言い立てて学内に張り紙ぺたぺた貼ったのさ

僕:ほえー、それ犯罪やん

P美:でな、わてその教授のことひなぞうに話していたやん。確かにいろいろある教授だけどな。で、ひなぞうやったんか?

僕:え?俺?俺聞き流してたからよく知らん

P美:よかった。ひなぞうがやってたら清水の舞台から飛び降りて死んでたわ

僕:P美おま清水の舞台どこにあるのか知っとるのか?

P美:それは…ひなぞう意地悪やな。で、犯人やっぱりうちの院の卒業生らしいわ

僕:ちょwwおま、なんでそこまでわかってて俺疑うねん

P美:言葉のあやや。で、なんか警察に届けられるとか訴えられるとかするらしいで

僕:ひえー、でもこういうことよくあるらしいな

P美:そっか。うちの院だけじゃなかったんか

僕:匿名だと好きなこと書くからな

P美:ひなぞうが代表や。ひなぞう大問題児や。あのブログ 300回ぐらい訴えられるわ。だいたい住所アラスカになってるし

僕:シャケいくら丼食べ放題

P美:サッポロラーメンとかな

僕:ちょwおまそれアラスカと違うw

P美:全部クール便で送って。発払いで

僕:…P 美とのこの会話記事にして巻き添えにしたる

P美:ひどみん。あとひなぞうケチやから

僕:ベテランになると金を使わぬ心理学を会得してる

P美:金と言えばあとな、面白い仕事見つけたねん

僕:あんさんなんでも見つけて来るな

P 美:博士号取得者、臨床心理士及び公認心理師取得者、○分野に関して5年以上の経験者、明るくて前向きな性格な人

僕:どっかの准教授かい?

P美:時給 1,300円。これ url や

僕はあ?じきゅうせんさんびゃくえん?

P美:○みたいな有名法人で働けるから人脈作るとか?

僕;送ってくれた url 見たら単純事務職やん。
「仕事内容; Excel での簡単な集計作業w」でもこんな仕事よくあるわ

(会話篇終わり)
※ Twitter にしても匿名でSNSに出ているといろんな人がいろんな経歴を名乗っていろんな事を書いています。で、本当に本当のことはわからないのですが、どうも発言内容やフォロワーの少なさ、イイネ!の少なさ、贅沢ができないお金のなさや仕事に関する愚痴を見ると「これはホンモノの心理職だ」と心理クラスタに関しては妙に納得してしまいます。

どうせニセモノを語るならばフォロワーが無茶苦茶多いお医者様やアイコンに美人を貼ってみたり、教師(意外にフォロワーが多い)を名乗ればいいでしょう。人はホンモノの自分と SNSの自分とを比較すると SNS の方に本音がより多く出ているとトップインフルエンサーブロガーの DJあおいさんが書いていましたが僕もそのとおりだと思います。

きっとホンモノの自分と SNS の自分を比べて、普段は温厚で柔和そうな人が SNS では過激でアグレッシブな人はSNSの方が本音が良く出ているのでしょう。

僕はと言えばいつもの文章どおりの気弱で優柔不断な人です。というわけで心理クラスタのみなさんのツイートなどを眺めていると心理職のみなさんの本音がよく出ていて、まあまあ平和な人種が多く、問題がある人は現実世界でもいろいろあるのかなあと思っている次第です。

確かにたまに担当ケースのことや生のケースの相談に乗ったり、スーパーヴィジョンをSNSでやろうとしている人は見ますがかなり危うく、こういう人は確かに問題ありと見ているのですが。

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