ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

2021年01月

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sᴏᴜɴᴅ ᴡɪᴛʜᴏᴜᴛ sᴏᴜɴᴅ.
写真は音をもたない。だからこそ聴こえてくる声がある。それは自分の中にある世界との呼応。

◯ 事例問題を解く・問149から見る鉄則

1.序 

問149

問題概要は17歳の女子高生の繰り返されるリストカット、「ワタシに失望してるんでしょう?」、動揺するカウンセラーはその気持ちを隠したま「そんなことないですよ」と返す。女子高生はある時ひどい自傷行為をした両腕を見せて「カウンセリングを辞めたいと思っているんでしょう!」と怒鳴りつける。カウンセラーはどのように対応したら良いか。

僕は第3回公認心理師試験の中でこれが1番良問だと思いました。これをひねって出題されると難しいものになるでしょう。そこで試しに問題を見せた上で美人女子大学院生みおみんに再登場願ってまたこの問題について語り合ってみました。

それはこの問題の中に事例問題、国語問題のように解ける(ただし臨床心理を知らないと解けない)カウンセリング問題エッセンスが含まれていると思ったからです。

2.問題分析・事例検討

僕:うぉはぁああああぁよみん!!

みおみん:おはみぃぃぃぃいいいん!

僕:というわけでこの問題について一緒に考えて欲しいんだけど(協力的共同体感覚《テキトー》)

み:こんな対応されたらワタシむっちゃ腹立つわ。なにしろワタシ美人だし

僕:美人と何の関係性あるんや。どんなところが腹立つん?

み:だってこの子カウンセリングに救いを求めてやってきているんでしょ?だから「苦しいか
ら何とかしてちょうだいよ」って手首切ってきたら「なうワタシ、そんなことじゃ驚きませんから」っていつもカウンセラーはにこにこして笑ってるね。これは激おこ案件

僕:カウンセラーは 20 代から 30代前半の男性、または 20 代院卒まもない女性、ただし男
女限らず 40代から 50代、あるいはそれ以外の可能性もある

みおみん:誰でもいいってことやん

僕:いや、駆け出しはさ、どんなことにも動じないぐらいワタシ若いけどセンスあるのよっ
て示したくて裏目って自分もやな気持ちになってカウンセラーの自己満足や

誰のためにカウンセリングやってるかっていうとこのカウンセラーは自分のためにやっとるわ

児童虐待なんかは淡々と聞かないとまずいけどな。大人が聞いて驚いたら子どもが「しまった、話さなきゃよかった」ってなるから

みおみん :この子かわいそう。「リスカするまで追い詰められているなんて辛かったでしょ」とか言われなかったんだね

僕:それから一時期収まってたリスカが受験を期に再発したのはやっぱりストレスから来る SOSだね。一時期はカウンセリングうまく行ってたけどね。どうもこのカウンセラー腕悪すぎて女子高生返事が来る電柱に話しかけてただけやろ。みおみんセンスええわ

み:当・然やね。ワタシ美人だし

僕:美人とは関係ないわ。私のコトカウンセリングするの辞めたいんでしょって心の叫びや、
多分このカウンセラーは手に負えないと思って本当に辞めたいと思ってたんだろう。そういう気持ちはすぐクライエントに伝わる

この子の気持ちわからないでリスカ見せられたら攻撃と思っててこの子のことキライだったんだろうな。最後にひどい切り傷作って怒鳴られても何もしなかったら本当に死んじゃうかもな

み:ほかの選択肢もありよりのありっつー風に教科書的に書いてあるからひっかけだね

僕:直面化とかな

み:確かに直面化は境界性パーソナリティ障害に対する基本的な態度って言われてるけど
「手首切ったのはおめーがわりいからだ。いい加減にしろ」はひとつの正答かもしらんけどそれは初回からラポール、治療的関係がうまくいってればだよね。このシナリオじゃムリみん

僕:ただ謝るっていうのはどや?

み:「ワタシあなたの気持ちようわからんけどとりあえず謝らせて」って言われたら絶望するしかない

僕:自傷をひどくさせないためにカウンセリングを彼女の気持ちどおり終了するっていう選択肢は別に彼女の気持ちやないやん。

ところでこの問題の正答、まあ原因と結果としては正しいんだけどどないや。んー、動揺を隠していたことが自傷につながったことを指摘するっつーことは「わてがめっちゃ動揺してたの隠したからアンタが不安定になったんやな、ほな驚くで『うわー、めっちゃ驚いたわあ』おま、これでええんか?わてがここまで言ってやったんだから満足せいや」

み:あんた◯されるで。どういう言い方がいいのかなあ。「わてな、大丈夫言うとったけど
ホンマはえろう動揺しとったんや。それ言わんかったんがあんさんが不安定になった理由やな?ちゃうか?」つーことじゃね?

僕:せやな。でも謝罪の一言ぐらいはあってもいいと思うわ。ところでこのカウンセラー、
この問題の答え通り言えたと思う?

み:無理やな。こんな鈍いヤツどないもならんわ。こんなんポンコツが突然目覚めることあらへんわ。設問に無理があるで。

※ 実は心理職にとっては常識のように思えるこの問題ですが、一般人から見るとわからん、リスカするような奴は叱りつけてしまえ、そう思って愛情なしに叱ったら相手は傷つくだけです。

※ カウンセリングに関する問題は僕が勝手に決めたものの基本的に上記の考え方をしていけばいいかと思います。すなわちカウンセリング至上主義(例外多し)相手の立場や心理状態を正しく理解する、侵襲性を避けることです。

※今回カウンセリングに関して、知識でも事例問題でも出題されていましたが(僕が勝手に選択)以下の原則があるようです.

1.投薬を受けていてももカウンセリングを行うべき。治療構造の枠組みは患者の希望があっても治療契約構造という初期設定からコロコロぐらつかないようにする。 
(問1)

2.患者の症状が悪化していてもカウンセリングをする。
これまでの出題傾向から→入院、身体管理、投薬治療の必要性に(服薬指示はしない)ついては患者に伝えてもいいようです。
(問2)

3.カウンセリングの際は初めにインフォームドコンセントをしっかりとしてカウンセリングの効果を説明して治療契約を結ぶ。多職種連携をする。関与しながらの観察をする。
(問33)

4.カウンセリングは侵襲性があってはならない(心理検査であっても)。共感性原則。共感は正しい。カウンセリング時には相手の状態を確認しながら行う(問38)

5.侵襲性を避ける。カウンセリング初期契約ではクライエントのニーズをしっかり把握する(問60)

6.カウンセリング至上主義にも例外あり。症状に全く関係ない方針のカウンセリングは行わない(問62)

7.カウンセリング至上主義の例外は、身体症状・幻覚妄想があり未受診の場合は医療機関受診>カウンセリングです。(問68)

8.具体的な医療行為(この問題では点滴)を患者に勧めない。医師の指示を受けるという意味では、医療至上主義でも医師を心理師が使ってはいけません。(問69)

9.自殺危険性がある場合には心理状態身体的状態観察をして相手を責めるような「お前の活動はどうだった?正しかったのか?」発言をしない。(問71)

10.問76は各社正答が異なる割れ問、現実指導重視か共感重視か。僕も判断しかねます。

11.多職種連携を行うのが境界性パーソナリティ障害の場合には大切。(問79)

12.観察評価原則
うつ病に対する初期対応、困った時は観察評価(問138)

13.真面目な人が急に窃盗繰り返して罪悪感なし。困った、理解しがたいときは医療受診。多分脳外科
(問142)

14.休職を勧める、越権行為はしない。明らかに過労のクライエントを産業医に面談させる。(問144)

15.選択肢ではほかの心理的介入を提案しているのにいきなり心理検査をするのは唐突(問145)➡️形を変えたカウンセリング主義 

16.「ない」という選択肢は「ない」の原則。「自殺の危険性は低い」と言うのは「ない」選択肢に正答がないように「ありえねーだろ、なんでそんなこと断言できるんだ」自殺危険の場合可能性と評価することはないです。(問146)

17.0指導やしつけを強制的にしない(尋ねる、確認する、検討する、は可能。登校を第一目標にするのは支援ではない。)(問147)

○ 医療>多職種連携>観察・検討>カウンセリング

そして「ない」という選択肢はほぼほぼ正解ではない。と言うことを覚えておくといいでしょう。


公認心理師試験対策




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ᴍʏsᴇʟғ. 
安全な秘密基地があるからこそ冒険に出られる。自分が満たされているからこそ誰かに手を差し伸べられる。自分に自信がもてるからこそ一歩を踏み出せる。

公認・臨床両方不合格だったけど負けない中丸君

関係記事;

1. リンシ→×公認心理師⭕️中丸君のリベンジ
2. リンシ惜敗中丸君

(ツイッターで豆腐写真を撮っていたら電話)

僕:おう中丸、どした。ちょい俺人生の課題をこなすのに忙しいんだけど

中丸君:ひなっちゃん、俺、公認やっぱりダメだったみたいっす。採点一行間違ってたのに気がついた

僕:ぬぅわにいいい!!(そもそも一行間違えてどうして合格点が取れたかという疑問はさておいて)
それからな、せめて俺のことさん付けで呼んでくれないか?

中丸君:ひなっちゃんさん、これで俺、ベンツは今年は諦めたっす。気持ち悪いけど愛してるって言われたけどまだ俺のこと愛してるんですか?言ってるうちにまた気持ち悪くなってきて吐きそうになってきたけど

僕:心配するな、俺はこの前本当に吐いたから。おうよ、で仕事はどうする

中丸君:内定もらってた総合病院小児科切られちゃって

僕:…医療関係は保険点数にシビアだからな。資格ないと

中丸君:で、全国の小児科のある総合病院に電話したっす

僕:ぜ、全国ううう?おま、どのぐらい電話したんだよ

中丸君:うーん500件ぐらい?ほら、俺理想が高いから総合病院だけじゃなくていちおう地の利がいいクリニックも調べて場所も厳選したっす。住むアパートも調べて築5分駅まで徒歩5年みたいな

僕:おま、ツッコミどころ満載だけどこれから大丈夫か?

中丸君:で、ちょいターゲット広げて発達系の放課後デイサービス探したっすよ

僕:ああ、求人出てるからな

中丸君:え、求人なんて当てにするわけないじゃないっすか今度は全国 100 カ所の放デイ個別に飛び込み訪問して雇ってくれないかどうか聞いたんっす。内定取れたっすよ

僕:あんた飛び込みって・・・

中丸君:だって俺、現地見てみないとわからないじゃないっすか

そこでまず「ベンツ買いたいんですけど」って言って様子見てみた

僕:放デイはヤナセじゃないぞ

中丸君:そういう時の相手の反応にこそ真実がある 

僕:あ、全国ってお前彼女は?

中丸君:彼女は理解あるから年に1度の遠恋でもいいって

僕:…まあそれはそれとしてお前ムダにエネルギーあるからな。よく院で優秀な成績取ってたな、これから受験勉強どうすんだ?

中丸君:腕立てやスクワットしながら参考書読んだり、日課の走り込みの時にはプロロゴス山崎先生の音声聞きながら 20 キロ走った後40 キロのサイクリングっすね

僕:文武狂道か

中丸君:いやひなたさんそんなにほめないでくださいよ

僕:採用試験はどうだったんだ

中丸君:ちょうど人足りなくて求人出そうかどうか迷ってたところだったってことで、実技試験あった。希望する子ども入れ替わり立ち替わりお姫様抱っこして全力疾走

僕:トライアスロン同好会とアニ研(こういうのも重要)入ってた成果があったな

※ という具合で心理系大学院を卒業していればそれだけで採用に大歓迎してくれる施設は多いです。そして入所施設は学歴よりも経験を重視する傾向があります。最初公認自己採点低かったと聞いた時にはリンシもダメだった中丸君、まあ両方とも感触はなかなか。特に公認は解答欄も一行間違えたとのことで惜敗っちゅうかなんというか、次回は頑張って欲しいものです。 

彼は ABA 応用行動分析、TEACCH(Treatment and Education of Autistic and related
Communication handicapped Children)を勉強して小児期崩壊性障害に実践し、修論も書いたというまさに放デイでは重宝される人物です。「将来は放デイを自分でやってみたい」という大志をさくっと抱くようになりました。

公認リンシ両資格がなくとも明るい性格と人並外れた体力、そして何よりも子ども好きというアドバンテージが採用につながったのでしょう。資格がなくとも採用はされますが、きちんと彼は資格取得のための勉強は怠らないようです。そそっかしいところもある中丸君ではありますが、そのファイテングスピリッツを生かして次回はぜひ合格して欲しいと思っています。

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ʀᴇғʟᴇᴄᴛ.
写真のよさのひとつ。どんな天気や心模様の日も、それを「美しさ」として映すことができる。
#雨


総合職心理キャリアの悲哀

先般
家庭裁判所調査官補・国家公務員総合職人間科学区分・矯正心理専門職
の記事を書きましたが、読者のふみさんからコメントがありました。

返信を書いていたらあまりにも長くなったので独立記事として取り扱わさせていただきます。

以下ふみさんのコメント

私が言いたくて書きたくて仕方がなかったことを、敢えて文字にしてくださったことに感謝です。法務省(少年鑑別所、保護観察所)は検事、厚労省は医系技官、裁判所は裁判官。鉄板資格たる法曹資格又は医師資格を持っている者がどんなに若くて仕事がダメパーでも強いです。法曹資格又は医師資格のないキャリアの職員がどんなに自分を犠牲にして出世しても出先機関の所長や事務次官止まりです。ただ、法曹資格又は医師資格があるトップより強いのは政治家。国会議員のセンセが最後は何でも決めちゃうから、私達はここに一番翻弄されます😥

以下ふみ様への返信

コメントどうもありがとうございます。
ふみさんの言うとおり、法務省では事務局長は行政・法律キャリア総合職のトップ事務次官は13番目ぐらいのいわば名誉ポスト。上層部は全て法曹がその地位を占めています。

矯正心理職として採用された鑑別技官は判定会議で鑑別所長の決裁が必要な鑑別結果通知書を出しても若い判事補にひっくり返されてしまいます。鑑別所入所中の4週間の間に鑑別技官はとても忙しい思いをして義務官舎に入り、帰宅しても落ち着かない気持ちで鍵を片手に鑑別所の重い鉄のドアを開け閉めして、およそ心理職として考えられないような仕事をしているのです。

心理キャリアは総合職としては技術職のようなもので、昔は国家I種のキャリア組、大卒一般職の国家Ⅱ種、実際には「国家1.5種」ぐらいの扱いを受けているのだと考えています。

ただし、やらされている仕事は本省ではデスマーチ、野党からの国会質問【例えば少年犯罪の凶悪化に対する対策(このような事実は統計上も実際にもない)】があれば徹夜残業で、夕方6時から仕事を始めて翌6時に終わって、9時には国会質問はないよと言われて作った書類はそのままシュレッダーという仕事が毎日の日課です。

裁判所総合職としての家庭裁判所調査官もほぼ同じ待遇です。調査官としての上がりポストである首席調査官になるには全国10カ所以上の転勤をしなければならず、20年以上単身赴任というのはザラですし、ヒラ調査官のまま職業人生を送ろうとすると物凄い圧力で異動を強要されます。

家裁調査官が出世する(聞き分けのいい人は出世を無理にでもさせられてしまう)のは調査能力よりも全国異動能力が重視されます。

また、定年寸前の首席調査官は各種連絡協議会があっても中央上席に座るのは若い判事補、その隣に首席が座るのが当たり前です。

調査官が現場の調査仕事だけをしたいというのは年々困難になっています。書記官が書記官、事務官とジグザグ昇進をしていくのと同様に調査官が家裁事務局長や事務局次長を好きでもないのにやらされて事務官書記官のポストを奪っているわけですから物凄い妬みの目で見られます。

最高裁や高裁にも家裁調査官出身者はいますが、家庭局第1課長、第2課長は30第半ばの将来高裁長官等のトップエリートを目指す飛び石ポストなのに比して家裁調査官出身の第3課長は定年寸前の50代です。

裁判官は定年まで勤め上げれば大手弁護士事務所に高待遇で迎えられるか、年収3000万も可能なハンコを押すだけ仕事の公証人のポストもあります。

それに比して家裁調査官の定年後のポストは指定職東京家裁調査官でも非法曹で法曹よりもずっと取り扱える裁判事務の権限の低い簡易裁判所判事(揶揄を込めて「カンパン」と呼ばれる。)や調停委員、または名誉職としての給与が安い大学教官です。

かように厳しい扱いを受けている家裁調査官は年々人文科学専門家というより、臨床心理学専攻出身者でも裁判所司法行政事務取扱人としての能力が要求されています。

昔は独立していた家裁調査官研修所は裁判所総合研修所として書記官養成のための機関と統合されました。

はるかその昔ですが家裁調査官は内地留学として大学に研修に行くことができましたがそうすると大学にそのまま就職してしまう人が多かったのでその制度は廃止されました。

医療や産業、福祉現場でも心理職の宿命ですが裁判所で家裁調査官が「先生」と呼ばれるとものすごい勢いで睨まれることが多いです。というか確実に

部内で「先生」と公式に呼ばれるのは「何も話をわかってもらえなかった」と悪評を当事者から買う調停委員だけです。(ちゃんとしたいい調停委員会委員もいますし、当事者が思うようにならなかった恨みもあるだろうと付け加えておきます)。

矯正心理専門職にしても裁判所総合職、国家公務員総合職人間科学区分でも恐ろしいほど難しい試験を通過しないとなりません。

特に知能テストのハイパーレベル版、判断推理や数的処理はIQ170ないと解けません。
人事院発表の総合職過去問
が、まずこれに全問正解するぐらいの実力がないと次のステップには進めません。

臨床心理士公認心理師総合職の三つ巴合格はもはや人間技ではないと思います。

責任は一切取りませんが志があり、公認心理師スピリットを国家公務の中で生かしていける人には心理官僚としてぜひ三冠王を目指してこの制度を良くしていって欲しいと思います。

厚生労働省医系技官については心理職の世界とは全く関係ありませんがかなりの愚痴を聞かされることもありますのでまた機会があれば興味本位で別記事として紹介したいと思います。

(Special thanks to my brain Ms.A)

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selected the photo &lyric by sora (@Skylit_Blue)
┈❆┈┈┈┈┈┈┈┈┈
⋆˖ 𝗠𝗲𝗹𝗼𝗱𝘆 ˖⋆
┈┈┈┈┈┈┈┈┈❆┈
なにを携え
なにを成す

それ自体に
意味はない

大切なのは

こころが 生きる喜び 奏でること♾


◯ 東大教授下山晴彦さん公認心理師試験について大いに語る

1.序

僕は公認心理師関係者の認知行動療法療法家3天皇として公認心理師の会会長にして東京大学名誉教授丹野義彦さん、筑波大学享受の原田隆之さんとそして勝手にこの下山晴彦さんを認定しています。

これまで
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本ブログで取り上げた丹野義彦さんの記事 ⬆️

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そして原田隆之さんの記事 ⬆️
を書いてきてGoogle先生にも認められるという栄誉を与えられてきたのですが(検索結果はGoogle先生の判断で日々刻々変わりますので変動があるかもしれません。)
「公認心理師 丹野義彦」「公認心理師 原田隆之」で検索した場合⬇️

Google先生による丹野義彦さんの検索結果
同Google先生による検索結果原田隆之さん

ここで下山晴彦さんの記事を書かなければ大変不公平ではないか?
と思い本記事を書き起こす次第です。

※ 注:ただし僕は大変気が弱いのであまり批判的なことは書けないかもしれません。

2.下山晴彦さん、公認心理師試験について大いに語る(ひなたも語る)

下山さんは東大を学部から博士課程まで終了、教育学博士、オックスフォード大学、シェフィールド大学留学を経て現在東京大学教授という大変立派な経歴をお持ちの方です。

その下山さんが今回noteで公認心理師試験制度について大いに批判を述べていらっしゃいます。

これでよいのか!公認心理師試験

この記事については僕は大いに同感するところがあり、第3回公認心理師試験が重箱の隅をハンマーで殴って叩き壊すような「クイズ王決定戦」だったこと、公認心理師試験は本来臨床心理学としての知識の大元を見るものであって、木を見て森を見ず、ではなくて「木の下の葉っぱの葉脈をじっと観察する」ような難問奇問が多かったということです。

下山さんは第2回公認心理師試験で資格を取得した方ですが、あまりの試験のその難しさに元々弱かった奥歯を噛み締めて奥歯が折れてしまったという大変気の毒な経験をされたとも聞いております。

確かに認知行動療法オンリーのCBTプロパーとしては第2回試験、心理学史で精神分析を大きな精神療法の潮流として認めたり、フォーカシングのようなイメージ重視の精神療法についての問題はなかなか耐え難かったかもしれません。

このあたりは描画、箱庭のような精神療法をさせるようなカウンセラーはエビデンスに欠けるので他のカウンセラーを選びなさいという原田隆之さんの主張をなんとなく頭の中で結びつけてしまいました。

真面目な話、僕自身の本棚ににも下山晴彦先生の編著書籍があるわけで、特に「公認心理師必携精神医療・臨床心理の知識と技法」は医療分野がかなり網羅されている名著だとも思っています。

そしてこれはいろんな公認心理師受験対策講座の講師に共通していることですが、教える立場にあって公認心理師試験対策講座を行っている人が試験問題で高得点を取れるとは限らないということで、これも下山さんが自分自身ももし第3回試験を受験しても合格できなかったと思うと述べていらっしゃったことです。

確かに公認心理師試験の範囲は広くて細かい、しかし特定の学派をdisってはいけない、というのが僕の考え方です。下山さんは博識でいらっしゃるのだから認知行動療法だけでなく臨床心理学各学派を紹介できていたらもっと得点を取れて受験対策講座を受ける受験生のためにもなるかもしれないと思いました。

下山さんは「公認心理師の、その先へ」をスローガンにしています。

そして修士の段階から5領域について
「医療公認心理師」
「教育公認心理師」
「カウンセリング公認心理師」(福祉分野)
「産業公認心理師」
「司法公認心理師」
に分轄して試験制度もそれに合わせるべきだという主張を持っていらっしゃいます。

そこで僕が思ったのは「ちょっと待て、臨床心理5領域をワープアフニーター心理士としてふらふらしてきた僕に限らず、若い心理職が教育領域に就職して、スクールカウンセラーとして活躍しながらクリニックでバイトして医学的知識を教育現場に還元するということはよくあることだぞ」ということです。

「◯◯公認心理師」としての名称しか名乗れなくなってしまったら病院では「医療公認心理師募集」となってしまい、横断的な働き方をする心理職としての実情に合わなくなってますます就職先はなくなってしまうでしょう。

僕は「公認心理師試験の、その先へ」が大切だと思っています。

僕は公認心理師は「公認」という名の元で5領域を網羅した汎用性のある資格となっていると考えています。

僕自身の考えとしては共通問題は全員必須の基礎心理学中心のものとして、5領域の中で2科目をそれぞれ選択制で、例えば受験の際に「医療・産業」を選ぶという、それぞれ自分が得意として経験、もしくは力を入れて学んできた領域を受験できるようになるといいなと思っています。

「試験が難しい難しい」という多くの人たちが言う事は本当です。

そうならば「この先の試験制度をどのようにしていくか?」が大切で、特定のある学派が「この学派の問題だけを出すべきだ」というのは間違った主張のような気がします。

だから職能団体が特定学派に偏ることも危険だと考えていて、その結果として職能団体がまとまらないようであれば公認心理師制度は恐ろしく迷走してしまうことになってしまうでしょう。

3.下山晴彦さんの、その先へ

下山さんも下山さんなりに公認心理師試験制度について考えている人の一人であることは間違いありません。

新しいビジネスモデルとしてのカウンセリングについても提唱している、そういった意味では優秀な人です。特定学派が別の学派をdisるとdisられた学派はdisり返します。

医学看護でこれをやられたら開腹手術中に論争をするわけにはいかないのですから、学問を学びつつ実践の徒である心理職、そのオピニオンリーダーである大学教員は多様性を認める文化素地が大切です。

学派の多様性を認めることができない心理学者はクライエントさんの多様性を認めることもできないというのが僕の意見です。

下山さんは物柔らかな言い方ですが「何か」の違和感を感じます。箱庭療法や描画をやってきた人たちが認知行動療法にスライディングするべきだという彼の論調にも危険性を感じてしまうのは僕だけでしょうか。

(しもやまみんのご尊顔を以下お楽しみください) 



※ アナウンス

従来の「公認心理師試験」カテゴリを
公認心理師試験対策

公認心理師試験制度 に分割しました。


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ʙʟᴜᴇ.
photo & lyric are by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_
心という海を抱き、想いという空を望む。

◯ 家庭裁判所調査官補・国家公務員総合職人間科学区分・矯正心理専門職

1.家庭裁判所調査官補

家庭裁判所調査官補採用試験が令和3年度も行われます。

採用試験日程 (令和3年度はまだ日程しか発表されていないようです。)

出願期間はurlに書いてあるとおり4月初旬です。

家庭裁判所調査官補の受験資格は30歳未満、院卒者か大卒者、その中にはさまざまなルー・ト、D1、D2、あるいは Gルートですでにて公認心理師資格を所持している人もいるかも知れません。

以前は公認心理師資格の有無は採用に関係しないというスタンスを取っていたのですが「公認心理師を取得するだけの勉強熱心さがあるなら採用してもいい」という姿勢に変化してきているようです。

総合職なのである程度の倍率をくぐり抜けた優秀な受験者が数多く欲しいわけですが、昨今の少子化で最近倍率が10倍未満です。特に地方の家庭裁判所では公認心理師に対するニーズが語られているとも聞きます。

また、公認心理師法第七条第1項第ニ号では指定実習施設となっていることから、心理学部で所定の単位を取得していれば、2年間の実務経験を積む事で公認心理師受験資格が得られます。

以前
家庭裁判所調査官から公認心理師を目指す。

記事にかなり書いてあるのですが、そこには書かれていないことについて触れます。

家裁でも法務省でもインターンシップ制度として家裁調査官の実際の仕事の様子を知る事ができたのですが、今はコロナの影響で時としてオンラインによる説明会が行われることがありますがこちらも不定期・中止もあります。

よくネットの情報を確認しておきましょう。

裁判所は法律が人間科学よりも優先されます。調査官は人間科学的手法を駆使して調査を行い、それを元にして少年審判、家事調停や家事審判が行われます。

ですので心理学専攻者が口頭試問で志望動機を聞かれた時に「はい、公認心理師になりたいからです」と絶対に答えてはいけません。

家裁調査官は人間関係諸科学の専門家である以前に裁判所職員であるという自覚を持たなければなりません。

つまり法律ありき、司法行政事務ありきです。だからといって自らを卑下する必要は全くないのですが、キャリアとして登用されたので調査官としての調査以外の事務局勤務をすることもあります。

最高裁、高裁、また家裁事務局長など出世コースに乗る人はそういったセクションに回されます。それはイヤだ、自分は司法臨床だけでやっていしたいんたというのであればそういう道もあるでしょうけれども面接で聞かれてそう答えてはいけません。

合格すれば名簿に搭載されますが、名簿搭載者だから必ず採用されるとは限らない事に注意が必要です。

2.国家公務員総合職人間科学区分:矯正心理専門職

国家公務員総合職人間科学区分については2021年度については2月1日に発表予定です。人事院国家公務員採用NAVI に掲載される予定です。

国家公務員総合職人間科学区分に合格すればさまざまな省庁への採用への途が拓けます。

省庁訪問をしてお互いのニーズを確認し、そこで官僚として厚生労働省(行政官)として働くもよし、文部科学省で働いてもいいでしょう。もし公認心理師資格所持者がさまざまな領域で働けば「公認心理師資格保持者はこんなに臨床的センスを活かした仕事ができる」と思われるかもしれません。

公認心理師法第七条第二号に規定される認定施設は少年鑑別所及び刑事施設です。  

微妙なところではありますが、法務省では矯正心理専門職のパンフレット
出していて心理技官を専門家として育成するための充実した研修・指導体制は国家資格『公認心理師』の受験資格が得られる「実務経験プログラム』として認定されています」

と明記されています。裁判所は教育学、社会学、社会福祉、法学ルートでも調査官補を採用しているのに比して矯正心理心理専門職は学部卒以上の心理専門職しかいないので公認心理師取得していること、あるいは取得したいことを積極的にアピールしてもいいかもしれません。

3.総合職としての働き方

裁判所総合職としての家庭裁判所調査官補、矯正心理専門職はキャリアと準キャリアの間ぐらいの位置で中央行政部(最高裁家庭局は隼町、法務省矯正局は霞ヶ関)で働く事もあります。

行政官なので9時4時(朝9時から朝4時)までノー残業手当で働く事も多いのですがやり切れば出世、しかし両方ともどんなに出世しても法曹有資格者にはかないません。それでも大卒一般職員よりは破格の待遇で海外留学も可能、困難な試験を乗り切った先には心理専門職キャリアとしての道が待っているのです。

中央で働く人たちは法曹を追い抜かそうと思うのではなく、現場で働く仲間を支援するのだという気持ちを持って欲しいと思います。

家裁調査官も矯正心理専門職も司法臨床のエリートとして大学教員になる人も多いです。

だんだんと総合職試験日程が迫ってきつつありますが、新卒者、既卒者でもチャレンジする価値は十分にあるでしょう。


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