ʙɪᴛᴛᴇʀsᴡᴇᴇᴛ.
強いから前へ進むんじゃなくて。振り返ると、想い出と共においてきたあの日の弱い自分と再会しそうだから。
公認心理師試験問153/受験生とセクシャリティの話・性別違和
1.序
毎年セクシャルマイノリティの問題が必ず1問公認心理師試験に出ています。
※ 元会話はとても見せられたものではないので封印します。
2.会話
りるみん:おい、ひなぞうはノーマルな趣味なのか?
僕:ちょっ、こおゆうものはいろいろ個人にとって何が普通か普通でないかということでは推し測ってはいけないと思うけど
りる:なんかひなぞう変な趣味あるんやな
僕:んー○○ぐらいかな
り:……ぎゃ!ま、ええわ。わてもわても心鍛えるためにSNSやネットで勉強しとるんや。なんかすごいで。△とか×とか。むしろノーマルな話は気持ち悪くなって吐いて1週間寝込む
僕:今日はDSMでいう性別違和やセクシャリティなどの問題をひなた先生が解説します。いずれにせよダイバーシティとジェンダーに関連しとるから大事な問題や
り:わてはノーマルに興味を持てないのはなんかの補償(防衛機制)かぬ?
僕:ちょい待ち…302.72(F52.22)
り:ひなぞう仕事し過ぎでとうとう記号で話すようになるとこまで来たか
僕:いや、女性の性的関心の欠如についてDSM見たんや。性的なものに興味がないのはAセクシャル、Aセクとか言うやん
り:あーわかる、わてそれな
僕:このあたりのセクシャルマイノリティは結構個人の価値観が入るから複雑やな。心理関係の学会で発表してるマイノリティ団体の代表もいる
り:せやね
僕:DSM-5の定義だと性別違和は本人が社会的に困ってる場合、「子どもの性別違和」「青年及び大人の性別違和」に分けてある。6カ月間以上とか区切ってあるけどそんな簡単なものではないと思う。まあ試験だとDSMは当てはまる項目とか期間とかは子ども-大人で分ける。そんな出題の仕方になるな。PTSDも子ども大人で分けとるけどね
り:わてもDSMは見たけどDSMって価値観が入っているやん、社会的に困っていない場合は基準から外れるっていうけどそれはどうかと思う
僕:性別違和はさ、俺カウンセリングしてて思うけど「社会的に全く困ったことがない」っていう人おらんな。育ってくる中で必ず養育者との軋轢がある。社会との摩擦もある。思春期になると無理矢理異性との交際の話聞かされたりそりゃ苦しいだろう。
り:性別適合手術も大変らしいやん
僕:それな。金銭的な問題もあるし、本人がどこまでどうセクシャルアイデンティティに合わせて変えるのかは難しい問題や。本人の希望は人によって違う。ホルモン注射も寿命が縮むぐらいのダメージを受ける。手術は必ず侵襲性がある。クリニックや病院もあってカウンセラーがいる。カウンセラーは性別適合手術を受けたことがある人や
これがわからん公認心理師臨床心理士が「さぞそれはお辛いでしょう」とか言ったら激怒されるだけやろ
り:ひなぞうはAセクシャルはどない考えてるんや
僕:Aセク同士の結婚もあるな。Aセクも性別違和の人も思春期の苦痛は並々ならぬものがあるわ
り:そういや試験には糖尿病と勃起不全の関係も出よったな
僕:そや、高血糖は自律神経伝達を悪くするし血管傷んだら勃起不全になる。あとは糖尿によるストレスの悪循環やな。
糖尿でEDになると思うとなおさらひどくなる。糖尿病は頻出だから急激な高血糖ケトアシドーシスがⅠ型に多いとか、糖尿は太ってるイメージがあるけどインスリンが欠乏すると体内の糖を分解するから痩せるとかね、糖尿は頻出だからうつ病と同じぐらいの重みがあると思って勉強した方がいい。
あとメタボもインスリン欠乏になるな。ちょい話逸れた
DSM-5は性機能不全群をだいたい「生来型」と「獲得型」に分けとるな
生来型はもともとそう、獲得型は比較的正常な時期があったあとに発症したと書いてある。やはりそれが「苦痛を引き起こしている」「その期間が6カ月以上持続している」これはDSM全般に共通しとるな
あと性機能不全群は「全般型」と「状況型」に分けとる。全般型はどんな刺激や相手でも、特定型は特定の刺激や相手の場合に起こる
り:おっさんが、奥さん相手だとダメとかいうやつやな
僕:女性もそうやね。ただAセクで苦痛を引き起こす場合は疾患単位に定義されとるけどそもそもAセクは苦痛あるんやろうかと疑問に思ったで
り:そりゃ人によるだろ
僕:確かにそうだな。Aセクの人も入るセクマイ(セクシャルマイノリティ)サークルわざわざ作るのはやっぱり社会の偏見もあるからやろ
り:多様性の尊重やね
僕:日本はまだまだや。アメリカではPCオペレーターはほぼはぼゲイやしデザイナーもそうやな
り:でも室内が多いやん
僕:まだアメリカでも厳しいんやな。軍はトランスジェンダー(身体的性と精神的性の不一致)は採用しないらしい
り:トイレとか風呂とか困るやろうな
僕:さて今日の話のまとめをひなた先生がします。LGBTQはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、クイア。
Xジェンダーでどちらの性でもないとかいっぱい種類ある。実は1人1人違えばそれだけの性があると考えたらいい。この多様性を認めるのがダイバーシティ。合理的配慮いうのは単にトイレを工夫するとかじゃなくてもっとメンタリティを伴うものやね。
FtoM(female to male)生物学的女性の性自認男性、その逆のMtoFはちゃんと性自認を尊重する。例えばFtoMの人を「彼」ときちんと呼ぶ。非常に繊細なメンタリティを理解することが共生社会やね
り:ひなたんみたいな女癖悪いのはなんやねん
僕:さて、時間ですのでひなた先生の今日の授業は終わりです。明日はまだ考えていませんけれども別の授業をやります。
公認心理師試験対策
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