カウンセラーひなたあきらが公認心理師について考えてみた

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。 ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

2019年05月

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川崎事件に思う タレント精神科医・心理学者が精神医学・心理学をダメにする

川崎市19人児童連続殺傷事件について報道で精神科医片田珠美氏が「犯人は世間へと復讐をしたかった」と述べていましたが、僕は「なぜそんなことがわかるの?」と即座に思います。

片田珠美氏は続けて「世間に対する欲求不満」「精神不安定」「破滅的喪失体験」「自己愛が強かったのでは」と矢継ぎ早に述べていますが、

犯人死んじゃってるから誰にもわからないのになぜ断言するの?

というのが正直な印象です。

こういった、事件が起こるとその事件についてコメントする「自称専門家」精神科医・臨床心理士は多々いてその度に犯人へのスティグマ、烙印付けを行おうとします。

「死んでしまったけれども犯人は精神疾患患者だったんだろう、病院に通っていてもいなくても患者だ、精神異常者だ、私はそう思うから間違いない」という「識者」の威を借りてマスコミが「ね、そうでしょ?精神疾患患者は危ないでしょ?普通の人よりも精神障害者は危なくてしょうがない」という論調で報じます。

そして一般人が「そうだそうだ奴らは危ない、だから奴らは普段から隔離して見張りをつけよう」と論調はどんどんあらぬ方向に極論化していく、これは議論の集団斉一化現象として社会心理学で言われています。

三段論法でいうと「トムは黒人だ」「トムが犯罪を起こした」「だから黒人は全て犯罪者だ」という誤った世論誘導をマスコミは好みます。

精神疾患患者の犯罪率は一般人に比べて僅少であることは各種研究で明らかにされています。

マスコミの「などとわけのわからないことを言い、当局では詳細な調査を進めています」という犯人=精神障害者という印象操作は9割9分外れていて大抵はそういった犯行は違法薬物使用者によるものです。

実際僕が某措置入院基幹病院で土日に日直バイトをしていた時は事務所に詰めているだけという感じでヒマでヒマで仕方なくて僕が在勤時には結局精神障害者による犯罪のひとつも起こりませんでした。

半タレント精神科医、臨床心理士は昔から数多くいます。

精神科医に対しては「あんた、診てない患者を伝聞で診断する仕事をしてるの?」と思いますし、臨床心理士についても「あんた、アセスメント面接も心理検査もしてないのによくいい加減なこと言うよね?疾患とか障害とか担当医でもないのに勝手に診断していいワケ?」と思うわけです。

マスコミが識者の意見が取ってそれをそのままたれ流すと権威付けられた世論形成につながっていきます。

片田珠美氏も少年の心の闇についての著作があります。

「心の闇」ってナニ?

と思うのですが、少年がヤリ玉に上がっていたころもあります。

どうやら酒鬼薔薇聖斗事件(1997年)17歳バスジャック事件(2000年)に始まって「少年は危ない、罰を重くしようそうしよう」という論調から、世論に敏感な立法府は2000年、検察官送致して少年を刑事罰に処することができる年齢を16歳から14歳に引き下げました。

故意に人を死に至らしめた場合は16歳以上原則検察官送致という法律も同時に定められました。

心の闇ではなくてマスコミの闇、世論の闇でないの?

と思うわけです。

少子化であまりにも少年事件担当者はヒマになり、家裁は少年から家事シフトになりました。

少年事件の絶対数も犯罪比率も下がっています。

殺人事件が最も多かったのは1960年〜1965年の間の若年者成人によるものです。

いわゆるキレやすい団塊の世代です。

少年事件は年々減少の一途を辿っていて凶悪犯罪もほとんどありませんが1件2件の犯罪が法律の世界を動かします。

タレント精神科医や心理学者は実に多く、きちんとした業績を上げているのにもかかわらずマスコミ登場することで自分の価値下げをする人もいます。

それだけなら馬鹿者扱いされるだけなのですが、専門家としての魂を売って自分のクライエントとしての精神障害者、未成年者を売ってどうする、と憤りを覚えるわけです。

同業者からはいい加減なインチキ精神科医心理学者と見られるだけです。

挙げ句の果てには大学教員に収まって有料メルマガを出してテレビ番組のレギュラーになって本業は何をやっているのかと、ねえ名◯先生?と思ったりするワケです。

僕が某マスコミ事務所で糊口をしのいていたときのことですがテレビ局におつかいに行ったことがあり、局員から名刺を出されて「あ、ども」と名刺を返したら、たまたま凶悪事件が起こった日で「あ、心理カウンセラーの人って今インタビューに答えられます?」と聞かれて文字どおり「ふえっ?」と聞き返したことがあります。

確かにライティング、マスコミ関係の仕事はしていましたが、見たことも聞いたこともない事件について何をどう語ればいいのかと。

僕が「ふえっ?」とキョドッて言ったのでそのまま局員さんは忙しそうにどこかに去っていきました。

ちなみにその当時、事件インタビューを受けると短時間で一回10万円が相場でした。

専門家、精神科医や心理学者は自分の一言が精神障害者、少年という本来ならその人権を守られなければならない人たちを追い詰めていく危険性があるということを知っておいて欲しいです。

真面目な学者は守秘義務に注意しつつ、ケース発表の際には個人情報を改変しつつ本人に説明書を手渡して同意書にサインをもらい国立国会図書館に論文が収納されるまでの間、いつでも発表や掲載に関する異議申し立てをすることができる旨をきちんと説明しています。

それは最低限の倫理規定です。

それにもかかわらず何も知らない相手を診断したり分析したりあなた方は自分が所持している資格や同業者に対して大変失礼なことをしているのではないかと。

以上、マスコミ、精神科医、心理学者の持つ深い心の闇について語らせていただきました。

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公認心理師試験不合格でもいいじゃない?

これまでずっと公認心理師試験、制度に関するブログを書いていて「今さら何?」と思われるかもしれませんが、どの資格でも、国家資格でも合格できなければ人生詰んでしまうというわけではありません。

ケースバイケースで考えてみます。

1.他資格ホルダーで活躍している人たち

学校教諭、保育士、精神保健福祉士社会福祉士などの福祉職、保健師、看護師、作業療法士の医療職などの方々はすでに自分たちの活躍するフィールドが確立されています。

そしてそのフィールド内でやれていて、公認心理師資格なしでも業務に何の影響がない人たちがいます。

そういった人たちが公認心理師試験を取得してもこれまで培ったキャリアは心理職とは別物です。

「よし、どんなにお給料が下がってもいいからこれまでの資格やキャリアを捨てて40代から全くの新人として心理の仕事を専任で始めよう」という人は僅少に思えます。

合格したとしても「いやー、私、この前公認心理師試験に合格しましてね」と対当事者、利用者に言っても「?」となり「何のためにこの人はそんなことを言っているんだろう」と思われるだけです。

職場でもうまくいけば「勉強熱心な人だね」と雇用主や上司に思われますが、まあほとんどは資格取得による手当てもつかないでしょう。

こういった人たちが心理の知識を深さめ、学んだ心理学を活用して職務に当たるのは素晴らしいことですからぜひチャレンジして欲しいとも思います。

ただし、必要がない資格を取得しようとして本業が疎かになってしまったら本末転倒です。

合格しても不合格でも元々のフィールドがある人はそちらを大事にして現任者はあと4回のうちにまたチャレンジしたらいいじゃない、と思うわけです。

2.心理職公務員

一昨日は心理職地方上級公務員について書きましたが、国家総合職(旧国家I種)の公務員の人たちにとって、現在でもキャリアとして十分活躍できていれば特に資格は必要ないです。

実際最高裁家庭局でも資格の有無は家庭裁判所調査官補採用にもその後のキャリア形成にも関係ないと明言されています。

特に家裁調査官補試験は心理だけでなく法律、社会学、社会福祉の知識だけでも合格できます。

国家公務員総合職も人文科学なら心理学だけど限っているわけではないです。

目の前の仕事に真摯に取り組んで業務要請による転勤をしていればそれがキャリア形成になります。

保護観察官も社会学が元々のフィールドです。

総合職で現場でバリバリと働いている矯正職や家裁調査官が公認心理師を取得することの必然性はありません。

彼らは総合職から大学教員に転職しようとした時だけは資格が役立つかもしれません。

ただ、社会復帰調整官だけは公認心理師あるいは臨床心理士が必須資格となると思います。

また、地方上級心理職は公認心理師、臨床心理士を取得していることが採用条件になる場合もあるでしょう。(スクールカウンセラーや一部の自治体の常勤公務員)

ただし、地方上級でも心理学科大卒のみが受験資格になっている心理区分採用が多いです。

資格や院卒の学歴は採用のアドバンテージ、メリットになることがあるかもしれません。

しかし採用担当者によっては「体育会でしたー」ということや出身大学、そして地方の怖いところは地元の名門高校出身のかどうかが採否の決め手になることもあるということです。

面接でハキハキと受け答えできる方が資格よりも大事だと考える面接官も多いでしょう。

心理職公務員も無資格で受験して採用されている人は多数います。

ただ、受験科目と公認心理師科目が重複していることは多々あるので、どちらかと言えば自分の人生を重視して公務員入職してから資格を取ろうと考えるぐらいでいいかもしれません。

3.人生が心理職とは関係がない人たち

「1.」とも一部重複しますが、医師も公認心理師Gルートで受験した先生は多かったでしょうけれどもたいていは落ちても何のデメリットがありません。

大学心理学部で公認心理師養成を担当する先生は多分必死で取得したと思います。

それから、現任者ということで実は心理実業務をほぼほぼしてこなかった人たち、これからもしないであろう人たちも混じっています。

たとえば企業の人事担当者、開業カウンセラーでもキャリアコンサルタントや人事専門開業職で十分これまでに実績を積み上げていて、対象者、顧客とのつながりが深いので資格の有無が利益と関係ない人たちなどです。

動機付けが低ければ勉強はしません。大学院レベルの知識を必要とする公認心理師試験には合格できません。

ケース問題重視といってもそもそもケースを担当したことがなければ心理カウンセリングの実務感覚がないので合格は難しいわけです。

4.複数回受験者

上記「1.」、「2.」、「3.」の人たちは困らないことも多いのですが、こういった人たちも業務要請で今後公認心理師人数を確保するために何回も受験させられる場合もあるでしょう。

医師国家試験は既卒の複数回受験者は合格率が新卒8〜9割なのが一気に5割未満に落ちます。

医師国家試験は医学部卒ならば運転免許並みの試験と言われていますが運転免許もそこそこ取得するのは難しいです。

何回も受験していればモチベーションも下がる場合もあるでしょう。

実は医学部卒でも医師になる必要性がない人々がいます。

親が中小企業の経営者で跡取りになってしまったけれども毎年記念受験してしまう、出身大学からは合格率が下がるから受験しないでくれと言われても毎年受験する人がいます。

また、細胞学、微生物研究者など基礎研究者として活躍している学者がなんとなく受験している場合もあります。

人文科学研究者について考えてみます。

以前T大学で博士取得した人と話したことがあるのですが、彼女は臨床心理士資格も取れるけれども、科研費(文部科学省や日本学術振興会から予算が出て研究を行う)命題をポスドク(研究員)として教授から与えられていて忙しい。

受験資格はあっても臨床心理学以外の分野でやっていくから臨床心理士はいらないし、今後臨床以外の研究者としてやっていくという人がいました。

こういう人も上から言われてしぶしぶ受験しても合格は難しいでしょう。

公認心理師試験は無勉強だと公認心理師法などはわかりません。

さて、臨床心理士試験でも2回3回受験して合格する人がいます。

臨床心理士は院卒で試験を行ってそれでいて合格率は約6割です。

常に4割の人が落ちています。

臨床心理士試験も公認心理師試験も落とすための試験ではなく、一定レベルに達しているかどうかを見極める試験です。

そして試験ですから、公認心理師試験ならば230点満点の200点でも138点でも、水準を満たす得点を取れた人だけが合格します。

臨床心理士試験も同じことでしょう。

公認心理師試験だけに絞りますが、この試験は特徴というか独特のクセがあります。

心理職公務員試験、大学院試験にもそれぞれの種別や院試別のクセがあります。

旧帝院試験に受かっていても公認心理師試験に不合格の人がいます。

国家公務員総合職も同じです。

もちろん逆も多いですし、臨床心理士ホルダーでも公認心理師試験では無念を味わった人がいます。

ただし、現任者でもDルートでもあと4回チャンスがあります。

コツコツと知識問題に必要な勉強を積み上げ、この試験特有のケース問題で問われている正当選択のコツを見切る練習をしていけば、心理実務経験者なら合格できると思います。

5.総括

元々この資格が必要でない他フィールドで活躍している人はそれでいいと思います。

心理職公務員を目指す人で資格が必須でなければ人生のメリットを考えたら公務員になれた方が安泰です。

2回目試験の合格率は大幅に下がるだろうという予測記事を以前書きましたが、日本心理研修センターが今後意地悪をしてどんどんハードルを上げてくるわけではないと思っています。

知識問題もケース問題も出題者の意図を考えていけば正答を選べて合格できると考えます。

第2回目試験を受けるには時間がない中ではありますが、僕が見た限りではこころJOB、セカンダリー、メディカ出版はかなり精度が高い教育や教材作成をしていると思います。

他の出版社、予備校、団体でもさまざまな知識や情報を提供しています。

2回目以降の受験者には第1回試験の情報という味方があります。

それらを最大限活用し、今後のご健闘とそしてこの資格を真に必要としている人は合格を勝ち取っていくことをぜひお祈りしています。

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◯ ゲーム依存に期待される公認心理師・臨床心理士の役割

(架空事例・A社カウンセリングルームで)

ちぎ太「ひなたさんまた来たよ」

僕「うん、どう?」

ちぎ太「辛いっす。スマホ開くと課金ゲームアプリダウンロードしそうだから、絶対無課金のゲーム探して無課金チーム作って遊んでる」

僕「簡単なようだけどそこは工夫だね」

ちぎ太「うーん、スマホは生活で手放せないけどガラケーにしようかと迷ったり」

僕「それも安全だろうね」

ちぎ太「もう地獄見たからね」

僕「うん」

ちぎ太「熱くなって最初はほんの少額だけ課金してたらいつのまにか1日20万円課金してた。それが10日間続いて200万円。カード会社から『枠いっぱいでもう使用停止です。』って言われて気づいて」

僕「うん」

ちぎ太「法テラスの弁護士さんに相談したらもうちょっと多い額だと自己破産できるけど中途半端って言われてさ」

僕「うん」

ちぎ太「俺、なんとか入れた会社だしクビになるかって思って超困るんだなコレ」

僕「でも自己破産してもここの社員としての地位は失わないって言われたでしょ」

ちぎ太「それな。わかりみのある会社で助かった。でも分割で200万円支払ってる。新入社員だからカード支払い請求支払えないってカード会社と話し合って、月5万ずつ払うことにした。で、リボにしても払えないからカード使用はもう禁止、支払いだけが残った」

僕「そうだねえ。でも払う気があればブラックにはならないでしょ?」

ちぎ太「カード会社の人にもそう言われた。つらたん。ボーナス出たら全額支払いにつぎ込む」

僕「依存はなんでもそうだけど、底尽き体験をしないと治らない。アルコールとかね、一流大学でて上場企業で働いてウイスキー1本飲みながら仕事、二日酔いで仕事休み過ぎてクビ、奥さん子ども連れて出て行ったとかね」

ちぎ太「ひなたさんキッツいこと言うなあ」

僕「いや、ちぎ太くんは直後に自分でなんとかしようとしたから良かったんだよ」

ちぎ太「友だちから借金しようとしたら絶交されたし。親お金ないから借りられない」

僕「あーそれうまくいってたらまた繰り返してただろうね。イネイブラーっていう依存物質や対象の供給者がいるとずっと依存は続いていくからね」

ちぎ太「そかも」

僕「ちぎ太くんは自分ですぐにやめようとしたから良かったんだよ。でもまだつらくない?」

ちぎ太「そうそう、めちゃくちゃつらたんでね、またあのゲームでガチャ大当たりしたこと考えると幸せホルモン満開、夢に出てくる」

僕「依存って快楽物質ドーパミンが出まくるからねえ」

ちぎ太「もう魂抜かれて抜けがらになったみたいでやばタン」

僕「もうやめて再開させないって自信はないよね」

ちぎ太「ない。毎日っつーか毎時間毎分毎秒やめるための戦い。ここで負けたらクズになる」

僕「負けてもクズになりゃしないけどさ、ガマンしたり僕のとこ来るのは偉いと思うよ」

ちぎ太「デート代全然出せないからゲームのこと話したら彼女からクズって言われた」

僕「僕もちぎ太がカウンセリングの関係じゃなくて、もっと近い人だったら熱く怒り出したり冷静になれなかったかもねえ」

ちぎ太「あのさ、休憩室でゲームやってて先輩から『おい、いい加減にしろ』って何回言われてもゲーム止まんねえ。朝起きてゲームやってたら面白くて仕事休んだら年休足りなくなりそうで語彙力なしに草生える」

僕「うん」

ちぎ太「ゲームに夢中になって社内全部のシステム止めさせそうになったことあるwww」

僕「うん」

ちぎ太「超ヤバみん」

僕「ま、生きてられて良かったよ」

ちぎ太「破産してシヌとか?」

僕「いや、飲まず食わずで何十時間もやってて、エコノミー症候群と同じなんだけどさ、血栓ができたり脳梗塞や肺疾患で救急に運び込まれたらもう手遅れみたいな」

ちぎ太「なにそれこわい」

僕「やめてられていいこともあるでしょ」

ちぎ太「金、時間、メシもわりかしマトモなもの食えるようになったなあ。前はおにぎり1個とか」

僕「ここは専門の病院じゃないけど僕でよかったらいつでも話聞くよ。というかむしろ会社のカウンセラーもちぎ太くんのこと支えてくれって頼まれてるからおいでよ。自助ミーティングもサボらずに行っててすごいって依存症専門の◯◯病院から連絡きてる」

ちぎ太「あざっす」

※ 報道などでご存知のとおりゲーム依存は2018.5月にWHOで正式に疾患と認定されました。

他の精神疾患と重奏している場合もあります。

古くからアルコール依存治療で有名な国立久里浜医療センターはインターネット依存治療外来を行っています。

そのほか依存症治療の古くからある病院でも自助ミーティングを開催、治療を行っているところも多いです。

依存症治療には精神療法家の1日やめていられることへの大きな賞賛、コンプリメントが治療的に有効です。

たいていの患者さんは家族や職場で依存の問題から周囲と軋轢を起こし、ダメな人扱いされていて自尊心は最低レベルにあります。

そんな患者さんたちを救うため、保険診療の見直しの機会に公認心理師のかかわりが重視されることもあるかもしれません。

ゲーム依存は大きなメンタルヘルス上の、そして社会的問題になっています。

そして教育や医療現場でもゲーム依存を扱っている心理職は多いと思います。

今後行政や社会、個人から求められてゲーム依存へのかかわりを心理職が求められていく場面は大きくなってくるでしょう。

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心理職採用絶賛大幅増員中・地方公務員上級職(公認心理師・臨床心理士)

厚生労働省は相次ぐ児童虐待事件対応のため児童相談所職員の大幅増員計画をしています。

児童福祉司を2020年までに2020人増やして5160人に、児童心理司も790人増員して2160人体制にする予定です。

2015年から2019年度までにも児童心理司は450人増加と児童心理司バブルの様相を呈しています。

現在のガイドラインでは児童福祉司2人につき児童心理司1人を配置するのが原則です。

さて、公務員採用試験日程もだいぶ進んできた現在、遅まきながら各自治体の心理職採用状況を見てみました。

東京都1類B(地方上級の呼び方らしいです。)は(新卒は現在募集終了)本年度新卒者心理17人の募集をしていました。

(※ 今後受験を希望する人はいずれも年齢や経験年数、募集期間などの条件はご自身で確認してください)

東京都キャリア募集(中途採用)は児童心理11人募集中で、6月28日締め切りなのでまだ申込みができます。

平成30年度には新卒は心理4人、キャリア採用児童心理6人の募集でした。

児童相談所は都道府県のほか、政令指定都市も独自に設置できます。

そこで東京都特別区を見てみると、昨年の募集は掲載されていなかったものの、新卒心理38人(募集終了)キャリア採用として児童心理3級係長級8人、2級主事相当11人、その上の1級7人を募集しています。(これから募集予定)

大阪府は福祉55人採用、心理20人採用、大阪市は採用終了しましたが7人、京都市は5人心理採用予定、福岡県(終了、ただし「前期試験」と書いてありました。)は新卒4人の予定です。

僕の率直なこういった心理職の地方採用情報を見ていると「すごい大盤振る舞いじゃない?」という印象を受けました。

児童養護施設でも募集がかかっていることが多く、ここでも心理学科、心理学部卒業者は学部レベルでも優遇されると思います。

自治体心理職は精神障害者雇用促進、病院、発達障害者支援センターなどの仕事をする場合もありますが、メインは児相だと思います。

一昔前、児相勤務を経て今は大学の先生をしている方もいるのですが、児童心理司が心理判定員と呼ばれていたころは都道府県正規採用職員を除いては非常勤採用でした。

そして以前は都道府県正規採用心理職はたいてい各自治体につき毎年1名程度しか募集していなかったと覚えています。

さて、地方上級公務員給与ですが、多分初任給額面20万円、平均給与では中央値メディアンが500〜700万円(経験者加算は加算のやり方による)ぐらいと予想します。

なぜこれほど予想給与に差があるかというと、まず地域手当です。

公務員は大都会に勤めていると基本給+20パーセントの地域手当が支給されます。

田舎だと低いです。

札幌は大都市と思えても何かの基準なのでしょう。

3パーセントです。

大阪、横浜16パーセント、さいたま、千葉、名古屋15パーセント、水戸、京都、福岡10パーセント、仙台、宇都宮6パーセントと自治体によってバラバラで全く地域手当がつかない土地もあります。

キャリア採用で中途だとこれまでの経験値が加算されて採用後の給与に反映されます。

知人で民間の心理職から市役所に就職したら月10万円給料が増えたと言う人もいます。

また、別の場所でキャリア採用されていた人が心理の仕事をするためにいったん退職して公務員になったら<給料が月10万円減ったという人もいるので、元の待遇に依存する場合が多いと思います。

さて、任用資格ですが、児童心理司には「児童心理司任用資格」が定められていて、これまで臨床心理士資格ホルダーが有利でしたし、これからもそうでしょう。

平成30 年7月20日に厚生労働省こども家庭局長から「児童相談所における専門人材の確保等について(協力依頼)」文書が出ています。

心理学大学院卒者が任用資格のファーストラインとなっています。

ただし、この依頼文書では任用資格のトップが公認心理師となりました。

今の大学院生で制度の狭間にあって臨床心理士は取れても公認心理師は取れないという方がいます。

自治体によっては公認心理師or臨床心理士優遇を打ち出している場合があります。

臨床心理士ホルダーも有利と思われますし、臨床心理士優先採用の自治体もあります。

地方公務員になってしまえば身分は安泰なのでそういう方でも事情を説明して公務員になってしまえば心理の仕事をするのに何ら採用後に差別されることはありません。

なんらかの理由で公認心理師にならなかった、なれなかった人、公認心理師試験を落ちた人が児童心理司になりたい場合、新卒でもこれから採用バブル時代が2020年まで続くのでチャンスです。

さて、児童心理司はどのぐらい忙しいかというと、やはり知人の児童福祉司が殺人的に忙しくて児童虐待対応に追われていると言っていましたが、報道でもそういう記事を読んだ方がいるでしょう。

児童心理司は児童の心理判定をして、本来ならば別の心理専門職員が心理療法を行うのが望ましいのですが、児童心理司がそれを兼ねている場合があります。

児童心理司経験者であまりに多忙で燃え尽きた、退職したという話を聞いたことがあります。

その一方で児童心理司体験談で「残業はしたことがないからわからない」という人もいます。

知人が市役所心理職として採用されたのですが、児童行政にかかわる事務仕事を1〜2年して、その間臨床はしなかったけれどもその後現場に出られたという人もいます。

伝え聞く情報がみなバラバラですがやってみなければわからないということと、児童心理司になるには志と情熱を持った人がやって欲しいと思います。

児童精神科医、虐待の専門家、浜松医科大学児童青年期精神医学講座特任教授杉山登志郎先生は日本の児童行政の立ち遅れを嘆きつつ、自らの研究と医療実務、行政をほぼ児童に対してその情熱を注ぎ込んできました。

発達性トラウマ障害やアタッチメント障害、反応性愛着障害の研究でも有名で、あいち小児医療保健センターの立ち上げにも深くかかわって来た方で68歳の現在なお研究を熱心に続けています。

児童にかかわる方は児童福祉司でも児童心理司でもPTSD対応に燃え尽きないようにして欲しいなとも思います。

心理的なかかわりをするのであればどんな心理療法流派でもいいので、心理専門職としての矜持と専門性を保ち続けて欲しいものです。

さて、児童相談所は今大きな転換点を迎えつつあります。

安倍政権下で起きた様々な事案に対して首相は警察力と児相との連携強化を推し進め、立ち入り調査の強制的権限を児相に付与させています。

ただ、「この場合どうしたらいいの?」という法的問題について迷う児相職員は多く、弁護士を常勤常駐させている児童相談所が全国に3.3パーセント、弁護士を嘱託として雇用している児相も増えてきていて弁護士がゴーを出すと自信を持って児相職員が動ける体制が出来つつあります。

児相に必要な機動力や人的資源がまだ不足しているとはいえ、徐々に整備されつつあり、被虐待児童に手を差し伸べられる熱意のある人はぜひチャレンジして欲しいと思います。

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公認心理師・臨床心理士の転職事情 めるみさんの場合

僕「めるみさんおひさ、研修ではお世話になりました」

めるみ「ひなたくんは相変わらず?」

僕「はいー、A病院とかB社とかで働いてます。めるみさんが大学病院辞めてCクリニックに行ったのもびっくりしたけどまた転職してD大学学生相談室や専門学校講師になったのはまた驚いた。どんどん自由人になってくね」

めるみ「ふふ、私結婚したのよお、大学病院で知り合った前の旦那医者だったけど早世しちゃったからね、大学病院勤めながら息子育てるのは大変だったわあ」

僕「ふんふん」

めるみ「で、息子も今度お笑い芸人専門学校に入って自立したから安心して余裕ができてね、再婚することにしたワケ」

僕「・・・でもさ、めるみさんってなんで最初の大学病院やめて大きいとは言えワンマン社長医師がいたクリニックに転職したのか不思議で実は前から聞きたかったんだー」

めるみ「うーん、確かに大学病院辞める時はみんな驚いたよね。大学に残ってれば助教兼任常勤心理職から心理学部専任講師になれたみたいだからね」

僕「めるみさん医学博士号持ってるし査読論文もたくさん書いてるし」

めるみ「でも大学はね、医者も心理も業績上げたり科研(公的予算による研究)やったりで忙しいのよ」

僕「うん」

めるみ「子育てしながらだと結構キツいし、私研究中心に評価される職場よりも現場だけやってるところがいいなあって思って」

僕「ふうん」

めるみ「それでCクリニックに転職したワケよ」

僕「ほう、てっきり医者と不◯でもして居づらくなったのかと思ってたよ」

めるみ「そんなことないけど、あら、女癖悪くてだらしないひなたくんに言われる筋合いはないわ」

僕「ちょ、待っ、それは誤解でいろんな事情がねっ、」

めるみ「Cクリニックは臨床だけに専念できたしいろんな精神的疾患の患者さんに頼られたから勉強になって良かった」

僕「あ、そう言えば大学病院は精神科勤務じゃなかったね」

めるみ「そうそう、精神科関連をやりたかったから面白かった。でも5年もやってるといろいろクリニック内の人間関係もあってねえ」

僕「うん、大変みたいだねえ」

めるみ「院長が入ってる学会結構少数派のニッチなところだからそこ入って研究やってって言われて。ま、それは簡単だったけど」

僕「墨原君とか変わり者キャラもいたしねえ、院長に従ってあれだけ論文書いてたりいろんな研究会に行って偉い先生と知り合いなんだから彼は大学に行けばいいと思ってた」

めるみ「あなたたち犬猿の仲だったんでしょ?」

僕「うーん、僕は恨みはなかったけどなんだかすごいつっかかられててね、会合ではないことないこと噂流されるから『出身大学でもいいから早く他県の大学に行けばいいじゃん?』って思ってた」

めるみ「あらダメよ。墨原程度じゃ業績って言えないよ、偉い先生に教わったっていってもそれだけの話だし」

僕「墨原筆頭でめるみさんが共同研究やってたX学会の査読論文手元にあるよ。送る?」

めるみ「あはは、そんなの今さらいらない、業績っていうより汚点になりかねないわ」

僕「ふうん、そういえばアカポス(大学常勤教員)ゲットするのは大変だよね。大学は教員になってからも新入生歓迎会コンパで一気飲みさせないようにとか会議も多いし」

めるみ「よく知ってるね」

僕「めるみさん再婚した人は大学の先生?」

めるみ「ううん、医学とも心理とも関係ない民間のSler(システムインタグレーター)ベンダーのお偉いさん、ビッグデータやクラウドシステムの研究会で知り合った」

僕「めるみさん専門分野と関連ありそうな研究会にどんどん出てるから。ITシンクタンクは忙しそうだねえ」

めるみ「そうなの、旦那が帰宅するの深夜だからね、私はそんなに頑張って稼がなくてもいいから、若い子たちを教えたり、学生相談も楽しそうだって思ってね」

僕「また病院心理職のバイトとかは考えなかったの?」

めるみ「病院の求人いっぱい出てるけどヤバみんなぐらい安いじゃない?」

僕「?うん」

めるみ「若い子たちだけと話してると楽しいしね」

僕「ふんふん、めるみさんぐらいのキャリアがあれば短時間バイトでもお金いいでしょ」

めるみ「そうねえ、Cクリニックの倍もらえるようになったね」

僕「なにそれすごい。常勤上級公務員並みじゃない」

めるみ「でも雇用保険とか全部自腹だしね、私はこれでいいのよ、ひなたくんも最近少し噂聞くからなんか面白いバイトあったら紹介してね」

僕「おけまる」

※ めるみさんなような才媛でも大学病院の仕事はかなりキツいので途中で転職する人も多いのは事実です。

5時までは臨床、それから自分の研究、教員たちの自主ゼミと家庭をないがしろにしないとできない分野も多いです。

雇われでもフリー一本で食べられる人脈や才覚があるめるみさんのような人もいます。

心理職は長年勤めているうちにステップアップしていく人もいますし、自ら望んで非常勤になる人もいて働き方はさまざまです。

全国で微増ながら公認心理師枠の採用が増えてきているような気がします。

心理職の人たちには自分のライフスタイルに合わせて働ける機会がもっと多ければいいなと思います。

常勤にしても非常勤にしても待遇面での保障がないとそれはなかなか難しいことだと思います。

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