ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

2019年04月

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◯ こころJOB(メディカ出版)に公認心理師試験とかいろいろと問い合わせました。

今回こころJOBに電話問い合わせを行ったのは、ネタ探しにふと見てみたらかなりホームページの作り込みが良くて、公認心理師クイズ、のように無料コンテンツも充実している、就職の紹介もしている、という点で多彩な内容に感心したからです。

(電話取材)

僕「ひなたといって個人で公認心理師ブログを書いています。だんだん第2回試験まで日程が押し詰まってきています。『心理のことはよく知らない現任者ですが、今からでも大丈夫ですか?』という質問をブログ読者の方から受けることもあります。こころJOBはそういった人をフォローできますか?」

こころJOB「こちらにも昨年もいろんな職種の人たちがセミナーに来ていました。セミナーに来れば必ず大丈夫、とは断言は試験という性質上言えませんが。それでもできるだけお力になれるように頑張ってサポートします。去年惜しくも落ちてしまった方も今回もまたセミナーを使って再チャレンジしてくれています。」

僕「あの無料の公認心理師クイズはすごいですね。」

こころJOB「セカンダリーの長内優樹先生が作っています。去年の解答速報も長内先生が作りました」

(長内先生の解答速報は9割以上とかなり正答率が高かったと記憶しています。)

僕「セミナーも受験対策ですごい先生が来ていらっしゃって」

こころJOB「今年は、長内先生以外にも、受験対策の専門家として髙坂康雅先生にもお力添えいただいています」

僕「現職の心理職の人があちこちで働いているのも載ってますね。」

こころJOB「受験生がいろんな現職者を見て励みになればと思っています。」

僕「どうやって勉強したらいいかとか迷う人について、こころJOBは受験生の質問に対応できますか?」

こころJOB「問い合わせフォームがあるのでメールしてください。看護師さんについては
mailto:cocoro-info@medica.co.jp

にメールしていただければと思います。」

僕「こころJOBは就職サポートも始めたようですが」

こころJOB「メディカ出版は昔、看護師の就職紹介業務もしておりましたので、そのノウハウを生かしています。」

僕「これからも求人情報掲載は増えそうですね。こころJOBの運営方針は何かありますか?」

こころJOB「公認心理師についていろんな立場の学会や団体があるようですが、こころJOBはどちらの立場にも立たない中立的なスタンスでやっています。」

僕「なるほど」

こころJOB「私ひなた様のブログ読んでたんですけどこちらから質問してもいいですか?」

僕「えっ」

こころJOB「ひなた様はどうしてあのブログを書いているんですか?」

僕「いや、あのー、えっとー、僕は別に儲かるわけでもないんですけど情報がない人には試験情報があったらいいだろうとか、心理職ってのはみんな1人職場が多いからやっぱり不安もあるだろうし・・・どうせだったらきちんとした制度になって欲しいからと思って」

こころJOB「素晴らしいですね」

僕「あ、ありがとうごさいます。」
(キョドる)

※ 褒められたから言うわけではないのですが、こころJOBはとても受け答えが丁寧で親身でした。

ここまで親切な対応をされた体験はどこに取材しても初めてでした。

向こうは商売だから、というだけでなく、公認心理師になって欲しい人を応援するという姿勢がきちんと伝わってきました。

質問にはきちんと答えてくれるそうなので、受験生で不安を抱えている人は相談してみるといいでしょう。

見ていただければわかりますが、こころJOBのサイト構成はかなり力が入っています。

受験生でなくとも公認心理師の職務をしている人にも、公認心理師への期待など、一読の価値が十分にあります。

これから公認心理師になりたいと考える中高生が読んでも役立ちそうです。

これだけの情報が得られてセミナー開催だけで、「儲かるのかな?」と下世話なことを考えてしまいましたが、かなりお得な情報やらコンテンツが充実しています。

メルマガも配信していて、役立つ情報満載なのでぜひ申し込んでみるといいと思います。

こころJOB Books
公認心理師試験必勝キーワード66
300の関連キーワードでさくさく学べる/予想問題つき

税込3024円
セカンダリー代表長内優樹著

こころJOB Books
本番さながら!公認心理師試験予想問題154
予想問題ダウンロードつき

税込み3024円
和光大学現代人間学部心理教育学科 教授 髙坂 康雅 著

2冊は僕が購読しているこころJOBメルマガによると6月出版予定です。

試しに、と思って電話取材をしたら思わずいろいろな有益な示唆をもらえました。

これから公認心理師を目指す中高生、大学生の方にもこのサイトを読んで欲しいなあと思いました。

僕がこころJOBの一方的な宣伝をしているようですが、別に一銭ももらっていません。

もしこころJOBの対応が悪かったら僕はそれもきちんと記事にしたと思います。

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◯ 公認心理師のBさんからヘッドハンティングされたり心理職らと雑談したり。

(定例研修で)

Bさん「お、ひなた君元気?」

僕「あ、うん、Bさんは?」

Bさん「うん、今起業の準備しようかと思ってね」

僕「え、今単身で都会のEAP(従業員支援プログラム)の会社勤めてるからA県に戻るとか?」

Bさん「いやいや、今の仕事忙しいから家(奥さんが住んでる持ち家)になかなか帰れなくてね、日、月、火にA県に戻って水曜から土曜までは今の会社の近隣で仕事するよ。A県みたいな場所じゃEAPの仕事ないじゃない。たくさん企業もないし。」

僕「起業するのって難しくないんですか?」

Bさん「何回も会社作ったことあるから簡単だよー」

僕「いいなあ、Bさん僕雇ってくださいよ」

Bさん「業務委託完全歩合制だよ」

僕「儲からないじゃないですか。だったら飛び込み営業やる。会社のパンフと名刺月千枚ぐらい刷っといて。大企業の受付嬢に『ありがとうございます』って満面の笑みでゴミ箱に捨てられるの経験したい」

Bさん「じゃあ仕事取ったらあとプレゼンもやってね、パワポでそのクライエント企業向けに200枚ぐらい資料作っといて。仕事取ったらメンタルヘルステストチェックのプログラム書いてね、あとカウンセリングもやってくれるだろうから助かるなあ。ひなた君は僕がA県に行ってる間も仕事だよ」

(吐きそう・・・)

僕「Bさんその仕事やりながらストレスマックスになったら吐いてもいい?」

Bさん「いいよー、会社の前とか中はやめてね」

(この人は最初勤めた金融機関で支店長やって、末は役員を嘱望されてただけあってやり手だなあ・・・)

A君「んー、僕今の病院辞めようと思って市役所受けたんだよね」

僕「ほう」

A君「仕事決まっても今のところ簡単にやめられなかったら話ポシャると困るからね。で、人事に聞いたら最短3日で辞められるって」

僕「それ院長も知ってるの?」

A君「ああ、休み時間にスタッフに転職話とかしてるしね、ま、落ちても毎年受け続けるから」

(普通は辞意を表明したらその職場辞めなくちゃいけないんだけどなあ)

Cさん「ひなたさーん」

僕「Cさんおひさ」

Cさん「最近Dさん見てないのよ。仕事休んでるみたい。あそこの病院超忙しいし、Dさん旦那さん単身で子ども3人ワンオペでやってるからさあ」

僕「うわあ、僕もDさん心配だなあ」

Cさん「ところでひなたさん、この前専門学校のことブログで書いてたじゃない。」

僕「うん」

Cさん「実はね、私が非常勤で教えに行ってたE大学がそんな具合なのよ」

僕「えっ」

Cさん「いろんな資格が取れますってのがウリなんだけど、ほぼほぼウソ。受験生や保護者から聞かれたらそう答えろって経営陣から教務の人は言われてるから」

僕「Cさんそこで働いてたの結構前だから変わってるかもよ?」

Cさん「どうかなあ。そんなに簡単にあそこの体質変わるかなあ」

僕「うーん、公認心理師養成課程はどこも血まなこになってカリキュラム組んでるから、養成学部と院作りました。でも単位不足で受験させられませんでしたってったら大騒ぎになるんじゃ?」

Cさん「うーん、あそこもまともになればいいんだけど」

(ちなみにこれまで僕が言及した立教大学と川村学園女子大ではありませんし
立教大学の記事川村学園女子大の記事)高坂先生が勤めてらっしゃる和光大学でもありません。それから、これはできない、あれもできないと正直に申告している大学学部や院はむしろ信頼性があるのではないかという印象も受けています。)

※ いろいろ公認心理師養成課程の話を聞いていますが、川村女子学園大学は真剣に取り組んでいるようでとても好感が持てました。

※ さて、この日は研修に来ている心理職の人々は10数名いたのですが、誰も日本公認心理師協会にも公認心理師の会にも入会していませんでした。

毎度のことですが、心理の人たちはもともと安定雇用された経験が少ない人たちが多いので、3人集まれば必ず転職の話になります。

僕がこの研究会ですごくお世話になったFさんはちょっと遠くの地に転職し、結婚して幸せそうな声を電話で聞けました。

安定した大学病院心理職をしていたのですが、子どもも自立して大きくなったので、前の旦那さんと死別以来、子育てと仕事に専念していたのが、今度は別の大学の講師や学生相談室をかけもちしながら優しい旦那さんと穏やかに暮らしてるとか。

風来坊のようにあちらからこちらにと仕事を渡り鳥をするのを慣れている心理職は安定しているはずの公務員常勤になっても転職する人たちも多いです。

そしてこれは僕の周囲だけという可能性も高いですが、とにかく心理職は結婚離婚を繰り返す人が多いです。

L君は結婚当初から奥さんは自室の寝室に鍵をかけて寝ていたのですが、僕が「大丈夫?」と聞いたら「んー、僕は家族カウンセリングの専門家だからまた本でも読もうかなー」と今ではどうしているのでしょう。

病院に勤めつつ大学非常勤講師をしていたM君はかなり若い奥さんと一緒になったのですが、深夜まで仕事をして帰宅、帰宅してから奥さんと「ナイトカウンセリング」をしていたのですが、病気がちで知らない土地でたった1人で嫁いできた奥さんが帰ってしまったとか。

女性は苗字が変わるのでわかります。

クライエントさんからは「先生、ご結婚されたんですね、苗字が変わってにこやかになって」

「あら、やっと離婚できたのよ、ふふ」

ということもあるのでクライエントさんが困惑することもあります。

男性心理職はたいてい草食系かつ理屈っぽいので理解してくれる女性でないとうまくいかなそうです。

女性は見極める力があるので、人生ステップアップしているような気がします。

さて、さらに言うなら医療現場の医師を含む職員の離婚率も高く、離婚経験者約6割というところがありました。

お医者さまは糟糠の妻から若い奥さんに?との邪推もしたのですが、医療職も泊まりが月間1週間ぐらいあったり、激務でなかなか帰宅できない、そう考えると改めて当たり前ですが、医療の仕事もブラックだなあと。

クライエントさんには申し訳ないのですが、

心理の仕事をしていて人格者という人は確かにいますが、たいていは普通の人ということです。

離婚率は人口動態調査でも4割弱なので、まあ納得できる数字かなと。

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デイケア公認心理師くるみちゃんの憂鬱〜クリニック転職は有利か?

◯ スクールカウンセラー公認心理師 きらみちゃん

◯ 産業公認心理師ちゆみちゃん

◯ 家裁調査公認心理師さらみちゃん

に引き続き

ーまた小説が書きたくなりました。

(某研究会で)

くるみ「あ、ひなたさんとエンカした。ちょ、まっ、話聞いてよ」

僕「あ、うん、・・・(昼休みはDJあおいさんの「男は『好きだよ』と嘘をつき、女は『嫌い』と嘘をつくんです。」読みたかったんだけどなあ・・・)

くるみ「それ、思ったことそのまま口に出てるから、ま、でもいいからさ、聞いてかまちょ」

僕「あ、うん」

くるみ「私、病院で働きたかったからここの病院就職したのよ。で、心理テストやったりカウンセリングやったりしたかっんだけどさ」

僕「うん」

くるみ「院長との採用面接ではこれからカウンセリング部門充実させていくからって、実際にはありよりのなしで
カウンセリング部門なんてないじゃない?

なしよりのなしっていうことで、
ここの職場超ヤバみんだと思ってすぐ転職するつもりでまだデイケアスタッフやってるんだけどさ」

僕「どんなとこ?」

くるみ「まず給料ほぼほぼありえないほど安い系の職場」

僕「ふん」

くるみ「試用期間3カ月間は時給800円、それからは額面20万円。ボーナス年2回それぞれ1カ月分。手取りほぼほぼ17万円って休みないたん」

僕「うーん、常勤でも新卒は安いね」

くるみ「ここのデイケアすごく儲かってるはずだよ。アディクションフロア、シニア、ミドル、ヤングそれぞれ一日中人が来てるし。もうツラみだよ。朝9時半から夜10時まで仕事だし毎日KSNM」

僕「うーん、残業手当て出ないのにねえ」

くるみ「もう語彙力を発揮できないほどメチャヤバみ。だってデイケアとか毎月たくさん行事やるじゃん」

僕「うん」

くるみ「わかりみ?お花見とか夏祭りとかフロアの中に屋台作るんだよ。計画案とか飾り付けとか帰宅してからつくるし。あと会議はフロア終わった時間外だし、給料安過ぎ」

僕「保母さんみたいだね。フロアのメンバーにいろいろやらせたら説は?」

くるみ「うーん、それな!精神の人たちだから休んだり休んだりでなかなか来られなくて来られても作業できなかったり系の人だからそこは理解できる説」

僕「給料上がらないの?」

くるみ「院長がね、この病院だと心理雇っててもお金儲からないんだって。だから患者サービスで心理職雇ってるから赤字だって」

僕「えー」

くるみ「院長がね、『この病院はグループホーム作ったりサテライトクリニックっつー小さなクリニックをいくつか作ったり、作業所やグループホームとかいろいろ作るからって。そのあかつきにはスタッフは全員が年収1千万円の大企業になるからって。みんなそう言われてデイケア職人30年の朝は早い。とりま逃げたい。脳内草生える」

僕「うーん、ほかのスタッフは?」

くるみ「看護師は有資格者だから月給30万円ね、経験積んでくと精神保健福祉士や社会福祉士も含めて福祉や心理は25万円マックス。フロア全体の精神保健福祉士兼公認心理師リーダーが月給40万円で課長にさせるから休みは週イチでって言われて逃げて今は出身大学の学生相談室にいる」

僕「ブラックだなあ。それじゃ人居つかないでしょ」

くるみ「まだなしよりのなしな話ありよりのありなのよ、院長の長女はね、別の大学病院の講師の医者と結婚したのね」

僕「ふん」

くるみ「で、院長の長男がね、一流商社に勤めてたんだけどすぐ辞めてね」

僕「ふん」

くるみ「バックパッカーとして海外を放浪すること数年間、この前帰国したけどそんなん簡単に就職できないじゃん?」

僕「そりゃそうだ」

くるみ「で、なんとうちの病院の新フロア長に就任、パワワ過ぎてワロタ」

僕「なにそれひどい」

くるみ「でね、年上のスタッフやフロアメンバー集めてマイオウンルールを決めてバックパッカー地代の話を熱く暑苦しく語るの、ま、3時には帰っちゃうけどさ」

僕「うわー」

くるみ「マ?って思うっしょ?でもフロアメンバー行くとこないからずっと塩漬けだよ」

僕「くるみちゃん転職とかしたくないの?」

くるみ「レセコン(レセプトコンピュータ)使えるかって聞かれた。あと大根3本おろし金でおろした」

僕「え?」

くるみ「院の先輩がバイトやってる個人クリニックが常勤募集してたからさ、ワンチャン、なうしかだからって面接受けたあとそこのスタッフとの鍋パーに参加したのね」

僕「うん」

くるみ「みぞれ鍋にしようって、採用志望者に大根3本おろさせるって、それ何て公認調理師試験?」

僕「・・・雇用条件は?」

くるみ「開院から閉院まで14時間労働、週7日勤務、ちな内容はレセプトとインテークと時間外の院内処方薬袋詰め、かなりヤバみん、メンブレ」

僕「お給料は?」

くるみ「社保なし20万、持ち帰りMMPI採点で歩合で最高月5万プラス」

僕「最初から労基ものじゃん」

くるみ「それだけじゃないのよ、事務長が実質経営者でほかに小さい広告代理店やってるんだけど、鍋パー最中にその会社の売れ残り中年40歳社員とルームシェアしろって院長から言われた」

僕「なにそれ?」

くるみ「結婚させて逃げられなくするってこと、その男はもう熱盛ィパリピってるしもうヤダみん、個人経営はダメ、こわ過ぎたん、秒でアキラメた」

僕「公務員になる?」

くるみ「うん、今全国各地の市役所とか受けまくってる。どっか引っかかるとテン上がる」

僕「頑張ってね」

くるみ「あざまる、よきよき」

※ どんなに学会発表をして理事をやって立派な著作を書いている精神科の先生でも院長になって個人経営者となるとそれは社長です。

とてもいい院長に恵まれてやりがいを持って働いている心理職の方々も多いと思いますが、どうも人が定着しない医療機関もあるでしょう。

デイケアはナイトケアまである施設は激務ですし、その間に心理職は集団精神療法をやらされたりもします。

スタッフよりもメンバーさんの方が長くて、いつもメンバーさんが次々と入れ替わるスタッフを見ているのは彼ら彼女らの精神的安定にもよくないでしょう。

心理職や事務員が調剤するのはどう見ても法律違反です。

医療現場が人員不足なのはわかりますが心理職が職不足でも人間なので限界はあります。

そして心理職の間ではこういった悪い噂はとりま秒で広まります。

ということで医療機関の公認心理師について書いてみました。

どこのブラック職場でも心理に限らず、さあ帰ろうかな、と身支度を始めると「ごめん、これ急ぎで」とドサッと仕事の山を渡されて半徹夜で仕上げると実は急ぎじゃなかった、「うん、君の作った資料もうそれいらないからね」ということは多々あるでしょう。

ここで厚生労働省のガイドライン、パワハラの6類型について語り出すこともできないので泣き寝入りです。

と、僕の感想まで含めて全部創作小説です。

実際には安定した働き方をしているデイケア心理職やクリニック心理師が多いことは百も承知です。

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(一面の芝桜)

◯ ぱちんこ店に公認心理師が配属される時

ギャンブル等依存症対策推進基本計画2019.4.19が本格的に施行される決定が出ました。(pdf資料)

パブリックコメント(政府案に対する意見聴取)(pdf資料)と修正意見を読んで、かなり興味をひかれたので今日はそれについて書きます。

中でも「なるほど」と思ったのは「いっそのことぱちんこ店に依存症対策者を常駐させたらどう?」という意見でした。

確かに、事件は現場で起きているのですし、「ひなたパーラー依存症対策専門官 公認心理師室長」がいてもいいではないですか。

そもそもこの計画の設置部員は
(設置根拠)

一 国家公安委員会委員長
二 内閣府設置法
(平成十一年法律第八十九号)第十
一条の特命担当大臣
三 内閣府設置法第十一条の二の特命
担当大臣
四 総務大臣
五 法務大臣
六 文部科学大臣
七 厚生労働大臣
八 農林水産大臣
九 経済産業大臣
十 国土交通大臣

とそれにまつわる行政担当者の面々で、もうこうなると日本国家がオールスター総出演、肝入りで対策本部を作っているわけです。

金融庁がギャンブル依存症患者には銀行は金を貸すなというガイドラインがあることを僕も記事にしましたが、消費者金融の無人対応機もあるのでテキトーっぽい。

なぜ政府がこの時期にいきなりこういった計画を推進するかというと、巷の噂ではどうもIR実施法(公営カジノ法)が2018年4月18日に成立し、内外から莫大なお金を吸い上げるのに、「ほら、政府はこんなに依存症対策もしてるじゃん、だから公営カジノも安全なんだよね

という実に頭が痛い意図が透けて見えるわけです。

そうすると僕はやっぱり
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(総製作時間10秒)

と思うわけですが、国家予算が枯渇している中で外国人をカジノに誘致できる大型施設は政府にとってはかなり魅力的ですし、日本人も多く利用することになるでしょう。

「健全で/家族連れで楽しめて /上限が来たらやめて/賭け金額をあらかじめ決めておいて/負けても取り戻そうとしないで/最新鋭の射幸心を煽る楽しげな機器に別れをさっと告げ/気持ちのいいゴージャスな空間から抜けられる」

そういったギャンブラーが日本人外国人問わずたくさんたくさん公営カジノ(たぶん2022年以降開始)に来て欲しいわけです。

心理職としての良心から言わせていただきますが、人を依存状態にさせて依存症被害者を出すことは簡単です。

さて、多くの小児性愛加害者は加害者一人当たり数百人以上の被害者を出しています。

なぜなら彼らにとっては日常的な行動の一環で、相手は子どもならだれでもいいからです。

ところが一回の被害を受けた被害者のケアのためにどのぐらいの医療機関関係者がどれほどの努力をして回復させるか、場合によれば数十年がかりです。

行動依存加害者のせいで医療を受けないで自ら命を絶つ人も多いのです。

国家がわざわざ依存症を敷衍していく、犠牲者を多く出す、そのエクスキューズ(言い訳)のためにこの施策を行っているように感じられてなりません。

パブリックコメントの中にギャンブルを廃止しろ、という意見は多々あったと思いますが掲載はされていません。

医療、医師も含めて公認心理師も関係医療従事者も確かにコマの一つでしかありません。

医師をはじめとした医療者も心理職も与えられた環境の中で必死にやります。

GAギャンブル・アノニマス(自助グループ)の参加への情報提供もします。

カウンセリングも必死にやりますが、やはり生きることをやめてしまう人も多い、心理職にとっては依存に対するたたかいは大きな課題です。

なお、このパブリックコメントの中には明らかに心理職団体の意見として、臨床心理士を含む心理職を医療で活用して保険点数化すること、矯正施設、教育場面でも活用することというものがありました。

僕としては作業療法士がこのギャンブル依存症にパブリックコメントを経て関与させることができるようになったのは大きな収穫だと思いました。

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◯ 首相官邸が公認心理師をギャンブル依存症防止対策施策に活用決定

政府は4月19日に第2回ギャンブル等依存症対策推進本部会を開催し、喫緊の課題としてギャンブル等依存症対策推進基本計画案を了承し、同計画を閣議決定しました。(pdf資料)
ギャンブル等依存症対策推進基本計画には、医学部における教育の充実、保健師、助産師、看護師、社会福祉士、精神保健福祉らを養成していく、この専門職集団の中に公認心理師も併記されていたのをご存知だったでしょうか。
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p103には
「3 保健師、助産師、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師及び作業 療法士の養成 【厚生労働省】」

が表題に明記されていて、

本文には

「公認心理師については、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、心理に関する支援を要する者やその関係者に対し、指導や援助を行っている。ギャンブル等依存症からの回復支援には、心理的な側面からのアプローチを可能とする専門職を養成する必要があるため、公認心理師試験出題基準において、「依存症(薬物、アルコール、ギャンブル等)」の項目等を盛り込んでいる。」

とも記されています。

閣議決定されたことで、公認心理師もギャンブル依存症対策に駆り出されることが正式に決まったというところでしょう。

この項に臨床心理士、臨床心理技術者といった文言は一切ありません。

(p109には「○ 矯正研修所(支所を含む。)において、平成33年度までに、集合研修で医師 や心理療法士等の知見を踏まえた研修(スーパービジョン)を開始。」と法務省のかかわりが明記されていますが。)

ちなみに案の段階での概要はこんな感じです。(配布資料1)
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予防プログラムの策定、啓発活動における講演、ギャンブル依存症の研究、またそれに付随する児童虐待への対応や研究などが記載されていて、この辺りは確かに心理師の職務領域と言えそうです。

公営ギャンブルに対するカウンセリング、e-カウンセリングを可能にする、精神科医の関与、回復プログラムの実施など一大国家事業です。

さて、ここでみなさまが思っているだろうことですが、東大法学部卒業者が高給を求めて就職するJRA、中央競馬会は年収平均1千万とも言われています。

また、子どもを蒸し焼きにすることで有名な「ぱちんこ」屋さんはクルマのガラス窓を叩き割ったり託児所を作ったりとイメージを良くすることに心を砕いています。

「ぱちんこ」ひらがなにするとすこしかわいいのでしょうか?

「あいてぃー」確かに少しゆるい印象ですが別に中身が簡単になったわけではありません。これでいいのか?

そして今度は公営カジノ構想です。

「街を全裸の女性がたくさん歩くので行政や医療、心理福祉職は悪いことが起こらないように未然に防ぐこと」と言われているような気持になります。

まず入り口段階から何とかしろと思う人々は多いでしょう。

しかし難しいのは利権が絡むことだけでなく、公的なものを禁止すると非合法的に地下に潜り込むというアメリカ禁酒法時代からの伝統があります。

日本でも大人の事情だけでなく、抑圧すると沈潜化してもっと状況が悪くなることもあると思います。

戻ります。

「僕らはキレイに遊べる大人のたしなみを提供するから、ちょっと(できればたくさん)お金を落として行ってね、ハマるような面白さを追求するけどね」「でも社会問題化したら僕らが悪口言われたらヤダ」

という限りなく恐ろしいダブルバインドかつ間歇強化で「たまに出るから面白い」という、ラットでも証明されている無茶なことをなぜ人体実験をし続けるのかと思うのです。

僕も何人ものギャンブル依存症の人と面接して「新車が買えたほど損した」「新築一戸建てが買えた」と聞いたことがあります。

こういう人たちは平日の仕事はまじめにやっています。

でもなぜ土日の一番クギの締まりがキツイ店で遊ぶ?と普通に聞いちゃっています。

僕はギャンブルはやらないのですが、依存症の人たちは本当は自助グループに行って欲しい、でもなかなか時間が取れない、日常生活では家族や職場から責めに責められてしかも自分をクズだと認識していてもう死にたいと思っています。

だからカウンセラーがここで責めたら逆効果ですが、事実確認もします。

パチで勝とうとしたら平日開店ダッシュで出玉が出る台狙って走っていかないと。

そして1日12時間打って月収30万円行けばすごくラッキーなんだよ。

で、いくら借金したの?

結構お互いにキツイカウンセリングになります。

借金の額でいちばん多い答えは「わからない」です。

借金100万はある、でも考えてみれば数十万かも、え、でもなんだか請求が来ている、開けてない封筒がたくさん、そう言えば電話はコワイから片っ端から切ってる、特別送達とか恐ろしい郵便が来たら困る。

やっぱりもうわけがわからなくなっています。

20代で今の金融情勢では500〜600万円は借りられますのでだいたいそこまで借りている人がほとんどかもしれません。

上場企業社員や公務員は消費者金融もクレカ会社も枠いっぱいまで貸してくれます。

さてそこで僕のところに来るまでに追い詰められている人は「もう死ぬしかない」と精神的に追い詰められています。

「え、死ぬ理由はないですよー。」

特定調停、債務整理、その先の自己破産をしたとしても公務員だろうが失職する理由にはならないのです。

もちろん僕は法律の専門家ではないので関係機関を紹介したのちにまたカウンセリングをします。

僕はギャンブル依存症専門病院にはいないのでできるだけ多く、専門病院や自助グループなどの社会資源を提供します。

「また僕のところに相談したかったらそれでもいいけど、ここの病院は君のことをまるごと面倒見てくれるならね」

と「えいやっ!」と押し出すとそっちの自助グループやプログラムに適応してくれるのでほっとしています。

(リファー先でのフォローも心配なので地元精神保健福祉医療機関とも連携を取ります。会社がかかわっていたら企業から連絡がきます。(いずれにせよ本人の了解を取ります。))

ギャンブル等依存症対策基本法も制定され、あとは入れ物の問題です。

公営カジノはマイナンバー管理にして時間と回数で入場制限をするとか、政策はタバコで言うなら「1日7本だけね?」という中途半端な制限なのです。

政府には申し訳ないのですが、依存症に関しては戦っている患者さんのためにはオールオアナッシングで、全てを失いたくないのならば全てを捨ててくださいとしか言いようがありません。

ギャンブルとうまく付き合ってほどほどに楽しむということは依存症の人には絶対にできないのですから。

付記:このころとは考えが違っています。依存性患者はslipすることを前提として考えていかないとならないものだと思っています。と思いながら上の文章をあえて残しておきます。


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