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拝啓
貴協会におかれましては時下ますますご清栄のことと存じます。
さて、今回お聞きしたいのは貴協会発足以来、何人の会員が登録したかということです。
不勉強ながら、私の知る限り貴協会に入会した公認心理師はいないのですが、入会者数や入会率を参考にして今後を考えたい公認心理師も多いのではないかと思います。
私は個人で心理学ブログを運営しておりますので、インターネットに公表しても差し支えない範囲で数値のみ教えていただければ幸いです。
敬具
ひなたあきら拝
「カウンセラーひなたあきらが公認心理師について考えてみた」
http://hinata.website
(本文終わり)
公認心理師は第1回目試験ですでに合格者28,000人、うち登録者24,000人に上っています。
新しい国家資格ですし、さまざまな意味で行政上でも発言権を持つためには職能団体が必要ということはよくわかります。
実際、日本医師会は故武見太郎氏が会長だったころから大きな政治的発言力を持ち、政権を動かす力すらあったでしょう。
日本医師会、日本看護協会の組織率は5割です。
臨床心理士の職能団体である日本臨床心理士会は加入率6割、同じ心理職なのだから多く加入すればいいのになあと思うかもしれませんが、心理職プロパーの人たちは日本臨床心理士会、都道府県臨床心理士会や地方公認心理士協会に入会しています。
さらに臨床心理士は更新制資格であり、心理士は研修ポイントを稼ぐのに飛び回っていて、特に僻地や離島の臨床心理士は「これからどうしたらいいの?」という状態です。
日本臨床心理士資格認定協会は当初から公認心理師制度創設に消極的?
というよりはすごく消極的?
という状態で日本心理研修センターも資格認定協会の関与なしで設立されたわけです。
なにかとお金がかかるワープア心理職にとっては日本公認心理師協会の年会費1万円はなかなか高額です。
とはいえ組織率が高まらないと発言力もないのも事実です。
精神保健福祉士、社会福祉士協会の組織率は2割です。
日本臨床心理士会がそのままスライドして日本公認心理師協会になるという案は、賛成過半数でしたが3分の2に届かないので否決されました。
ということで様子見様子見を公認心理師個人個人がしている間「なんだ、加入してないけど困ることなんか何もないじゃん?」
というのが現状です。
それどころか臨床心理士と公認心理師のダブルホルダーは臨床心理士資格を維持するのに必死で、資格認定協会が認めてくれる3カテゴリーの研修に出たりしなければなりません。
地方公認心理師協会が独自に行う研修を「その他の研修」として資格認定協会がはぐれ者扱いしていることを知り合いの日本臨床心◯士会の
ちょっと偉い<えと、実はもうちょっと偉かったかな?<いや、実は大変偉いのかな?重鎮って言われてたようだし・・・という、とある大先生は「ひなたさん、私の名前は絶対に出さないで欲しいけど、臨◯心理士会と資格認◯協会の確執の歴史は臨床心理士資格設立以来31年間あるのよお、もうイジワルばかりされて」と空耳で聞こえたような気がします。
こうやって資格認定協会、日本臨床心理士会、新設された日本公認心理師協会はどこも信頼を失いつつあるように感じます。
それどころか何を勘違いしたのか日本公認心理師協会は公認心理師<専門公認心理師<専門◯◯公認心理師
という壮大なハリウッド張りのスケールの構想を打ち出す始末、

これは一杯一品頼むたびにグイグイとお会計いが値上がりしていくボッタ◯リバーのようではないですか?
と思っているのは僕だけはないはずです。
さて、この錯綜しつつもなんだかとっても偉いスタンスの日本公認心理師協会に何人加入しているのか、回答があるのかないのか待ってみます。
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