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◯ 公認心理師・臨床心理士vs無資格カウンセラー

公認心理師、臨床心理士とタイトルに書きましたが、学校心理士、臨床発達心理士、特別支援教育士、キャリアコンサルタントなど専門性が高く、倫理規程がしっかりしている資格は他にもあります。

ちょっとした講習や通信教育でも取得できる民間心理カウンセラー資格もあります。

また、資格なんかないよ、なんにも持ってないけどお客さんいっぱいくるし儲かってるから大丈夫、という無資格心理カウンセラーもいます。

本業の心理職の人は高校生のころ、あるいは大学入学後専攻を決める際やゼミを選択する時に臨床心理学を選びます。

臨床心理を専攻しても一般企業に就職する学部生もいるので、みな臨床心理を仕事にするという思い切った決断をしています。

大学院で臨床心理を専攻した途端に一般就職はできないという、引き返せない列車に乗ってしまいます。

高度な教育を受けた心理職の人たちは、教育コストがほとんどかかっていない、専門性も薄い心理カウンセラーを見ると、なんだこいつはという不愉快な気持ちになるのはわかります。

ただ、どんなに立派な技法を持っていてカウンセリングが上手でも、ひっそりとマンションの一室に事務所を構えていたら誰もお客さんは来ません。

集客が上手なカウンセラーはたくさんの人に利用されます。

ボランティア電話カウンセリングも多いですが無料は最強です。

無料ボランティアで腕を鍛えて有料カウンセラーになろうという人もいます。

いろいろと無資格カウンセラーのサイトなどを見ていると、そういったカウンセラーが特に悪意を持って仕事をやっているわけではありません。

専門性の質や内容が本職の心理職とは異なっている、ただそれだけです。

無資格カウンセラーは時として院卒カウンセラーよりも人気があります。

多々そういうことがあります。

なぜかというと、そういったカウンセラーはクライエントさんにとって耳ざわりなことは決して言いませんので侵襲性も低い場合が多いです。

クライエントさんの機嫌を悪くしたらリピーターにならなくなってしまいます。

続けて利用してもらわないとお金になりません。

というわけでこういったカウンセラーはお客さんが言われたいと望むことしか言わない。その方針で成り立っていることが多いのです。

某カウンセリング会社は、クライエントさんの中からカウンセラーを志望する人をピックアップ、カウンセラー養成講座に入学させて教育料金を取ります。

そして実際に有料カウンセラーとして働かせます。

そうやって養成したカウンセラーをどんどん売り出します。

特に営業成績がいいカウンセラーはイチオシカウンセラーとして売り出されます。

これは営業会社の基本のキですが実に利にかなっています。

売り上げを伸ばせる営業マンはどんな逆境に置かれても売ることができる、ならば売れ行きがいい有能なカウンセラーを現場に投入すればより売れっ子になって会社に利益をもたらすことができるという原理です。

なんだか民間無資格カウンセラーばかりを僕が推しているようですが、有資格心理職の人にはその専門性を生かして頑張って欲しいと思っています。

社労士の友人は土日は無料で講演会、集客のために平日昼間は営業、夜になってから本業の書類仕事をしていました。

有資格カウンセラーはしっかりとした倫理、クライエントさんへのインフォームドコンセント、専門技能など多くの特技やメリットを持っていますし、公認心理師には法的にできることも多くなりました。

業務独占資格ではない公認心理師は、他の医療相談職だけでなく、こういった、倫理規定がない民間カウンセラーもライバルとなります。

せっかく高度な専門性を持っている公認心理師、臨床心理士等の方々には、矜持を保ち、自信を持って仕事をして欲しいものだと思います。