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◯ 2024年公認心理師は5万人と予想、臨床心理士制度は衰退

第1回の公認心理師試験は32,000人、合格率79.1パーセント、28,000人合格者のうち未登録者4,000人とのことです。厚生労働省発表pdf

厚生労働省は公認心理師受験配点を事例問題傾斜配点にしたにもかかわらず、今後の公認心理師必要数を考えていくときっと「割りに合わない。まだ足りない」と思っているのではないでしょうか。

ちなみに令和元年5月末

社会福祉士 238,267人
介護福祉士 1,689,850人
精神保健福祉士 8,6574人です。

(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)発表pdf

厚生労働省も把握できないところでしょうけれども、心理職公認心理師として現場で活躍している人たちはたいてい登録しているのではないかと。

他資格ホルダーで「ついでに公認心理師も取っちゃった」けど箪笥の肥やしにした人は実働心理職として働いてくれるわけではありません。

「第2回公認心理師試験受験者総数・合格率予想 改訂版)」記事

では第2回試験の合格率を6割程度と見て、18,000人前後の受験者のうち合格者10,.000人、その中でも実働人員は多く見て8,000人というところではないでしょうか。

第3回の受験者数はきっとさらに減ります。

第2回試験は第1回試験で合格した現任者が「国家資格に合格したよー」と言っていたことに対し「じゃ俺も俺も」「私も取るー」という同調者の現任者が多いだろうと予測しています。

5年間の経過移行措置中、公認心理師受験ブームは続くでしょうけれど、どんどん受験者が減ることは間違いないでしょう。

で、そうなると根拠はとしか言えないのですが、合格者数

1回目28,000人
2回目10,000人
3回目 6,000人
4回目 3,000人
5回目 2,000人

計 49,000人

登録者42,000人(2024年まで合計)

これから活動する実働心理職
31,000人

程度、かなり憶測だけの数字です。

次です。

日本臨床心理士会は資格更新した有効臨床心理士数は32,354人と発表しています。

さて登録更新臨床心理士の中で実働人員として働いていて公認心理師試験を受験、合格できた人がどれだけいたのか。

僕は実は日本臨床心理士会が発表した登録更新臨床心理士のうち実働人員はかなり少ないと思っています。

臨床心理士は心理職として現場で働いている人が多いので、公認心理師資格を取れるのかどうかということは死活問題です。

なので実働している臨床心理士はほぼほぼ受験したのではないかと思います。

最後に感じていることですが、これも僕の憶測も入っています。

ストレスチェック制度、福祉加算、ギャンブル依存症対策(これは首相官邸)医療保険点数におけるハイリスク妊婦加算、通院集団精神療法、リエゾンチーム加算、摂食障害、児童思春期入院、通院と厚生労働省は次々にばたばたと公認心理師でなければできなくなるであろう制度を成立させています。

厚生労働省にとっては、臨床心理士制度の今後の成り行きや存亡はもはやどうでもいいように見えます。

これは当たり前のことで、公認心理師制度推進室自体が厚生労働省の機関です。

民間資格として生き残っていく臨床心理士制度はかなり縮小していくでしょう。

冒頭の写真は僕のスマホで履歴を全消しした後のGoogle先生の検索結果です。

「臨床心理士 養成廃止」「臨床心理士 なくなる」という用語がトップに出てくる検索結果です。

先日仕入れた情報のとおり、かなり危機感を日本臨床心理士会でも感じているようですし、臨床心理士制度そのものがジリ貧になることは間違いないと思います。