8869D53A-BC43-4CA8-9AF9-14E4F69E087A

◯ 心理臨床学会2日目・公認心理師、臨床心理士たちとの会話など

長い間心理職をやっていると自然と知り合いも増えるもので、学会発表のことではなく心理職の人たちとの会話や学会の雰囲気などを多少書いてみます。

主に産業、医療領域の人たちと話せたのですが、今回は福祉領域の人たちとも話すことができました。

3万人ぐらいの構成員の学会ですが歩いていると必ず知り合いに会います。

心理職の世界は小さな市のようなものです。

福祉領域の心理職の人々と話しました。

福祉領域はかなり大変なもので、以前から聞いていたのですが、例えば乳児院(公認心理師法施行規則第5条に定める施設第四)だと心理職でも乳児のおむつを替えたりしなくてはならないとか、宿直があったりとかなりハードな仕事のようです。

福祉関係の心理職は総じて給与が打ち止めになる、給与がなかなか上がらないというのも聞いていたのですが、相当の重労働をしなければならないという話を聞いて頭が下がる思いでした。

そう言えば一昨年学会参加しようとした心理士の人が横浜パシフィコで若い男の人たちの行列に混じって並んでいた、彼は「最近の臨床心理士は熱心な若手の男の人が多いんだなあ」と思って並んでいたら列が進むにつれて?という雰囲気になった。

最前列まで行ったらAKBのイベントに並んでいたという話をしてくれました。

横浜パシフィコはそれだけ大会場で心理臨床学会以外にも他のイベントを行うキャパシティがあり、心理職は増えたんだなあという感じを今年は受けました。

ただ、去年はかなり盛況で椅子が足りないほどだったのが少し閑散とした?というのが気になります。

公認心理師試験が思いのほか難しかったので第2回目受験者が総じて来なかったとか、やっぱり臨床心理士のポイント更新をしない覚悟でいる人たちが来なかったのか、詳細はわかりません。

総参加者はもちろん学会は把握しているのでしょうが聞いても教えてくれるわけでもなく、と思ってひるんでしまいました。

学会発表は口頭発表、シンポジウム、ポスター発表とレベルは年々上がっているような気がしています。

以前の学会で某大学の研究として箱庭療法を行う前と行った後にfMRIを行うとトラウマの影響が脳内血流を見て減少するという発表がありました。(その後インターネットにも公開されたのでここに書いてもいいと思います)

そうやって証拠の証明力があるとされているエビデンスベイスドメソッドEBMばかりでなく物語を語るかのごとく古くからあるNBMもどんどん科学と融合してその効果が認められるのは嬉しいことです。

昨日シンポジウムで発表をされた北川先生について再度触れます。

精神分析の世界は奥深いですし、北川先生の論理展開は物凄く説得力がありました。

どの発表も魅力的な臨床心理の世界を提供してくれますし、自分の主領域とは異なる分野の発表は新しい心理の世界の知見を提供してくれます。

そうこうしてあちこち見て回っているとオーディエンスとして参加する発表も多くなるわけで、飛び回って忙しいという感じでした。

全国から人が来るので休憩時間は僕の住む地域と離れていて、これまであまり話したことがない人でも顔見知りの人と話したりと顔つなぎという意味でも収穫が大きかったです。

知らない人から声をかけられることが多かったのは僕が別学会で毎年発表をしているのでそのおかげだろうかなあと思います。

心理関係の出版社も来ていて旧知の編集や営業の人と挨拶できるのも楽しみのひとつです。

名刺をもらったら課長と書いてあって「えっ、◯◯さん昇進したんですね」と話したら「えっと、部下がいないけどいちおう年が年なので昇進しましたー」ということでした。

心理関係の出版社の内情はよく知っているのですが、売れる本でも1万部というのは稀有で、大抵の書籍は千部単位、下手すると千部ギリギリということも多いので知り合いの出版社からはなるべく買おうかなあと思います。

そうすると別の出版社から僕の領域の本が出ているとついそちらに目が行って、結構な大荷物になります。

感想:本は重いです。