095AAA71-9EF9-4613-A018-69632AA65424

◯ 公認心理師倫理・スキャンダル、不祥事について心理職のみなさんで話してみた。


※ 相当の脚色あり。

(研究会のあとのお茶会)

Bさん「ひなたさん、知ってる知ってる?X大学の先生がパワハラ、セクハラ、アカハラ(アカデミックハラスメント)でなんだか大騒ぎで大変らしいよ。」

僕「うん、知ってるけどさ、でもあの先生も一部だけでそう言われてるんでしょ。ホントかどうかわからないし」

Bさん「写真見るとカッコイイんだよね、モテたんじゃないかな、女性遍歴多いとか、ひなたあきらか◯先生か、って感じだよね。」

僕「うれしくない」

せらみちゃん「ひなたさんのブログ読んでるとたまにマトモなこと書いてるから、実物よりいい男っぽい感じのイメージだよね」

僕「えっ、なにそれ、なんだかなあ」

C君「裁判になるとね、民事は裁判官が判決書(はんけつがき)書くの嫌がるからさ、しきりに和解勧めるんだよね、で、とりあえず和解金払って丸める。でもそれって被告が事実があったことを認めるってことになるんじゃないかなあ、そうすると例えば公認心理師の信用失墜行為に当たれば資格取り消しでしょ」

僕「うーん、和解書の書き方によわるよね。お金を増額して『行き過ぎた指導があったことを認めます』程度だと事実関係書いてないから倫理審査機関もまあいいやってなったりね。C君司法やってたからさすがに詳しいね」

C君「性犯罪は単独犯だと親告罪だから、泣き寝入りする人も多いよね。パワハラやアカハラも犯罪として立証しにくいし。密室だったらなお難しい。」

Bさん「そういえば元臨床心理士のカウンセラーがクライエントに手をつけたっていうのもずいぶん話題になってるね」

僕「『元』ってなにさ」

Bさん「やめさせられる前に自分から資格返納したとか」

C君「臨床心理士の会報に資格剥奪とか資格停止とか載ってるねえ。理由書いてないけど」

せらみちゃん「聞いて聞いて、前いたクリニックすごく大変だった。採用面接で院長から臨床心理士資格登録証明書カード持ってくるように言われてコピー取られて」

僕「ふん」

せらみ「ま、それは普通だと思うけどじっくりと穴が開くように見られて、?って思ったワケよ。」

僕「うんうん」

せらみ「そこでワーカーやバイトの事務員の子に至るまですごく厳しい目で見られてて、信頼されてないって感じ?カウンセリング終わるたびにまたそのクライエントさんとワーカーと面談してて『おかしいなあって』」

僕「確かにちょっとイヤかも」

せらみ「私、前にメンタル病んで退職した心理士の後入れとして採用しますって言われて入ったんだけど違ったのよ」

僕「ほう」

せらみ「私の前の心理士ってニセ臨床心理士だった」

僕「えっ」

せらみ「試用期間終わった後に院長から前のカウンセラーのこと教えてもらったんだけど、学歴も職歴も資格もウソで、すげーいい大学院出て大学病院勤めてそれからクリニックに来たけど社長が『証明書は?』って聞いても『忘れた』って何回も繰り返し言ってて絶対出さなかったんだって。そこで気づけよ院長」

僕「・・・」

せらみ「で、その自称臨床心理士の女性がクライエントの男の子を治療って称して抱きしめたり××したりしてね」

僕「えー」

せらみ「最近の若い子は機転が効くからICレコーダーで録音してすぐワーカーと院長に出したのよ」

僕「うん」

せらみ「そのままクビでそのクライエントさんは転院したんだけど、クライエントさんの引き継ぎで困った」

僕「どんな?」

せらみ「その心理士もどきがね、夢占いが好きでね、ドクターなんとかのよく当たる夢占い、って本を下敷きにカウンセリングしてたのよ」

僕「ふうん」

せらみ「で、クライエントさんがね、『前のちょめ先生に夢占いで発達障害って診断してもらってこれまでの生き方が間違ってたって言われて目覚めたんですよ』とか全員そんなんばっかり」

僕「すごいなあ」

せらみ「ちょめ先生、『私が絶対治します』とかクリニックの玄関で言って、カウンセリング終わったら『ちょめ先生のおかげで今日は助かりました、ありがとうございます』って母子で土下座せんばかりにはらはら涙を流していたからみんなすごいって思ってたんだって」

僕「カリスマ性あるね」

せらみ「実は元証券会社のセールスレディだったんだって。カウンセラーというものに憧れてなりたかったらしい」

僕「うーん」

Bさん「心理士じゃないけどさ、アメリカでも女性教師が男子生徒に手をつけて有罪判決受けたってのがあったよね」

僕「あ、そういえば昔石油会社から大学で微生物研究者になった教授が『育て直し』っていっておむつ女性クライエントに短パンとかジャージの上から当てておぎゃあとか言ってたのが逮捕されたよね。あれも性的関係持ったんだっけ」

C君「女性クライエントしかみないってのがまず怪しいよね」

僕「すごくブーム呼んでその当時ベストセラーも出したんだから悪いことしなきゃよかったのにねえ」

※ カウンセラーとクライエントの性的関係の禁止は古くは精神分析から『禁欲原則』という名前で始まりました。

とあるガイドラインでは境界性人格障害のクライエントと治療者との性的関係があった場合にはすみやかに治療者を交替させるという割と甘い基準が書いてありました。

とある統計だと精神科医とカウンセラー、クライエント間の性的関係は10パーセントに上るとか。

去年の現任者講習のテキストに書いてあったのが、カウンセラーが自分の私的なことを話す時間が多いと性的多重関係に陥りやすいとか。

例:

カウンセラー「僕、奥さんとうまくいってないんだよねえ」

クライエント(えっ、先生可愛そう、私どうしたらいいのかしら、そうだ、私先生に身を捧げなきゃ)

カウンセラーが私的事項をクライエントに話すのは結構侵襲的な行為です。

カウンセリングを受けている主体はクライエントさんで、クライエントさんの自由意志です。

僕は催眠もイメージワークも使いますが、十分なインフォームドコンセントをします。

治療者としての僕が優秀なわけではなく、治療意欲の結果として良くなるクライエントさんが素晴らしいのです。

クライエントさんがカウンセラーを神格化するようなカウンセリングは大抵長続きしません。

クライエント「先生、またあれやってよ。肩こり治るし」

「あー催眠ね、なんか整体みたいだなあ」

ぐらいの方がいいのです。

8年も10年も僕のところに通い続けているクライエントさんがいますが、まあそれはそれでありかな、と。

いつも苦しい苦しい死にたいと言っていてもそれをきちんと僕に言い続けに来てくれることが大切です。

僕「そんなに死にたいんだったら主治医の先生に言って入院お願いしてみる?」

クライエントさん「え、ちょ、まっ」

僕「来週僕に会うまで生きてるって約束できる?」

クライエント「うーんできないかも」

僕「とりあえず死にたくなったらうちの宿直にでもいいから電話できる?」

クライエント「うーん、それも無理かも」

僕「わかった、じゃ、今親に電話するかお兄ちゃんに電話するわ」

クライエント「あ、先生、来週の面接までは絶対に生きてます」

僕「じゃ、約束成立ってことで」

※ 公認心理師試験ならこういった場合には「主治医の指示」を受けることが正解で、僕の対応は不正解です。

時と場合によりますが、主治医が

「あの人の希死念慮はすごく長く続いているからとても危険だけど、ひなた君のところにいつも来てくれるから水際でいつもなんとかしてあげてね」

という感じで僕も主治医も地雷や薄氷を踏みながらずーっと続いている治療がいくつかあります。

「絶対救って治す」のではなくドロップアウトしないで病状が悪化しても治療に来続けているクライエントさんを見ていると、今週も生きててくれたあと思いホッとします。

何を言いたいかのいうと、長年付き合いのあるクライエントさんのことを男女問わずカウンセラーとして好きになりますが、それはあくまでカウンセラーとしてです。

いったん治療契約を結んだら道ですれ違う他人よりももっと他人になります。

食パンくわえた女の子とぶつかって仲良くなってもいいのですが、いったんカウンセリングをした相手とは友人にもなれませんし外で会うこともできません。

クライエントさんによっては確かにカウンセラーを神格化することもありますが、その直後に待っているのは果てしないこき下ろしで、治療関係は崩れます。

だから「先生は最高です」

僕「いや、◯◯さん勝手に治ってきてますよ。僕のところに来るって決めた時からかなりもう変わっていたんでしょうねえ」

と返すのは本音です。

ともするとカリスマ化されやすい仕事ですが、そこをなんとかなんとか切り抜けてクライエントさんが自分の実力でよくなることをいつも願っています。

そういう姿勢ならば不祥事も起こらないと思っているのです。

※ 当サイトは公序良俗に反するサイトを除きリンクフリーです。また、当サイトからのリンク先情報についての真偽は保証しかねますのでご了承ください。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 心理カウンセラーへ にほんブログ村 哲学・思想ブログ 心理学へ
(スポンサードリンク)