看護師クリピーの転勤
公認心理師資格を取得された方の中にはあちこち非常勤を掛け持ちして食べて行くのが手一杯、心理常勤職の人事異動、何それおいしいの?
という状態の方もいれば、常勤、公務員なので官の側の事情で単身赴任を含む全国異動を余儀なくされる方などさまざまな立場の人たちもいるでしょう。
心理職は雇用形態によってはご栄転やらご左遷、予算がなくなると真っ先にメンタルヘルス部門がなくなるのでご解雇を経験することもあります。
ちなみに今年は幸いにも僕は週一バイトに行っている診療所では送り出す側でした。
(お昼)
僕「クリピー(常勤看護師)は今度行くところはご栄転なんでしょ?」
クリピー「そうねえ、なんか10人ぐらい部下持たされる、その次の年は30人部下だって。」
僕「病棟師長?看護部長?」
クリピー「教えてもらってないからわからん」
僕「うーん、うち全国展開してるチェーン店だからクリピー単身赴任でまた戻って来られるの?」
クリピー「5、6年かなあ」
僕「ちょっとコンビニ行ってくる」
−10分後−
僕「はい、これ有害物質だからクリピー責任持って処分してね。僕にはできないから」(タバコ2カートン)
クリピー「え、不審物押し付けるの?」(嬉しそう)
(医療職の喫煙率結構高いなあと思いながら)
クリピー「お昼終わるから行きますね、もう電車の時間だから行かなくちゃなあ」
僕「あのさ、わかんないことあったらまたきちんと電話して聞くからその時はきちんと全部教えるように。そのあたりはよろしく」
クリピー「・・・ひなたさんホント書類仕事とかパソコン操作とか苦手ですね。あんなに何回も教えたのに」
僕「あとY先生(医師)がいない時に医療知識とか部外病院情報とか解剖学とかも聞くから電話には出るように」
クリピー「ひなたさんからの電話だとわかったらすぐ切ります」
僕「大丈夫、Y先生の携帯借りるから」
クリピー「ひなたさん週一回だけどもうここで6年働いてるんだからいい加減ひとり立ちしてくださいね、あ、行かなくちゃ」
※ 組織へのジョイニングとか難しい言葉を心理学では使いますが、平たく言えば「心理がうまく立ち回りたいんだったら仲良くやれ」ということです。
検査技師さん、放射線技師さんやクラークさんたちとも仲良くやらせてもらっているので人間関係がいいのは何よりで助かっています。
「主治の医師の指示」といっても内科のY先生はメンタルヘルス関係は「任せる」という姿勢なので気楽です。
こいつは診療所の金で画用紙やクレパスを買い込んでわけのわからないことをやっているけど何かの専門家なのだろうということは理解してくれています。
うちの診療所の内科のY先生とは執務室が僕と2人部屋です。
Y先生は2年ごとに全国転勤、開業するつもりはないらしいので大変だなあと思います。
Y先生は休憩時間になると昼寝をしたりジョギングに出かけてよく行方不明になったり、運動後の下着を含洗濯物を執務室に干したり整理するのが苦手で机周辺をカオスにしたりとちょっと変わったところがありますがそれはそれで面白い人で、僕は好きです。
たしかにいろいろな職場を転々としているといい上司ばかりではなく「パワハラ上司」と出会うこともあります。
公認心理師試験、産業カウンセラー試験勉強は労働者の人権とメンタルヘルスを考えての勉強ができるので自分自身にも役立ちます。
(ちなみにY先生と僕の共用部屋)
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脱いだジャージやTシャツが床の上に散乱していることあり、女性の若いクラークさんが「何これ信じられない!」と叫ぶこと多々ありますがY先生は「彼女は細かいところがあって困るねー、ひなたさん」
僕「そっすね、先生みたいに運動好きな人はメンタル強いんだそうですよー」
Y先生も看護師クリピーや看護師キョロちゃんにも公認心理師勉強をしていて?と思うような医学知識はどんどん聞いて教わったので助かりました。
クリピーのこれからの活躍を祈りつつ。
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