◯ 公認心理師協会って結局・・・
1.現場心理職みなさま方の率直な感想
さて、先日北海道や関東、いろんな地域の心理職の方々と公認心理師団体登録についてそれぞれの立場からあくまで個人的感想と見解を聞いてきました。
10人ぐらいの人たちと話していてみなさん「様子見」という中途半端な結論?を出していました。
ちなみに残念ながら丹野氏創設の「公認心理師の会」に入ると断言していた登録待ちの人はいませんでした。
「公認心理師の会に入るんだったら特定の学会で公認心理師向けの研修をやりたい人たちだけでやればいいよね」というコメントがあったぐらいです。
2.日本公認心理師協会に入るメリットデメリット
メリットは
⑴公認心理師をめぐる法律の動きがわかる
⑵研修情報がある
⑶求人情報がある
というところです。
みなさん感じていたデメリットは「金がかかる」「資格更新なしなので入る意味がない」
というものでした。
選挙中の日本臨床心理士会ですが、いくら代議員候補が「共同路線」「相互協力体制」を強調していても双方の団体に同時に入る明確なメリット、根拠はよくわからないままでした。
そもそも組織率6割の日本臨床心理士会に加入している人たちも臨床心理士制度をより良いものにしたいという意識超高い系の人は少ないわけです。
「臨床心理士会の開催する研修に出ると5年後の更新ポイントになるから入っておこうかな」とか「みんなが入ってるからなんとなく」という、流行っているラーメン屋さんには特に理由もなしにに並んでしまう「バンドワゴン効果」で入っている人も多いわけです。
デメリットは「金がかかる」に尽きるわけですが、今度は「公認心理師が重視されるから日本臨床心理士会もやめちゃえ、ついでに両方とも入らないで節約する」という人たちも相当出るのではないかな?
と思うわけです。
3.そもそもの疑問
日本公認心理師協会の定款に目を通してみたわけですが、制定は平成26年12月17日、一次変更30年9月24日、二次変更31年1月14日、ネットに公表されているのは最終のものです。
さて、変更前のものを見た方はいるでしょうか?
見たことがないので、どなたか教えて欲しいのですが、僕にしてみると知らないうちにいろんなことがあれよあれよと決まっていたブラックボックスのような団体に信頼性を置けるのか?
と思ってしまうわけです。
4.日本公認心理師協会の準会員とは?
まだ正会員として、公認心理師を受ける意思がある臨床心理士、学校心理士、臨床発達心理士、特別支援教育士も入会を認められます。
会長挨拶だとこれらの民間有資格者は日本心理研修センターの研修を受けてポイント申請をしたことがある人たちだから共通点がある、だからみんな仲間だよ、という趣旨を述べていました。
心理職の集合、融和という点を力説したかったのでしょうが僕の感想は「根拠として弱い」というものです。
平成34年9月15日以降も公認心理師を取得しなかった上記資格所持者は準会員になれます。
準会員はちなみに日本公認心理師協会の総会の構成員にはなれません。
民間資格ホルダーが公認心理師受験をするのに何か有利になるわけでもなく、その後は準会員として扱われる、この協会に入るのに公認心理師資格を持っていない人は「誰得?」団体になってしまうわけです。
僕も自己紹介する際には「◯◯学会会員」というような資料を作りますが「準会員」だと格好つかないなあと思ってしまいます。
5.僕なりの結論
平成30年8月19日に日本臨床心理士会と公認心理師協会を合体させるという日本臨床心理士会発議は否決されました。
でもそれ以前の平成26年12月17日には見たことがない定款ができていました。
とても不明朗な経緯に不信感を抱きます。
様子見大多数の新公認心理師を引きつけるメリットや根拠を示していかないと加入者は増えない、数がなければ弱い職能団体になってしまうでしょう。
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1.現場心理職みなさま方の率直な感想
さて、先日北海道や関東、いろんな地域の心理職の方々と公認心理師団体登録についてそれぞれの立場からあくまで個人的感想と見解を聞いてきました。
10人ぐらいの人たちと話していてみなさん「様子見」という中途半端な結論?を出していました。
ちなみに残念ながら丹野氏創設の「公認心理師の会」に入ると断言していた登録待ちの人はいませんでした。
「公認心理師の会に入るんだったら特定の学会で公認心理師向けの研修をやりたい人たちだけでやればいいよね」というコメントがあったぐらいです。
2.日本公認心理師協会に入るメリットデメリット
メリットは
⑴公認心理師をめぐる法律の動きがわかる
⑵研修情報がある
⑶求人情報がある
というところです。
みなさん感じていたデメリットは「金がかかる」「資格更新なしなので入る意味がない」
というものでした。
選挙中の日本臨床心理士会ですが、いくら代議員候補が「共同路線」「相互協力体制」を強調していても双方の団体に同時に入る明確なメリット、根拠はよくわからないままでした。
そもそも組織率6割の日本臨床心理士会に加入している人たちも臨床心理士制度をより良いものにしたいという意識超高い系の人は少ないわけです。
「臨床心理士会の開催する研修に出ると5年後の更新ポイントになるから入っておこうかな」とか「みんなが入ってるからなんとなく」という、流行っているラーメン屋さんには特に理由もなしにに並んでしまう「バンドワゴン効果」で入っている人も多いわけです。
デメリットは「金がかかる」に尽きるわけですが、今度は「公認心理師が重視されるから日本臨床心理士会もやめちゃえ、ついでに両方とも入らないで節約する」という人たちも相当出るのではないかな?
と思うわけです。
3.そもそもの疑問
日本公認心理師協会の定款に目を通してみたわけですが、制定は平成26年12月17日、一次変更30年9月24日、二次変更31年1月14日、ネットに公表されているのは最終のものです。
さて、変更前のものを見た方はいるでしょうか?
見たことがないので、どなたか教えて欲しいのですが、僕にしてみると知らないうちにいろんなことがあれよあれよと決まっていたブラックボックスのような団体に信頼性を置けるのか?
と思ってしまうわけです。
4.日本公認心理師協会の準会員とは?
まだ正会員として、公認心理師を受ける意思がある臨床心理士、学校心理士、臨床発達心理士、特別支援教育士も入会を認められます。
会長挨拶だとこれらの民間有資格者は日本心理研修センターの研修を受けてポイント申請をしたことがある人たちだから共通点がある、だからみんな仲間だよ、という趣旨を述べていました。
心理職の集合、融和という点を力説したかったのでしょうが僕の感想は「根拠として弱い」というものです。
平成34年9月15日以降も公認心理師を取得しなかった上記資格所持者は準会員になれます。
準会員はちなみに日本公認心理師協会の総会の構成員にはなれません。
民間資格ホルダーが公認心理師受験をするのに何か有利になるわけでもなく、その後は準会員として扱われる、この協会に入るのに公認心理師資格を持っていない人は「誰得?」団体になってしまうわけです。
僕も自己紹介する際には「◯◯学会会員」というような資料を作りますが「準会員」だと格好つかないなあと思ってしまいます。
5.僕なりの結論
平成30年8月19日に日本臨床心理士会と公認心理師協会を合体させるという日本臨床心理士会発議は否決されました。
でもそれ以前の平成26年12月17日には見たことがない定款ができていました。
とても不明朗な経緯に不信感を抱きます。
様子見大多数の新公認心理師を引きつけるメリットや根拠を示していかないと加入者は増えない、数がなければ弱い職能団体になってしまうでしょう。
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