(厚生労働省に電話)公認心理師と臨床心理士の違いは?

「公認心理師と臨床心理士の違いがわからない、それじゃあ大元の厚生労働省公認心理師推進室に聞いてみよう」と思い立って電話してみました。(ブログ掲載について推進室了承済)

Q「公認心理師と臨床心理士の違いはなんですか?」
A「国で定めた資格か民間団体が認めた資格かということで、やっている仕事には変わりありません」
Q「・・・ほかにはありませんか?」
A「養成課程が違うとか、公認心理師は法律で規定されていて、臨床心理士はその規約で決められているということでしょう」
A「ありがとうございました」

さて、現在日本臨床心理士会では代議員選挙が行われています。

会員向けページに全て記載されているので、詳細には言及できないのですが、どんな実力ある代議員でももうどうにも変えられないのは「日本臨床心理士会と日本公認心理師協会は別団体として扱われることが決まっている」ということです。

今から日本臨床心理士会と日本公認心理師協会をひとつにしましょうか分けましょうかという議論は終わっています。

なので次の論点としては大まかに2つがあげられるでしょう。

1.臨床心理士と公認心理師との共存共栄

このあたりの無難な主張(公約)を掲げる候補者はきっと多いでしょう。

しかし国民のみなさんもクライエントさんも、当の心理職の大多数も、果ては医療、教育機関や行政まで、公認心理師と臨床心理士の違いがわかっていないわけです。

さて、大元の行政機関厚生労働省が「違いはない」と言っているのですから同じ趣旨の資格で共存共栄をどうやってするの?

と思うわけです。

2.臨床心理士と公認心理師はそれでも違う

これは臨床心理士制度堅持、公認心理師とは違っているという主張をしている人たちはまだ多くいるのだということです。

日本臨床心理士会は確かに国家資格創設に際して中核的な役割を取ってきた団体です。

今回公認心理師試験が終わって、公認心理師に求められている素養と臨床心理士のそれとの微妙な違いがあることは判明しました。

今回公認心理師資格を敢えて取ろうとせず、臨床心理士資格、制度にこだわった人々はある意味気骨がある人々です。

かつて心理職国家資格創設議論が進む中で、国家資格は大卒の資格になるらしい、それじゃあ院卒の資格臨床心理士は国家資格の上位資格にして専門性を高めて国家資格所持者に対して指導的な立場になればいいんじゃないの、よし、そうやって生き残ろう、という主張がありました。

ところが公認心理師が創設されることが決まった途端、医療、教育、福祉、産業、司法5領域に加え、僕は何を目指しているのかさっぱりわからない「専門総合公認心理師」なる概念まで出てきてしまいました。

情勢はガラッと一変してしまいました。

これが学会資格ならわかるのです。

初級、中級、トレーナー、上級トレーナー、専門指導者など各種学会ではさまざまなステージをもうけてある学会もあります。

さて、何の変わりもないと厚生労働省から 言われてしまったこの両資格、求人を見ても並列だったり、公認心理師の方を優先する募集も出ています。

どっちが優先されるのかというと保険点数が将来的も取れるだろうし、実習生指導もずっとできる公認心理師になってしまうことは想像に難くありません。

臨床心理士が専門資格として生き残っていくための戦略は困難がともないそうです。

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