公認心理師Gルート受験者は差別されるか

Gルートは本年度から限定5年間、心理職をやっていたという明確な証明があれば受験資格が与えられるというものです。(院卒者でも科目読み替え不可でこのルート受験者が多かったですね)。

民間カウンセリング事務所だと登記簿等の書類の審査で受験資格すら与えてもらえなかったと聞きます。

経験年数だけで受験資格を与えられるGルートは大卒者だけでなく、専門卒、高卒でもいいわけです。

それではこの5年間、2018年から2022年までに資格を取得したGルートホルダーは「ああ、あの時期に取った人ね」と差別されてしまうのでしょうか。

実際のところ、臨床心理を教えているかなりの大御所の先生だと科目整備がされていない昔なのでもうGルートしかなかった先生方も多いでしょう。

公認心理師の受験の手引きを見て「あれ?」と気づいて始めて疑問を持った人もいるでしょう。

その疑問とは、Gルートには出身大学、大学院の取得単位証明書、卒業証明書が不要ということです。

公認心理師資格は福祉資格と比較的近縁科目があるので、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の人たちが公認心理師資格を取ることは多いでしょう。

ケアマネ、看護師、学校教員、養護学校教諭、福祉施設指導員、相談員とちょっと考えてみるだけでかなり多くの人たちが公認心理師受験をしたのだろうなあと思います。

心理職資格の高い専門職化を求めていた団体と医師団体の温度差が激しかったので現認者ルートができたのかなと邪推もします。

本当かな?と思ったのですが某地域で開催された現認者講習にはヒーラーが来ていたとかいう噂。

ヒーラーでも占い師でも人助けには違いないですし、心理学を知らずして合格は不可能なので一生懸命勉強したならそういう人たちでもいいか?

いや、そもそもカウンセリングと目的が違うし、証明書類も出せなかっただろうと思うわけです。

「今から現認者になって2022年に一発合格を目指そう!」としても年数が足りません。

上記のようにいろんな資格持ちのコレクターも今回いるだろう反面で、本旨は本当に現場で働いている人たちが現認者で、あくまでも現認者の人のための救済措置なわけです。

資格の話と学歴の話をごっちゃにすると本筋から外れそうですが、アメリカのサイコロジストは難関試験を突破した博士号取得者、州によってはサイコロジストが投薬もできます。

かたや学歴不問?その後も大卒者OKの資格ということで、指定単位読み替え可能だった新しい院卒の人たちよりもGルート取得者は軽めに見られがちという心配はあるかもしれません。

資格新設の移行期にはよくあることで、心理福祉に限らず、行政書士も宅建も一気に難関資格になりましたし、保育士は今や合格率20パーセントの難関資格です。

どんなプロセスで資格を取ったかではなく、その人の技量がものを言うのではないかと思うのです。

有名な話ですが、神戸大学の臨床検査技師、細胞学の権威鴨志田教授は短大卒、放送大学卒後に博士号を取得しています。

どこまで頑張ってキャリアを築いていくかは本人の努力と意志だとおもうのです。

初の国家試験でどのルートで受験したから合格率を低めにするということはあってはならないですし、上記の事情から、僕は「初年度公認心理師必要説」のようなものを信じています。

新設の資格はとかく運用面で力を入れてライセンスの位置付けをしっかりとさせていかないといけないでしょう。

そしてその重大な役割と責任は行政にあると思うのです。

ちなみに公認心理師はlicensed- psycologistと英訳されるそうですが、これも暫定的なものだそうです。


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