カウンセラーひなたあきらが公認心理師について考えてみた

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。 ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

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作画 ひなたあきら
画材 ボールペン、100均色鉛筆、蛍光マーカー、ふせん

◯ 公認心理師スクールカウンセラーきらみちゃんの憂鬱

※ 50パーセントぐらいの脚色入りです。

先日、公認心理師と臨床心理士両資格ホルダー、スクールカウンセラーきらみちゃんと会って話しました。

きらみ「ひなたさん、スクールカウンセラーうちの自治体だと毎年採用試験受けなくちゃいけないんだけど」

僕「うん」

き「まあそれは受かったんだけど、『公認心理師だからチーム学校の中で管理職の権威は絶対ですよ』みたいなこと言われて気分が萎えたんたん」

僕「うんうん」

き「まあそれは採用されたいから『はい、チーム学校の一員として頑張ります』とか言うじゃん?」

僕「うん」

き「ほら、私大人だし、きちんと言うこと聞いちゃう従順系の人?って見られたいワケだし」

僕「ふんふん」

き「でね、特別支援コーディネーターの先生が公認心理師取ったワケね、なんかカウンセリングのやり方聞かれて色々言われるのよ」

僕「うーん、向こうも心理の専門家ってことだしねえ」

き「それな!ちょいヤバみな感じでさ」

僕「ふん」

き「発達障害系で普段からパリピってるASDっぽい子のWISC-Ⅳやってね、やっぱりディスクレパンシー高くてね、VCI理解は高くても処理速度低いし」

僕「うん」

き「校長から病院行かせないと学級崩壊するってパワーワード言われたらやるっきゃないじゃん?」

僕「うん」

き「で、とりま、担任と母親同席で本人に小児精神科に行かないって私が言ったワケよ」

僕「うん」

き「その場では子どもと母親が納得してたんだけど、そのあと『精神病院に行かせるつもりかー』って父親から秒でクレーム入って」

僕「うんうん」

き「校長、教頭、主幹の前ですっげー怒られてもうヤバたんで私つらたん、担任同席してずっと聞いてたのに一言も喋らないじゃん?それずるたんだよね」

僕「ふん」

き「って、ひなたさんさっきからスマホの画面ずっと見ててなんかしてて私の話聞いてないじゃん!」

僕「いや、タウンシップって育成系ゲーム面白くてね、もうレベル58だし、きらみちゃんからお金もらってないけどまあそれでもちゃんと話聞いてるじゃん」

き「あの学校嫌たん、こういうのって後からじわじわ、じわるからもうイヤ」

僕「そうねえ」

※ きらみちゃんに限らずスクールカウンセラーは原則年間35日間出勤の、学校にとっては「外の人」です。

外部性が独立性を担保しているからいい、というわけではなく、部外者なのでチーム学校組織の中ではカースト最下位として人身御供に晒される危険性も高いわけです。

で、やっぱり仲間には入れてやろうということで日ごろから世間話をしたこともない教員たちの忘年会や旅行会に呼ばれたり、連絡網に携帯番号を掲載されてしまうわけです。

小中高教員の先生の方々で今回公認心理師を取得された方が多いと聞いています。

僕は30校ぐらいのスクールカウンセラー経験をしましたが、大抵は管理職、コーディネーター、養護教諭の先生方がとても良くしてくれて専門性を重んじてくれて、仕事がしやすかったです。

何の仕事を心理の中でやりたい?

と聞かれたら僕は今でもスクールカウンセラーを一番やりたいなあと思います。

雇用があまりにも不安定なので僕は転身したわけです。

今回、子どもと保護者のために真剣になれる優秀なスクールカウンセラー母体が臨床心理士以外にもその数が増えたのです。

毎年採用試験をやって気分次第で次年度契約を結んだり解除したりという不安定さでは優秀な人材はどんどん外へ流れていきます。

採用母体が増えたからと斬り捨て御免の傾向を高めるようにしたら、いい人ほど愛想を尽かして他領域に行ってしまうでしょう。

スクールカウンセラーの雇用の不安定さは有資格者の多さに比例します。

ということで、文部科学省、都道府県教育委員会、教育長、各学校管理職には望みたいことがあります。

きちんと地に足をつけて同じ学校で児童生徒、保護者のために働けるスクールカウンセラーを活用したいならば、恣意的な扱いはしないでいただきたいということです。

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薔薇のワーク〜ダイエット、過食、依存症のために

あなたは一面に広がる薔薇の園に来ています。

赤い薔薇、黄色、白、ピンクとさまざまな色合いの花の香りを胸いっぱいに吸い込みます。

薔薇は何万本あるのかわからないほど数が多くて地平線の向こうまで薔薇が広がっています。

じっと目を瞑って深呼吸をしてみましょう。

薔薇の色、香り、薔薇に包まれたふんわりとした優しい空気であなたの中が満たされていきます。

深呼吸を一度するたびにあなたの中から、暴れている衝動が清められていき、薔薇の美しさに置き換わっていきます。

さて、特に目をひく真っ赤な薔薇を見てみます。

薔薇は深い赤色で、血のような真紅の色をしています。

そこであなたが流れている血液を連想したとしてもそれは自然なことです。

何しろ人間にとって血液はなくてはならない、生きていく上で必要なエネルギーの象徴です。

そしてあなたがもしこれまでの体験で傷つき、そして血を流したとしてもあなたが持っている自然の治癒力であなたは自然に自分を癒し、心身が健康になることができます。

さてそこであなたはすっかりと薔薇の美しさに囲まれているのを見て、それはあなた自身が今内包していてもう手に入れている美しさ、そして未来にはもっともっと美しさを手に入れることができるでしょう。

そしてもうひとつあなたが手に入れることができるのは新しい出会いです。

あなたは過食、依存症から解放されると自由になり心の中はほっとして平穏な気持ちで毎日を送ることができます。

あなたをとらえて苦しめていたあの衝動からすっかり解き放たれています。

そしてあなたはもうそれを手に入れることができているということは何と素敵なことなのでしょうか、ということをしっかりとあなたは薔薇を見ながら脳裏にその真紅の色を刻みつけています。

このイメージはずっと続いてあなたを包み込んで忘れさせないものとなるのか、それともすっかりと忘れ去られてしまった時に頭の中に残っているイメージだけがくっきりと、あるいはその残滓のイメージが育ち、あなたをどんどんと自由にしていきます。

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厚労省公認心理師制度推進室に質問・大卒+2年実務経験ルート施設認定は厳しいの?

この間の記事で公認心理師養成専門学校卒後に2年の実務経験を積むということが大変難しいという記事を書きました。

その理由の中に、実務経験を積ませてくれるはずだったさまざまな病院がことごとく厚生労働省で審査落ちさせられているという、専門学校担当者からの悲鳴に近い情報提供があったので、厚生労働省公認心理師制度推進室に問い合わせの電話をしてみましたのでその結果です。

Q「公認心理師は所定の単位を大学で修めた後、2年の実務経験で受験資格が将来的に与えられることになっていますが、多くの病院が実務経験施設として申請をして却下されているというのは本当ですか?」

A「折り返しますのでお待ちください」

(30分以内にコールバックあり)

A「公認心理師法第7条第2号に規定する施設の文部科学大臣及び 厚生労働大臣による認定等について」という通知が平成29年12月8日に出ています。それに従って審査しています。」

Q「申請はかなり難しいんですか?要件を満たす基準が大変とか」

A「通知内に書いてあるとおり書式は随意です。それに従って判断することになります。」

(大意、詳細は略)

※ 「なるほど、それじゃあそれに従うというだけでいいじゃないの。簡単なことなのになあ」と思って通知を読んでみると、かなりハードルが高いです。

現在経過措置として認められているGルートは、週1のボランティアでもいいじゃない、という結構な大盤振る舞い条件です。

ところが2022年に公認心理師養成所定単位を取得した大学学部卒業生はその後かなりのボリュームある実務経験を積まなければなりません。

実務経験を積むための学生の負担、というよりも施設がその要件を満たせるかという施設側の相当な厳しい審査基準がありそうです。

例えばこの実務経験プログラムの内容と期間を申請書に書かなければならないのですが、何を書けばいいのか戸惑いそうです。

厚生労働省担当者との電話ではこのあたりは施設側と細かい折衝をしながら話を進めているのではないかという感触を受けました。

まず実務経験者は公募が条件となっています。

従前からある制度ですが、とある国立大学で心理職として就職するには院卒後臨床心理士資格取得後の有給インターンを2年程度行った後、採用するかもしれないけどわからないよ、という制度があります。

これに近いのかもしれません。

業務従事者の給与、勤務時間、休暇、健康管理の記載も申請に必要ですが、これは実務経験ブラック施設を作らないための配慮でしょう。

全ての項目に役所ならではの文言が入っているのですがその他参考になる事項の記載事項があります。

どんな独自の工夫をしているか求められそうです。

あと通常の病院ではそういうプログラムは用意してありません。

「保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働の各分野のうち、実務従事者が 従事するプログラムを行う施設の分野以外の二つ以上の分野の施設において、合計 60時間以上の見学や研修を行うことが望ましいこと。」

規定がこの通知にあります。

臨床心理士にも以前は大卒後の実務経験者が受験できる制度がありましたが、割とザルでした。

Gルートはさらにザル審査です。

大卒+実務経験ルートで受験資格を得るため、病院に実務経験2年間をクリアするために就職しました。

そしてその病院は福祉、教育機関、司法、産業の二分野の見学研修も用意するからね、という厚生労働省が認定した親切な施設でなければいけません。

いろいろと気になる記述がたくさんあります。

2年以上と定められていますが、「標準的には3年間でプログラムを終えるのが想定されること」と通知内に明記されています。

そして、この実務経験者が「ただそこで研修を受けて働いていた」のではなく、施設側にもその実務経験者を評価する体制確保を要求されています。

この辺りをきちんとクリアした上で申請して通過しても実質が伴っていないと取り消される可能性ありとも書かれています。

この通知7ページ別紙が曖昧ですがなかなか要求水準が高いです。

ほぼブループリントと同じレベルの内容を実務経験プログラムの中で積む事を要求されています。

公認心理師の職責、問題解決能力と生涯学習、多職種、地域連携、心理学・臨床心理学の全体像、心理学研究の統計的手法、実験計画、知覚、言語、感情、脳神経、社会心理学、発達、人体の構造etcです。

役人の方々の仕事のやり方を知っていますが、「申請書お願いします」
「なんとなくイメージと違う」とガイドラインなしに断られる場合があります。

公認心理師制度推進室がそうなのかはわかりません。

専門学校担当者の言っていたことが
どの程度実情を反映しているのかもわかりません。

公認心理師制度推進室はかなり丁寧親切に申請施設に指導をしているのかもしれませんが、この通知を読んで思ったのは、これだけの実務経験を積ませるのは施設にとってはかなりの負担です。

厚生労働省−大学、大学院−実習施設
の間でさまざまなやりとりが行われているだろうなと想像はつきます。

厚生労働省認定の施設は今5施設です。

家裁(最高裁)も法務省矯正局も心理職養成のために相当手厚い教育をしていますので審査スルーで通せるのはよくわかります。

例えば裁判所総合研修所は家裁調査官補を研修のために病院実習でもどこへでも連れて行きます。

調査官補の教育内容も全国津々浦々の著名な精神医学、心理学をはじめとした関係諸科学専門の教育者を呼んで教育をします。

非行少年の処遇を調査する、子の福祉を考えて調査をするということに国は相当なハイレベルな調査官職員を養成しようとしていますので、その養成課程プログラムは確かに大学院にひけをとらないでしょう。

最高裁家庭局はインターンシップを実施していますし、優秀な人材の確保に心を砕いていることがわかります。

ひるがえってさまざまな病院で申請可能な条件を整えるのはかなり困難なことです。

例えば今回養成施設として認定を受けたメンタルクリニックダダはクリニックで相当数の臨床心理士を雇用、精神医学医療だけでなく、精神障害者就労施設、児童、高齢者福祉施設を自前で持っていて、教育分野へのコネクションもあります。

このレベルの施設でなければ認定されないということを考えると、大卒+2年実務経験ルートは狭き門な上にかなり働きながらの実習はハードそうです。

それを考えると僕の私見ですが、これから公認心理師を目指している学生の方は素直に大学院ルートを目指した方がハードルは低くなると思います。

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