ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

このブログ運営者は産業と医療の中間領域のようなところでカウンセリングを行っている、世界の謎を解き明かす心理職です。

これまで司法、教育、福祉分野での心理職経験もあります。

このブログのテーマは僕が専門としている心理学に加え、スタートしたばかりの公認心理師制度の検証、カウンセリング全般についてです。毎日更新を目指しています。誰も読まなくても書きます。もし評判が悪ければ反省してやはり毎日書きます。コメントは他者の誹謗中傷でなければ掲載します。僕へのクレームは大歓迎。掲示板がわりに使っていただいて構いません。

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「受験者全員に公認心理師試験結果は郵送されます。」

さて、合格発表まで2週間を切りました。

※ 以下引用

7 合格者の発表
⑴ 試験の合格者は、平成30年11月30日(金曜日)午後に、厚生労働省及び一般財団法人日本心理研修センターにその受験番号を掲示して発表するとともに、一般財団法人日本心理研修センターのホームページ上に合格者の受験番号を掲載する。
⑵ 合格者には、公認心理師試験合格証書を平成30年11月30日(金曜日)に投函し郵送により交付する。

(引用終わり、厚生労働省hpから)とあるので通知が行きます。

ホームページから見る(サーバーダウンの可能性あり)、郵送で通知が来るまで待つ、という人たちも多いでしょう。

いまさらですが、自分でも「どうだったっけかな」と確認しましたが、合否通知は必ず郵送されてきます。

心理研修センターでは「何も通知が来ない、だから合否がわからない」ということはないよう、受験者全員に合否通知をする配慮をしてあります。

僕は何度も同じようなことを書いているのですが、試験に合格したからと言って心理職として何でもできるというライセンスを得たわけではないということです。

今後心理職を採用する側では有資格者を当然優先します。

どの流派のカウンセリングもできません、誰にも教わっていません、受験勉強しかしていません、心理検査はできませんということでは採用した現場は混乱します。

新しく公認心理師になれた人が心理業務を始めるに当たっては相当に謙抑的になって欲しいものだと思います。

試験ですから必ず落ちる人もいます。

例えば大学センター試験でもそうですが、解答欄を一つずつずれてチェックしたらめちゃくちゃな結果になってしまったということは、試験は水ものなので必ずあります。

僕も何度も書きましたし、ほかの人も書いていますが、まあ僕自身試験の合否がはわからない、ですけれどもそれは目の前にいるクライエントさんには全く関係がない、ということです。

現任者講習テキストにも書いてあり、僕もかつて引用しましたが、性的多重関係に陥りやすいカウンセリングは、カウンセラーが自分のことばかり話している、そしてクライエントさんがそれを聞かされているという関係には危険性がつきまとうという事実です。

クライエントさんはさまざまな悩み、ストレスを抱えて僕らの目の前に現れます。

「ペットが亡くなった」「子どもが言うことを聞かない」「冬だから水道管が凍った」など、悩みもストレスも尽きません。

特に住居環境、水回り、給水排水、お風呂、トイレのトラブルは弱っている時にクライエントさんにはかなりの打撃を加えます。

そういった小さなトラブルは大きな落ち込みの元になり、下手をすると(しなくても)希死念慮を強めることにもなりかねません。

「いや、僕ね、公認心理師試験合格できるかどうか心配で」「公認心理師試験合格して嬉しくて」「落ちたからショックで」どれもクライエントさんには関係がないことです。

クライエントさんに同情されたり心配されたりする心理職であってはならないなと思います。(まあしきりに心配さてくることで転移感情を向けてくる人もいるのですが、そういう人に対してはなおさらですね。)

心理職の宿命としてその日暮らしに近く、土日仕事、お休みが少ない方々も多いしと思います。

気持ちも落ち着かないかもしれませんし、寒さは増すばかりです。大変な時期ですがどうかみなさんご自愛ください。



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常識的に考えてみて、医師が誤診を何科でも絶対にしないという保障はありません。

ただ、主治の医師の指示に従う、という絶対的ヒエラルキーがあるとこれに心理職は従わざるを得ません。

「医療倫理」は十分に心理職が学びなさいと言われ、チーム医療で当たっていても患者さんのメンタルダウンの責任を心理が負わされることは多々あります。

こういった情報は、別の医療機関から転院してきた患者さんがよく教えてくれます。

見当識もはっきりしていて性格に歪みもない、過度に被害的なことも言わない患者さんが医師にされたとんでもない行為や言動を告白してくるわけです。

僕みたいな心理職が医療機関内で医師のことを悪く言うとまず生き残れません。

精神科にも医師の誤診は必ずあります。

ところが医療過誤事件として認められ、勝訴できるのはごく一部で、患者さんの安全確保をしないで病棟で自殺が起こった場合など、ハード面に限られています。

誤診や患者さんの扱い方などに対する不満は歯牙にもかけられないでしょう。

ドイツ語でプレコクックス・ゲフュールPraecoxgefühlという言葉があります。

「分裂病くささ」なのですが「この人の表情や話し方は統合失調症だね」という精神科医の勘は当たれば適切な治療になりますが、誤診だとスティグマ、烙印を押して必要のない抗精神病薬を出して患者さんを過鎮静にしてしまいます。

医学教育では「プレコックス感を大事にしろ」と言われますが、エビデンスがない勘を頼りに患者さんの言うことを妄想だと判断する主治医は確かにいます。

虐待、いじめ、ハラスメントやDV被害者が過酷な経験をしてきたと訴えると精神科医は「医師には事実を判断できない」という原則論を語ります。

医師は捜査官ではありませんから、それは正しいでしょう。

しかし、「全て妄想、被害的な本人の性格の問題」と診断、全権でジャッジすることはできるわけです。

心理職は公認心理師でない今も医師の診断を無視してその人を統合失調症ではない、境界性人格障害ではないという立場からのカウンセリング方針を勝手に立てることはできません。

そういった誤診に関する訴訟はこれまでにも多く提訴されてきていたと思うのですが、医師が訴えられる時はコメディカルや心理職も同時に訴えられる時です。

さて、昨日老年精神医学会では上級専門心理士制度が創設されると書いたばかりですが、日本高次脳機能障害学会では臨床神経心理士資格策定の動きがあります。

その際は当然ながら公認心理師資格が必要要件となってくるでしょう。

また、EMDR学会では精神療法を行う医師に加え、国家資格取得者の心理職経験者が望ましいがこれまでのところ、心理国家資格がないから臨床心理士をトレーニング受講者に認めているという実情があります。

外国の話ばかり書いても仕方ないのですが、アメリカのサイコロジストもスクールカウンセラーも臨床神経心理士も博士課程以上必修の資格です。

地位も年収も相当額が保証されていますが、責任も重大でしょう。

自分の判断がクライエントさんの生活クオリティに直結します。

確かにこういった諸外国に比べると公認心理師要件はゆるく、だからこそ二階建てをどこも考えているのだろうと思います。

ただ、公認心理師は特に地位が確立されていく保証があるわけではないのに責任だけは大きくなり、医師の誤診の責任も一緒に取らされる責任があるということを知っておく必要があるでしょう。

お金がある医師は弁護士を立て、心理職だけの責任だと主張することもできます。

医師と心理職の利益が相反した場合は心理職は自分の身を守る自分で守るためになんとかしなければならないです。

こんな状況で責任論が固まっていないまま公認心理師教育制度や二階建て制度が構築されていくことには相当の危険性があるのではないかと危惧します。

保険に入っておけばいいじゃないの、という問題ではなく、厳しい法的義務を課せられる公認心理師は、自らの地位、資格、矜持と信念、プライドを全てたった一人、自分だけで守らなければならないということを肝に銘じておく必要性があります。

「公認心理師は国家資格を持っている人だから」と言われる可能性が常にあります。

公認心理師法をきちんと読んでからクライエントさんは来ていることを前提として考えるのが当たり前の義務です。

チーム学校や安全配慮義務と秘密保持義務との間に立ち、クライエントさんや自分を守らなければならないという困難さを感じながら仕事をしていかなければならないことを肝に銘じなければならないでしょう。


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※ 和菓子屋さんにあった栗のオブジェ。本物に見えますが細工物だそうです。栗蒸し羊羹が売り切れ寸前だったので予約購入をしたのです。

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公認心理師上級資格正式発足始動

まだ合格発表前ですが、もうすでに公認心理師上級資格は始動しています。

日本老年精神医学会では日本老年医学会老年医学会認定専門心理士そして上級専門心理士制度を創設しました。

本年度の申請期間はもう締め切られて終了しています。

過渡的措置として2022年3月31日までですが、受験資格の中には公認心理師資格取得者が(まだ日本で誰も取得していないのですけれども)含まれていました。

老年精神医学会は日本精神神経学会という、精神医学の重要な学会とも緊密な関係があります。

老年精神医学会は老人心理、認知症研究分野ではなかなかの重要学会です。

心理学系の学術集会への参加、老人分野における学会発表(日本心理学会、日本心理臨床学会日本老年行動科学会)が老年精神医学会の心理資格取得のための要件です。

老人心理学分野では二階建て部分の資格の必要性が高いと言えます。

今後改正の可能性はありますが、心理職が技法の専門的トレーニングを受けるのに、民間資格をもって受講資格ありと認めている学会が、その要件を公認心理師にシフトさせていく可能性も十分にあります。

二階建て部分は心理学学会でも医学会でも専門性を高めるために必要ではないかと各所で論議されています。

だから公認心理師は入り口資格に過ぎないから合格率も高く、ペーパー心理師は不要という論もあるのですが。

医療、教育、福祉、産業、司法5分野のその領域で働く心理職の資格を作ろうという主張があります。

いずれも二階建て資格を目指しているのですが、さて

もし通れば、どんどん公認心理師という国家資格が細分化されていきます。

認知行動療法、EMDR、LD、応用心理学、学生相談、家族療法、犯罪、芸術療法と、もっともっと細分化は各学会ごとに可能になります。

せっかく国家資格を取得してもそれを生かすどころか、活動領域によってどんどん新たな二階建て部分を要求されていくと、非常勤者が多く、掛け持ち領域が多い心理職の立場は苦しいものとなっていくでしょう。

せっかく国家資格はできたけど合格は簡単にはさせない。でも専門上級資格はちゃんと取ってねというスタンスは心理職に荷重な負担を強いることになり、現場に混乱をもたらしかなません。

現段階では公認心理師が一体何人誕生して、どの領域で活動していくのかはわからない状態です。

制度がどのように定着してしていくかの形態も実情も現段階ではさっぱりわかりません。

先走って各学会がどんどん専門資格を作るのではなく、公認心理師のそれぞれの領域における活動や定着具合を観察、しばらく様子を見ていかなければならないと思うのです。


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※ 和菓子屋さん店内。お店に掲載許可をもらいました。

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