ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

このブログ運営者は産業と医療の中間領域のようなところでカウンセリングを行っている、世界の謎を解き明かす心理職です。

これまで司法、教育、福祉分野での心理職経験もあります。

このブログのテーマは僕が専門としている心理学に加え、スタートしたばかりの公認心理師制度の検証、カウンセリング全般についてです。毎日更新を目指しています。誰も読まなくても書きます。もし評判が悪ければ反省してやはり毎日書きます。コメントは他者の誹謗中傷でなければ掲載します。僕へのクレームは大歓迎。掲示板がわりに使っていただいて構いません。

ブログ運営者:ひなたあきら/メールアドレス himata0630★gmail.com(★を@に変えてください)

ツイッター
https://twitter.com/hinataakira0630

1705F5E6-1D08-4028-8C2E-65CD15E1EA5F

photo & lyric are by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_
ɪɴғɪɴɪᴛᴇ.
好きを纏う。好きを謳う。好きを繋ぐ。それは何処まででも連れていってくれそうな翼の如く。

合格率再考(第3回公認心理師試験の私見)

1.序

公認心理師試験合格発表から2週間が過ぎ、もう一度合格者内訳を見るといろいろと思うところあり、これまではただ筆を走らせるようにしていただけの記事でしたが、もう一度合格者内訳を見ていて思うことをつらつらと書いてみます。(ごめんなさい気をつけて書きます。)

まず、合格発表前まではS女史と3割台前半の合格率ではないかという予想を立てていたぐらいなので「ものすごくみなさん健闘したんだな」といたく感心しました。

全体合格率は53.4パーセント。受験生◯みんが「クイズ王決定戦やん」と言っていたのはさもありなんです。

さて、もう一度各ルートを見てみます。

2.Dルート

D1ルートは現職専任臨床心理士が中心、ここで受かっておかないと後がない。第2回試験では53.6パーセント合格率で1,879人合格。ここでまず推定1,626人が不合格。捲土重来して第3回受験者はだいたいリベンジ組だったのか。それでも前回よりも僅差ですが1.8パーセント上昇。「一度落ちた人間はまた落ちる可能性が高くなる」を見事に打ち破ったと言えば言えるわけです。

ここは法則を乗り越えてさらに難関の試験を突破したという意味でもすごいと思えます。

それはD2ルートも同じで、前回不合格者516+αで838人の受験者が61.6パーセント合格していたわけで相当の健闘と言えます。

Dルートは一生受験資格があるとはいえ、両ルート合わせた今回不合格者は964人。

42,000人の新公認心理師の中でやっていけるかは無資格or他資格ではかなり難しいかもしれません。

3.Eルート

大学院課程で純粋培養された人たちのルートです。まずこのルートの受験者936人というのは、例年の臨床心理士試験受験者よりも300人ぐらい少ない。コロナのせいかなと思ったのですが、合格率は思わぬ81.0パーセント、ここも6割行くか行かないかと予測していたのですが、フタを開けてみると実に81.0パーセント、大健闘だったわけです。

Eルートのみなさんは2020年10月7日の臨床心理士筆記試験、11.7〜11.9の臨床心理士面接試験、筆記が終わったから直前までは公認心理師の勉強やればいいじゃん?

というわけではなく、僕のようないい加減でハッタリで生きているわけではなくて真面目な受験生のみなさんはら1割は落とされてしまうリンシ面接試験のためにビクビクしながら怯えて面接対策、その後の短期間に12.20の公認心理師試験に臨んだわけです。

それでこの合格率はすごい。ですがこのEルートの人たちは院のカリキュラムが公認心理師対応だったからといって、修論を書いて、コロナの中を精神分析系、ロールシャッハ課題満載に苦しめられながら卒業したので感心したわけです。

4.Gルート

Gルートもここでは輝かしい健闘をした、と不合格者半数だったにもかかわらず僕はそう思っています。

心理大学院卒程度の試験です。教員でも看護師でも福祉士でもこの難問奇問を解けた?あるいはオーソドックスな問題を解き切って点数を確保したのはこの試験における金字塔を打ち立てたと言っても過言ではないでしょう。

5.総括

今回Gルートの受験者割合は71.4パーセントでした。全国に他職種が多いと思われるGルートの人たちは7,000人あまりが合格していきました。

これは持論なのですが、今はどこの学部も院も実習先確保に困り果てている状態です。第1〜第3回までのGルート他職種合格者は「たまたま受けたから受かった」資格を眠らせておくのではなく、実習先では心理職になりたいという期待に満ちあふれた実習生に対して本来業務+αの負担が増えても、その心理スピリッツを以って後進の育成に当たって欲しいと思うわけです。

この度は第1回公認心理師試験についてザ◯試験発言を行ったことにより、第1回試験受験者の方々に多大な不快な思いをさせたことにつき、第1回受験者の方々及び読者様に大変ご迷惑をお掛けいたしましたことについて深謝いたします。

真意としては第2回以降の試験の難化について表現をするつもりでございましたが、結果として第1回試験受験者の方々の努力を否定する趣旨となってしまったことは誠に私の不徳に起因するものでございます。

ツイート及び全ての記事から不適切文言を削除させていただきました。

大変申し訳ございませんでした。

7FB57C9C-FCB5-4BE4-99D3-CFF230C5B8FF

photo & lyric are by ᴷᵁᴿᴼ' @PhotoKuro_
ᴀ sᴏɴɢ ᴏғ ᴛʜᴇ ʙᴇɢɪɴɴɪɴɢ.

○ 第4回公認試験臨床と超近接日程

僕:みおみん久しぶり。というわけで第3回公認心理試験はこんな感じなんだよ。みおみんも9月には受験だからちょっと問題見てみてよ

みおみん:ひなたんどうやって問題手に入れたのよ?

僕:替え玉受験

み:は、犯罪認定

僕:んなわけないだろ。これ、もうちゃんと問題発表になってるから。で、早速だけど遠近法に関する問題見てくれる? 奥行知覚って両眼性だとどれが手掛かりと思う?

み:じ、じくそう。きめの勾配って説もありより

僕:ふくそうって読むんだよね

み:で、当たった?

僕:当たり。輻輳は遠くから近くに物体が来る時の現象。きめの勾配はていって、砂漠の砂の密度が薄いと近く濃いと遠くに見えること。まぐれ当たりはちゃんと覚えて

み:日常生活に役に立たない

僕:いやそれこの試験の目的じゃないから

み:なにそれひでえ

僕:じゃ、XがYに及ぼす影響について

み:わかんない

僕:消去法で考えるといい。 X が Yに及ぼす影響を考えた時、X は独立変数、Yは従属変数、ちなみに剰余変数は独立変数以外に従属変数に影響を与える変数ね。

それからt検定は2つの平均値の差があるかの検定。3つ以上の平均の差を求めるのが分散分析でしょう?それを考えてみる。

み:ふえ?

僕:ここら辺は統計の基礎だから覚えといて。t検定はデータの平均値の差が母集団でも認められるかどうか。分散分析は散らばり具合を見るための分散、ラーメンとカレーとオムライスを食べた時にどういう風に体重が変化するか、とかね

み:ワタシ、パスタが好き

僕:じゃ、次の問題ね。バイアス

み:ふえんぴえん流された

僕:自己中心性バイアス。バイアスはいろいろあるよ

み:自己中だから自己関連付け?

僕:自己関連付けは記憶保持に関して、人のことよりも自分のことを覚えやすい。だからバイアスじゃない。ハロー効果は既出だけど、みおみんは美人だから頭がよく見えると思い込むのは誤解

み:ちょっ、

僕:スリーパー効果は変な情報仕入れて「ナニソレ」的なのが時間が経つと本当らしく思える。フレーミング効果はポジティブに言った方が物事はよく聞こえるってことだからスポットライト効果だね。

み:ひなたんって意地悪?

僕:いや、だいたい普通の人。普通に心理やってきた人。で、次の問題だけど。最近ロールシャッハでは出ていなかったエクスナー法。また出る可能性リンシであるから。ちょっと聞いてみてくれる?

み:勉強になるなら

僕:CDI対処不全指標3だと CDI当てはまると思う?

み:ナニソレ?

僕:カットオフ4か5かな。SumT の期待値はいくつかわかる?

み:ひなたんやな人?

僕:いやイイ人。Tは1だね。0も2もどうかと。Afr 期待値も覚えておいた方がいいね。內向型とか外拡型の違いとか。過去問だと片口式との対比も出てたから。

み:も、いい、ワタシ帰る。クリニックでインテークのバイトあるし!

僕:あ

※ ま、みおみんは真面目な性格でもありますし、なんだかんだ言ってきっとと過去問もこれから見直して馬車馬のように勉強するでしょう。これまでの勉強の仕方を見ていると頑張りが効く人なので、今回僕としては彼女が苦手そうな問題をわざと選んで出してみたのですが(本当は意地悪)、意地っ張りの人なのでそこも取り返すべくやるでしょう。

今回僕が選んだ問題は本当にごく一部ですが、真っ当に心理学を学んだ人ならば院卒レベルでもなく、ほぼほぼ学部卒レベルの問題です。むしろ院卒者は学んだことを忘れているかもしれませんが、そこは再学習すれば非心理院卒者よりもうまく頭の中に入ってくるでしょう。卒業後しばらくしてからの人は院卒でも苦労はすると思います。しかし、この過渡期に臨床心理士試験まで受験しなければならないというのはあまりにも酷な話で、新卒受験者のみなさんには同情せざるを得ない限りです。

今、エクスナーを問題の一例として出してみたのですが、まともにエクスナー法を学ぼうとしたらエクスナーassociates Japanに通うしかないので(ほかにもあるかもしれませんが思いつきません。)片口とエクスナーの比較問題やエクスナーオンリーの問題なんぞ出された日には拷問のように受験生は思うでしょう。

僕は片口式からエクスナーに乗り換えた口ですが、乗り換えた途端にすっかり片口式は忘れました。片口は真っ当な解釈ができるのに10年はかかると思っていますし、かなり奥深い検査解釈法ということは理解しています。双方のテストを詳しく解説して解釈できる人は探すのが難しいでしょう。

公認もリンシも心理検査嫌い、統計嫌い、基礎心理嫌いを作るような悪問奇問は作って欲しくないなあと思います。若い受験生たちはこれからどんどん新しい知識を得て、また心理テストも取っていって欲しい、研究活動も進めて欲しいので、なおさらそのように思うのです。


↑このページのトップヘ