ひなたあきらの公認心理師でポン!

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

このブログ運営者は産業と医療の中間領域のようなところでカウンセリングを行っている、世界の謎を解き明かす心理職です。

これまで司法、教育、福祉分野での心理職経験もあります。

このブログのテーマは僕が専門としている心理学に加え、スタートしたばかりの公認心理師制度の検証、カウンセリング全般についてです。毎日更新を目指しています。誰も読まなくても書きます。もし評判が悪ければ反省してやはり毎日書きます。コメントは他者の誹謗中傷でなければ掲載します。僕へのクレームは大歓迎。掲示板がわりに使っていただいて構いません。

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※ この記事は近代中小企業様に投稿したもので、了承を得て掲載しております。
「近代中小企業」
発行:中小企業経営研究会
https://www.kinchu.jp

「新型コロナウイルス」の報道が日々過熱しています。政府は世論に対して敏感です。

そして「対策を!」と問われると政府も厚生労働省も、苦慮した上に、社会的な隔離として各種イベント自粛勧告を出し、公立の小学校・中学校・高校は学校閉鎖になりました。
 そこまでは理解できます。そして今、問題なのは圧倒的なマスク不足です。これはメーカーが増産体制で臨んでいますが、特に医療機関におけるマスク不足は深刻でした。高値で売り、儲ける人々も多かったのですがやっと政府はマスク転売を禁止して流通を円滑にしようとしています。そしてSNSによるデマが流れてトイレットペーパーやティシューなどが一気に棚から消えたのも人々の不安を反映してだと思いますがデマとわかっていても不安の増幅が買占めに人々を走らせました。大規模小売店がトイレットペーパー在庫を山積みした画像がニュースに流れたのでだんだんと収束していくでしょう。(2020.3.12現在)



①「不安であること」
②「重要であること」
③「情報不足なこと」

 この3点が揃うと、心理学的に人々はデマを広めて非常識な行動に出やすくなります。自分たちが買い占めた商品の棚が空っぽになっているのを見て「ああ良かった、自分の不安は真実だったんだ…」と、不安でいることに安心感を覚えていたのです。

こういった、事実とは異なった認知の歪みで安心感を得ていたのは社会心理学的には「認知的不協和を協和させた状態」と言えます。
誤った情報を確信的に信じるのは「確証バイアス」で、そして、こうなった原因は、すべて新型コロナウイルスのせい、無為無策な政府や行政が悪くて自分は少しも悪くない、と原因を外部に求める「原因帰属」は自己正当化の理由になります。
ちなみに、某旅館では「中国人お断り」の看板を出して非難轟々、すぐに看板を下ろしました。

さて、この「医学的・心理学的パニック」で打撃を受けた企業も多いのでは…、人々が外出しないのですから消費は停滞します。

一介の心理カウンセラーが唱えるには大変僭越ですが、このようなときだからこそ、企業は積極的に人々の不安を解消して、マイノリティー(社会的少数者)や社会的弱者の味方をしてほしいと願います。
先日、立ち寄った喫茶店では、何度でも洗える手作りマスクを作る講習会のチラシが置いてありました。それを見た私は、インスタント食品まで買い占めのターゲットになっている状況下で、買い置きができない生鮮食品、半加工食品の簡単な調理法などを紹介してもいいのでは、勝手に考えてしまいました。
人間は健康な食生活、規則正しい生活をすれば免疫力は高まります。どんな業種にせよ、健康について情報発信をすれば高いニーズがあるはずです。

東日本大震災の際も、法外な高値で不安便乗商法をした企業は大ひんしゅくでしたが、社会的貢献をした企業は大きく肯定的評価を受けました。
私は、産業領域で働いていますが「売るため、知名度を上げるため」の努力に、日々心を砕いている社員の方々を見ると、ある程度コストはかかっても社会に優しい活動を考えてみてはと思います。
そこで、一介の心理カウンセラーよりも影響力が高い企業の皆様にお願いしたいことがあります。潜在的顧客ばかりでなく、一般の人々にも分かりやすく不安を解消できてリラックスできる情報を提供してほしいのです。

以下は、企業人だけではなくて、様々な人々に向けてのメッセージです。「不安」の対語は「安心」なので、新型コロナウイルスから逃れるための直接対策でなくてもいいので、アロマセラピーや一人でできるストレッチ法、オススメ映像コンテンツ、ナチュラルな心癒される音楽など、在宅(自宅)でもやれる、購入できる、情報や楽しみを見つけて皆で共有してみましょう。
3月上旬には学校が閉鎖されましたが、通信教育、オンライン教育のチャンネルは多数あります。これは教育業界にとっては勝機かもしれません。今後、在宅の子どもたちに教育コンテンツを提供できるノウハウが確立できたら、もしかすると不登校児の在宅教育にも役立つかもしれません。この文章が掲載される時には出校停止措置は弱まっているかもしれまさんが、この機会に子どもたちが自宅学習のやり方を覚えたのであれば、それは子どもたちにとっては貴重な経験です。

過去に猛威を振るった伝染病は、必ず効くワクチンがなくとも収束しています。新型コロナウイルスよりはるかに危険なエボラ出血熱やSARSは、充分な栄養と睡眠、輸液や酸素マスクなどによる呼吸管理で鎮静化しました。

マスコミはこぞって「また1人感染者が出た」と日本は新型コロナ大国であるかのような報道をしていますが、安倍総理の会見や厚生労働省の発表、WHOの評価でも日本は水際作戦にかなり成功をしているようです。日本の医療水準は高く、退院者、回復者も多く出ていて、爆発的な感染を食い止めています。確かに新規患者も出ていますが、隔離施策が功を奏して一定の数で踏み止まっています。

臨床心理学的、医学的に言うと持続する不安は免疫力を下げることになってしまいます。「何とかなるんじゃないの…」と構えていた方が、怯えて心身の状態をダウンさせている人たちよりも免疫耐性も高まりますし、楽観的になれます。

家庭内でお父さんやお母さんが「不安だ、不安だ…」と言っていると、子どもたちも悪影響を受けて不安定になります。今、会社で対策に大わらわの方も多いかと思いますが、自宅に帰ったら「大丈夫、いつかは終わるから」と、そんなメッセージを家族にかけてあげられたら素敵だと思います。このような緊急時は、家族の仲を深めるチャンスでもあります。

いつも最終原稿をpdfにして下さり、ありがとうございます。大変綺麗なレイアウトで僕の書いた拙い記事も大変綺麗なものに仕上げていただいております。(pdf原稿)
 

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◯ IPSA(イプサ)心理学大学院予備校に電話取材・公認心理師試験直前にやっておくべき事とは?合格のコツ

大変お忙しい中、臨床心理学大学院予備校から、現在公認心理師試験大学院、そして公認心理師試験対策も行っている同校に取材のため電話しました。

代表の浅井伸彦先生はご自身も臨床心理士・公認心理師で中国語マスターのためのベストセラーも書き、カウンセリングもしながら予備校も運営するという大変多才な方です。韓国語、英語も堪能ということで大学院受験には必須の英語教育も充実しています。

https://www.seminarjyoho.com/i/teacher/115014/

ここは一般社団法人国際心理支援協会として現任者講習を行い、また受験生の方々向けにも多く心理系のテキストを出しているのでこれまで何らかの形でかかわりがあった人も多いのではないでしょうか。

大学院試験対策もしているのでこれから大学院受験をしたい方に対する「無料相談会」もあり、問い合わせをしてみてはいかがかと思います。

また、第3回公認心理師試験対策もカリキュラムもバッチリと行っています。

以下インタビューです。

僕「第3回公認心理師試験受験者に対する教育として貴校ではどんな事をやってらっしやいますか?」

浅井先生「3月21日までは講義もやっていたのですが、コロナの影響から、今は通信講座、直前対策講座、それらを全てオンラインで行う可能性があります。」

僕「貴校と他にも公認心理師試験をやっている予備校がありますが、その差はなんでしょう?」

浅井先生「ほかの予備校ではビデオ講義ということで百数十時間やっているところもありますが、これは動画を見るだけで受験生には負担です。ですからIPSAでは50時間に抑えてあります。」

僕「どんな特徴がありますか?ほかと比べていかがなものなんでしょうか?」

浅井先生「大阪のカウンセリングオフィスで、心理士の試験を受けたいという方のために最初は1人、2人を対象にしてそういう人たちのために始めた予備校なので、単純に『儲かるからやっている』というものではないです。相談からつながって始めたものです。だから現場感覚を重視しています。そういう現場感覚は事例問題対策にもなります。試験といっても国家試験です。それ以上でもそれ以下でもないんですね。限られた文字数の中で作られる問題には問題の限界があります。」

僕「はい、料金的には?」

浅井先生「安くさせていただいています。『なんでこんなに(他と比べて)安いんですか?』と言われることもありますが、元々そんなに高い金額を取るものじゃないと思っています。あまり高いと多くの人が受けられなくなってしまいます。」

僕「受験のテクニックとかコツはどうやって教えているんですか?」

浅井先生「教材も最初の方はこの試験のための学び方、解き方の方法を教えています。うちでは模擬試験もやっています。また、うちで出している対策テキストにも書いてありますが、例えば問題で2つ選択肢を選ぶのにひとつしか選ばない場合があります。そうすると得点にならないのでもったいないです。きちんと日本語を読むことが大切です。」

僕「この試験はどんなところに解き方のコツがあるということで教えられていらっしゃいますか?」

浅井先生「事例問題は3倍配点です。心理テストも出ます。いろんな心理テストがあってカットオフ値、それぞれの得点はいくつなのか覚えないといけないです。認知症もそうですね。それから年齢です。どの年齢に適したテストなのかを知らないとなりません。」

以上インタビューです。

公認心理師試験直前対策はこの情勢なので残念ながらオンラインが中心になりそうですが、浅井先生を初めとした心理有資格者のプロが教えています。

公認心理師試験対策だけではなくてこれから大学院を目指す方々のための研究計画書作成指導も行っていて、至れり尽くせりという印象でした。

zoomアプリを使用したウェビナーというオンライン対策講座は基礎心理学、統計、心理アセスメント、職責、精神医学、関係行政論や法律など全分野を網羅しているようです。

直前対策講座も(オンラインにだけになるかもしれませんが)あります。

IPSAさんのホームページを見ていただければわかりますが、特にGルート他職種受験者の方々は心理の基礎がわからないまま自分で手探りで受験をするというのでは相当な不安が伴うでしょう。

今までブログで書いて来ましたが、「どうしても過去問や模試を受けてみて合格点が取れる気しない、どうしたらいいでしょうか?予備校を利用するべきですか?」という質問に対して「なんとかなるから大丈夫です。」と答えたことは一度もありません。こういう人は質問をする時点で答えを自分の中に持っているのです。

浅井先生の印象ですが、物柔らかな方で「あ、確かに実業、お金儲けというよりは教育やカウンセラーなんだなあ」という感じの方でした。

自力で点数を取れる人はそれはそれでいいでしょう。また、記念受験だけすればいいという人はまたそれも人生の選択です。

きちんと合格したければどんな手段も検討してみてもいいのではないかと思いました。

photo by sora

She wants to lighten the heart of uneasy people

この写真を撮影した方は不安な人たちの心を照らしたいと願っています。受験生の方々、そして全てのみなさまの気持ちにこの時期、平穏が訪れますように。

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◯ 若手臨床心理士・公認心理師の躍進・台頭

心理の新卒者がどんなところに就職するかというと、新卒心理公務員になる、裁判所総合職家庭裁判所調査官補や国家公務員人間関係科学区分ならば採用後みっちりとレベルが高い研修を受けて現場に出て行きます。

こういった司法関係の公務員は若手のうちは少年関係で働くことが多く、場合によっては「話をわかってくれるお兄さん、お姉さん」的な役割が取れることもあります。

つまり共感性が高いと見られるのでその若さが役立ち、子どもにとってはモデルになり得る、これは教育相談所やスクールカウンセラーでは大きなアドバンテージ、メリットになるでしょう。

以前も書きましたが
勉強をしないで地位にあぐらをかいている中堅以上の心理職>>>>>若手で勉強熱心な心理職

ということを各種研修に参加したり、連絡調整をして若手と話していると感じます。「負けた」(勝ち負けではないのですが)といろんな分野で感じることも多いのですが、新卒から数年経って現場経験を積みながら勉強している臨床家は最新の心理学の知識も豊富ならカウンセリングに対する見立ても鋭い人たちが多くなってきたと感じます。

さて、カウンセリングを利用するクライエントさんや患者さん、家族にとってはどうでしょう。これが他の科で研修医を終えて最新の知識を持つバリバリの若手医師ならば若くてもインフォームドコンセントをしっかりしていれば高い信頼が得られる事は往々にしてあり得ます。

ところが精神科医師、心理カウンセラーの若手はとても頭脳明晰でもクライエントさんからは敬遠される事があります。若手で知識が乏しければそれは当てにならないと思われても仕方ありません。患者さんは精神疾患については自分が服用している薬から心理的治療法に至るまで無茶苦茶詳しく調べている人も多くそういう人、それから年齢=キャリアと思う患者さんは若手を敬遠する傾向があるようです。

例えば50代、子育ても終わり子どもたちも巣立っていき就職、いわゆる「空の巣症候学」になり更年期も迎え精神的に不安定になりつつある女性に「A病院には20代と30歳のカウンセラーさんがいるらしいすけどどうします?」「いや、いいです」ということがあります。

実は歳を取って馬齢を重ねただけのようでも、威張り散らすわけでもなく、黙って話を聞いているだけのカウンセラーの方がなぜかクライエントさんに安心感を与えるということはあるようです。

精神科医も同じで、精神科医師は患者さんの病状を心身ともに把握、投薬治療をするのが仕事です。医師でも古い教育を受けていて知識の上書きバージョンアップをしていない医師だと、どんどん多剤大量処方をして患者さんを悪化させることもありますが、それでも患者さんは貫禄のありそうな年配の医師を選ぶ傾向があります(ほとんどのベテラン医師は多剤投与のリスクについて熟知していますので多剤投与はごくほんの一部だけで行われています)。

患者さんは「病状の正確な把握」という点で不安を抱くのでしょうか。だから年配者はベテラン医師やカウンセラーに望むのではないかと思います。

カウンセリングも「受容・傾聴」の時代から、認知行動療法のようなエビデンスがありシステマティックな流派もあり、EMDRやソマティック心理学など技術を要するものがあるので年齢なんかいいじゃないかと思う向きの心理職の人もいるかもしれません。若手で立派な研究業績があり治療研究者として優れている治療家は多いです。しかしクライエントさんにとってはそれを評価の対象にするわけではないのです。

はっきりとした年齢差による治療効果の統計研究結果を読んだわけではありませんが、まず患者さんが治療機関選択をする際に口コミやホームページで情報を集めているわけです。

心理職なんぞはある程度の年齢がいってから社会人で学部編入から始めて新卒で就職したのが40代、心理職経験が長い30代前半選手よりも患者さんがチョイスする可能性も高いわけです。人生経験というものもありますので、それが一概に悪いとは言えません。

若くて自信を持って最新の理論の知識があり、貪欲に学び続けようとする姿勢は素晴らしいと思うので、年齢よりも腕前重視で来るクライエントさんには若手心理職が最高のカウンセリングを提供できる可能性が高いです。

点数=実力ではありませんが、若くても公認心理師試験でかなりの好成績を上げて合格する人がいる一方で、中堅者以上で知識をバージョンアップしていないので残念な結果になってしまった人もいます。

中堅以上というとベテランで知識が豊富と想像するかもしれませんが、経験を積んでいると単に老獪に過ぎず、経験値でストーリーを読み解き、知らなかった事でもさも知っている風に理解して語る事に慣れているので、それで誤魔化してしまうこともできます。「ああこの人はとても信頼できるいい人だ」と思わせるのは実はそういった老獪さかもしれません。それを実力と呼ぶのは僕は抵抗があるのです。幾つになっても学び続ける熱心さが心理職の本旨と思っています。

today's wonderful picture by
photographer sora

※ soraさんの撮る明るい空のような未来が心理職と患者様のみなさんに訪れますように。

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