ひなたあきらのおけまる公認心理師たん

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

このブログ運営者は産業と医療の中間領域のようなところでカウンセリングを行っている、世界の謎を解き明かす心理職です。

これまで司法、教育、福祉分野での心理職経験もあります。

このブログのテーマは僕が専門としている心理学に加え、スタートしたばかりの公認心理師制度の検証、カウンセリング全般についてです。毎日更新を目指しています。誰も読まなくても書きます。もし評判が悪ければ反省してやはり毎日書きます。コメントは他者の誹謗中傷でなければ掲載します。僕へのクレームは大歓迎。掲示板がわりに使っていただいて構いません。

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photo&lyric by なぎふぉと。 (@ NagiPhotoDays)
君が生まれてから

公園などに遊びに行きながらできる趣味をと始めたカメラ。忙しい朝なるべく時短でまとまるようにと変えたヘアスタイル。夢中になりすぎないようにとスマホの代わりの読書。ぶつかったら危ないからとアコギからスケールダウンさせたウクレレ。

君のおかげでどれも気に入っています。


◯ 公認心理師・光戸利奈博士の野望

以前

フリー公認心理師Rina博士

で紹介させていただいたのですが、Rima博士こと本名光戸利奈さんは広島大学で博士号(心理学)を取得した才媛です。

これが光戸博士の博士論文「アルツハイマー型認知症患者における物語課題の再生特徴」 ですが何がなにやらでいつかそんな日が訪れた時に暗号解読を試みてみたいと思います。

ちなみに彼女はTwitterアカウント「りぃ@ココロラボ@co2rolaboratory を持っています。



※ 光戸さんは親子サポート@ココロラボのメンバーの一員であると同時にココロラボ 設立者でもあります。この度フリーランスになるということをお聞きしましたので公認心理師のひとつの参考にしたい生き方をご教示していただきたくインタビューを試みました。

僕:光戸さんはこれまで安定したお勤めだったのですが、独立したいと思ったきっかけや理由はありますか?

光戸:組織だと守られてるんですがやれることの限界があって。

例えば私は病院勤務だったんですが、病院に来る人って病気になってから来るじゃないですか。

病気になる前に予防的なアプローチしたいなと思っても、病院所属である以上そこには限界がある。

ってことで自分で挑戦してみたいなーと思ったんです。

僕:神経心理学で博士号をお持ちですが、神経心理学はこのココロラボの企画運営に役立ちますか?(フリーのカウンセラーというと僕自身はどうしても臨床というイメージが…)

光戸:とても役に立ちますよ!

認知心理学や神経心理学で実験系のゼミだったんです。

一言では言い表せないんですが、1つ例を出すと、

事業を展開していくのと実験(研究)ってほんとに似てると思うんですよ。

研究と事業の共通点

・実現可能か
・興味をもってもらえるか
・新規性があるか
・倫理的配慮があるか
・世の中に役立つか

これが満たされないと研究する意味がない。事業も一緒だなと。

実験や研究三昧な場所に身を置けて本当によかったです。

うーん。何か、臨床心理学じゃなくて実験系に行ったメリットみたいな話になってますね。すみません。

僕:なるほど!確かにそういう視点は大事ですね。ココロラボは今どんな事業展開をしていますか?将来的には?

光戸:心の病気になる前に、ストレスの対処法などをセルフケアの存在ややり方を多くの人に知ってもらいたいです。あと、自分自身をきちんと理解し受け入れる(自己理解)を促していきたいですね。自己理解ができている人は、ストレスや逆境に強いという研究結果も出てますし。

あと心理職やいろんな専門職の方とチームで新しく社会貢献になるようなことをしていきたいです。(子育て部門とか)

今、働き方が変わってきてます。兼業が認められている企業も多いです。現在、病院や学校で活躍している心理士(師)さんの中にはもっとこんなことやってみたい!と考えている方もいらっしゃると思います。そんな方がやりたいと思ってることをココロラボで実現できるなど、心理職の活躍が広がる場所としても将来的には展開していきたいなと考えています。

僕:一般の人にはどのようにココロラボを利用して欲しいですか?

光戸:「心理学をもっと身近に」をコンセプトに、心理師に気軽に心や気持ちの相談ができたり、心理学について学べる場所を提供していきたいと思っています。

SNSやクラウドソーシングも活用していきたいと思っています。

実際に自分のストレスタイプや自分の取扱説明書を作成をネット上で賜っています。(ココナラやホームページ)

対面やzoomを使って心理学講座を行ったりします。

僕:心理職への支援も考えていらっしゃる?

光戸:心理職に対するサポートは、心理技術を若手に伝える事はもちろんですが、「心理の仕事を作る」と言う面でもアドバイスできることがあるかなと考えています。

病院では、心理士の先輩はおらず、1人職場からはじめました。(現在は常勤心理士5名です)

どんな仕事ができるか、他職種とどのように協同していくか、その組織にとって心理職がどのように役立つかなど、1人で悩まれている心理士さんに対するサポートができるのではないかと考えています。

また心理職の後輩ができたときにどのように教育していくかなどもアドバイスできることがあると思います。

心理職に限らず対人援助職は、自分が思っている以上のストレスを受けていたり、他者を優先し、自分のケアを後回しにしている場合があります。

バーンアウトしないように、心理職に限らず対人援助職全体に対してストレスマネジメントや自分や後輩のケアの仕方などお伝えできたらと思います。

特に病院や施設での取り組みなどは学会などで研究発表すると深みが出ますよ。

ご自身の頑張りがまとめられ、仕事の意欲にもつながっていきます。

私は研究が大好きなので、研究のサポートもお手伝いできると思います。

僕:いろいろと光戸さんの構想は幅広い。一般の方向け、対人援助職向け、今回の親子サポート企画だけでなく、チームワークによる事業展開など多くの可能性がありそうですね。

光戸:心理学をもっと身近に、楽しんで生活に取り入れていただきたいです。

また心理職や専門職の皆様と一緒に、自分、他者、社会にとって、良いことをやっていきたいと思っていますので、一緒にチームを組んでくださる方、募集中です。

※ というわけで博士&事業主ですがいつも明るくて気さくな方です。「ま、それじゃ」とインタビューを終わりにしようとしたところ「文章苦手じゃわ、校正お願いします。)と少しだけ泣きが入ったのですが敢えてそのまま掲載します。

実はワタクシひなたはこれまで多くのビジネスパートナーと共同作業をしてきたのですが(チームは一般人、心理職関係者などさまざま)僕が光戸さんに対して抱いている印象は「果てしなくタフ」「ハガメン(鋼のメンタル術師)ということです。

可愛らしい喋り方をする広島弁豊かで「じゃけんのお」を繰り返す光戸さんの明晰な頭脳、タフなパワーメンタル(パワメン?)による今後の活躍に期待しています。

公認心理師・臨床心理士高木誠美さんオンライン講演「中学受験を成功させる『パワーメンタル!』を高めよう」に賭ける情熱

過日 公認心理師等オンラインワークショップ親子サポート部門@ココロラボ の記事を紹介しました。
今回講師を務める高木誠美さん(公認心理師・臨床心理士・現在家庭医クリニック勤務)に今回の企画について等チャットでインタビューをしました。

僕自身もこの企画には立ち上げ段階からずっぷり癒着している手前味噌記事をですが、表舞台にはいません。高木さんの人となりを美人というだけでなく、Zoom会議では聞ききれなかった(あるいは聞いていてもぼうっとしていて聞き逃した可能性高し)今回の企画主旨をきちんと紹介したかったからです。 

(Twitterアカウント作成したばかり)


申込みフォーム
(以下チャットインタビュー)
僕:高木さんはどうしてこの企画を思いついたんですか? 

高木さん:元々母子関係への介入をすることで、いずれ大人になる子供の傷つきを防ぎたくて、この企画に興味を持っていました。  

僕:ええ

高:予防的観点から母子支援をしたいと思ったものの、予防にはベースとなる認知度や知識が必要です。

でも大部分の人は、自分は大丈夫と思っているので、危機的な状況にならない限り難しいです。

臨床家として、精神衛生における予防的支援をするためには、健康度の高い人を対象にして、しかもそうした人たちが一番不安定になりやすいときに介入すれば、支援欲求は高くなるし変化も望めます。

僕:認知度というと?

高木:認知度っていうのは、心理的サポートを受けることの必要性、みたいな感じです。

予防接種を受けるのは、各感染症にかかると危険だって認知度が高いから、ちゃんと予防接種を受けるわけですよね。

僕:なるほど。

高木:さらにもし加えられるなら、中学受験をする層は将来的に社会的に要職に立つ可能性もあるわけです。

彼らが本当の意味で自分の心を大切にできると他者の心も大切にできるようになるわけで、そうなれば社会全体が優しくなるかなと。

僕:中学受験の成功者がいずれ社会的にも成功する可能性はありますね。そうするとこの企画自体がかなり社会全体を変革するような。

高木:もうそこまでいくと、壮大すぎて野望のレベルになってしまいます。自分が投じた一石の小さな石ころの波紋が、わずかでもそうして広がる可能性はあるんじゃないかと、淡い期待?願いもあります。

僕:メンバーはどうやって集めたんですか?

高:つ、つ、つ、Twitter・・・・(汗)

ずっとやりたいな、こんな事したらもっといろいろな意味で社会貢献ができるんじゃないかとか考えてきたものの、いかんせん全く行動力も判断力も自信が…

ただそろそろ些細な動きを始めても許されるんじゃないか、って思って、半分ふざけて「一緒に事業しましせんか?」って投げかけました。

TLはものすごく温かでサポーティブで、自分の生きたい社会の雰囲気に近いって感覚もあったので、実現できるかどうかより、そこも石ころ投げた後の波紋の広がりを、自分自身についてもTLの方たちについても見てみたいっていう意味合いが強かったです。

僕:チームとして動くことについてどう思っていますか。

高:一人でやるにはどうしても限界があります。だからこそ可能性が広がるチームでやりたいと。

ブレインストーミングっぽいことは得意ですね。そこから一つにまとめるることやネット関係や事務作業は共同なら素早く進みます。

一本の串では弱いけど、集まれば強度が増すわけで、一本で弱い自分も内包しつつ戦うスタイルもあると思うんですけど、私は一人で立つって意味の自立より、ある意味で心理的に依存しあいながらの自立の方が自分には向いていると思っています。

そういう社会を作りたい。一人で立てるようになれ!って自立よりは後者が好きですね。

僕:力を合わせていくというのは賢い選択に思えます。

高:それから何より、私の予想をはるかに超えた奇跡みたいなメンバーが集まったって感覚があります。領域も違うし、そもそもの性格もものすごく補完的なメンバーで。

むしろ光戸さんのココロラボ立ち上げ時ということも含めて、あまりにできすぎたメンバーな気がしてタイミングに恵まれましたね。

僕:今回は単発の講演ですが、親子サポート部門のこれからの事業予定は?

高木:まずは講演会をやって、営利目的のみの事業ではないこと、我々が信頼に足るチームだってことを知ってもらいたいです。

将来的には、半年弱を1タームとして、親子それぞれと、少し親子一緒にした継続的なワークショップをして、親が子に教えるではなく、親も子と一緒に一人の人間としてレジリエンスを高める支援をします。

プラス、子どもも親も、互いを侵害せずに尊重した関係性を築けることは、他者への安定的な信頼感の構築に繋がりますし、そういう相乗効果を狙っています。

実際、コロナ後の社会はもっともっと経済的な意味でも生きるのが厳しい社会になると思うのですが、グローバル化も進む「世界」の中で生き抜くココロ力を、私も一緒に育みたいと思っています。

僕:対象となる親子に一言なにか。

高:不景気ももちろんですが、震災やらコロナやら、お金だけがあっても人生を生き抜くことってできないことが体験的にみなさんもわかってきたような気がします。  

講師として立つ私自身も人としても親としても未熟なわけで、次世代を担う子どもたち、これから経済的にも身体的にも責任を負いながら子供を育てる保護者と、ともに学び学んでもらいながら、豊かでしなやかなココロを育んで、厳しい社会を生き抜く力をつけていきたいと思っております。

※ 以上です。

僕自身も高木さんや光戸さん、精神保健福祉士の山田さんとZoom会議でいろいろと話をしているのですが、どうしても口語だけだと伝わりにくい。そしてその反面で文章だけでも伝わりにくい部分があります。

Amazon社が要点概略だけ資料として残すパワーポイントを禁止しました。人と人とのコミュニケーションはその特質と目的によって様々です。高木さんから改めてチャットで文章として理念を語ってもらって、僕自身も高木さんの目指すところがよりクリアカットになったと感じました。

「歯を食いしばって一人でやっていけ」と言うよりも「頼りながら、依存しながら生きる」という方がはるかに生きやすいわけで、そこに高木さんが自らバックグラウンドとして学んできた精神分析、自己心理学的な考えも十分に反映されていて、親子関係にも相似しているのだなと勝手に解釈しました。

このブログは心理職受験生、学生さん、現役心理職ほかいろんな方々に読んでいただいております。

高木さん個人の、利潤目的でない、臨床家の知の社会還元を考えた理念は素晴らしいものだと思います。(実は高木さんに丸投げしてたので内容にタッチしていなかったので話を聞いたら高木さんすげぇと感心)お近くにこの親子サポート講演に興味を持つ方がいらっしゃっればぜひお勧めして欲しいと考えています。
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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
おはようTwitter

楽しむ心さえあれば
どんな風だって翼にかわる

きょうも
還らない今を抱きしめて ໒꒱⋆゚


「公認心理師の活動状況等に関する調査」に答えて欲しいたったひとつの理由(電凸付)

結論:心理職のみなさまも他職種参戦公認心理師心理師もアンケートに答えてください。お願いします。理由は以下に書きます。

厚生労働省障害福祉局鳴り物入りのこの研究、臨床心理士が民間資格として成立してから、それまでの心理職の給料安いとか非常勤しかないとか相変わらず言われていたわけですが公認心理師制度ができても何も変わらないじゃん?と心理職のみなさんは今思っているわけです。 

そして他職種参戦組で公認心理師資格取得者は「どうせ心理専業でやるわけでもないし…」と思っているので公認心理師=心理専業者、だという認知だとまあこういうアンケートはどうでもいいかな?と思う気持ちはわからないでもないです。

しかしこういったGルート他職種参戦者の人々の声も大変貴重なのです。

どういう資格を持ち、どこでどうやって働いているか、常勤?非常勤?かなりプライバシーに突っ込んだ質問ですが匿名制は担保されています。

お医者様、安定した給与を得ている教員、公務員を含めどういう層の人たちがどういう仕事と働き方をしているかについてのデータもとても大切です。

なにせ国家資格、2022年に制度見直しがありますが、そこでの基礎データとなることは間違いないでしょう。

はい、もうこうなると診療保険点数を巡る攻防だと言ってもいいと思います。

従来医療職だけが専権的に行えていた業務を公認心理師も保険点数を得て行うことがだんだんできるようになって来る、それを推し進めるための調査だと思います。

もっとはっきり言うならプラクティショナー制度を看護師や他職種とも協働して打ち立てることができるかどうかの分水嶺とも言えます。この調査は
これから公認心理師になる後輩が道を切り拓くためにもなるのです。

心理にこういうことを任せてみた、これまでは不遇だった心理はこんなことまでできるのか、これは使える、というアピールにもなります。

心理関係団体は今どこも必死で資格制度推進のために180パーセントぐらいの働きをしています。

そして他職種の方々もこの資格をただのバッジではなく、輝かしいものとして誇り高く所持していられる理由にもなります。

この調査に答えるべきたったひとつの理由はこの資格に誇りを持ち、後輩に輝かしい未来を与え、自分を好きになって欲しいただそれだけです。

手紙をなくした人は日本心理研修センターに電話して下さい。

本人確認ができればIDパスワードを教えてくれます。

例によって電凸しました。

厚生労働省公認心理師制度推進室;

「回収率が上がるのを期待しております」

日本公認心理師協会事務局;

「ぜひお答えいただきたいです。回収率5割あれば助かります。(現在4割)」とのことでした。

どうぞよろしくお願いします。

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