ひなたあきらの公認心理師でポン!

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

このブログ運営者は産業と医療の中間領域のようなところでカウンセリングを行っている、世界の謎を解き明かす心理職です。

これまで司法、教育、福祉分野での心理職経験もあります。

このブログのテーマは僕が専門としている心理学に加え、スタートしたばかりの公認心理師制度の検証、カウンセリング全般についてです。毎日更新を目指しています。誰も読まなくても書きます。もし評判が悪ければ反省してやはり毎日書きます。コメントは他者の誹謗中傷でなければ掲載します。僕へのクレームは大歓迎。掲示板がわりに使っていただいて構いません。

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◯ 京アニ事件から考える公認心理師の役割・加害者臨床

京アニ事件で加害者が医療スタッフに対し「こんなに優しくしてもらったことはない」と感謝の気持ちを述べたそうです。

この事件の動機などの解明は捜査機関や専門家に任せるとして、僕が感じたのは、医療者や臨床家というものはどんな加害者に対しても決して差別せず、全力で対処して行くということです。

どう考えても社会的には許されない犯罪をした人々がいる、犯罪行為はそれ自体が行動嗜癖となっていることが多いです。

そうすると世間からは同情の余地がないサイコパスと思われてなお自尊心を低下させた人が累犯者となることもあります。

心理臨床家にとって、犯罪のトラウマを負った被害者を1人救うのに何十年もかかり、それでも死を遂げてしまう被害者は多いです。

犯罪経済学という学問分野があります。

犯罪者を逮捕、勾留して裁判にかけて刑罰を与える、更生プログラムに参加させる。

あるいは判決に不服があれば二審、三審まで進む。

例えば1人の重大犯罪者に対して裁判を行い、死刑執行が行われるまでには1億円かかるという試算があります。

こういった、犯罪が社会に与えるマイナスのコストを行刑面だけで考えるのではなく、被害者が治療を受け、救われて欲しいわけです。

そう考えると、例えば何百件という犯罪を繰り返すことで知られている小児性愛犯罪者1人を更生させることができたなら、どれだけの被害者が救われたかと思います。

加害者臨床は困難で、相手に共感をしていくことが時として難しい分野です。

「負い目」「引け目」「劣等感」「自尊心の欠如」「他者への共感力の乏しさ」「自己中心性」等々様々なネガティブワードで犯罪者は更生可能性を捜査機関、裁判官、行刑機関に否定されていくことが多々あります。

加害者臨床に携わった心理職ならば、どんな加害者でもその更生したいという気持ちの真実と、そして見えてくる光明に心を打たれたことがあるのではないでしょうか。

犯罪者は一度ラベリングをされてしまうと立ち直るのが困難になっていく一方です。

彼らは犯罪を24時間起こしているわけではありません。

加害者臨床にかかわる心理職には、その動機の陰に隠れているその人の傷ついたプライドの理解、本当はあったはずの自己承認欲求や自己肯定感を強めて更生の道を見つけ出して欲しいと思うのです。

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◯ 日本心理臨床学会第39回大会

心理臨床学会がパシフィコ横浜で2020年8月27日(木)〜30(日)に開催されます。

それについて会員への案内が手元に届き、学会ホームページにも詳細案内が掲載されました。

正会員26,877人を誇る心理関係では最も大きな学会で、年2回開催されていた時期もあったのですが、あまりにも大規模大人数が参加するので現在受入れ可能なのは横浜パシフィコと神戸ポートピアになっています。(第40回も横浜パシフィコ開催)

昨年の一般公開プログラムを見るとわかるのですが、学会テーマは身体性が中心になっています。

今年僕が気になるのはこれまで非会員だった新公認心理師がどの程度新会員となって学会に参加するだろうということです。

例年7,500人から8,000人の参加者なのですが、公認心理師ホルダーの方々がどれだけこの学会に加入して参加するのかは気になるところです。

臨床心理士は学会参加すると更新のためのポイントになるのですが、公認心理師のみの資格ホルダーはそういった縛りはありません。

ただ、心理臨床学会は公認心理師制度の後押しを従前からしています。

そして今回公認心理師となった方々の中で例えば短大や専門学校卒でも心理実務8年以上、それから実務経験が心理臨床学会が定めるものと異なっていた場合(産業関連などは判定が難しいかもしれません)、果たして入会が認められるのだろうか?

という疑問もあります。

せっかく心理業務に長けた実務家も多く合格している公認心理師試験です。

また、公認心理師試験そのものも研究法や統計も多く出題されていて、科学者―実践者モデル (scientist-practitioner model)の視点が重視されているように思われます。

優れた臨床家は優れた研究者にもなり得るという考え方です。

この機会に多くの新公認心理師の方々が研究活動に参加して欲しいなあと思うのです。

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◯ 現役公認心理師&受験生お役立ちこころJOB

※ 例によって僕はこころJOBさんから一銭ももらってないです。

こころJOBさんのサイトを見たら以前よりもかなり充実した内容になっていました。

公認心理師試験でも医学分野からの問題はよく出るわけですが、循環器内科の心臓リハビリテーションチームで公認心理師に期待されている多職種連携の役割、5領域にわたる現役公認心理師の活躍など、これから公認心理師を目指そうと思っている心理学部の学生さんや高校生の人にも役立つなあと思いました。

またこころJOBさんでは心理職の求人情報に関連した連載も始まったようです。

久しぶりなのでこころJOBさんの中の人に連絡してみようかなと。

僕「求人が出てますねえ」

こころJOBの中の人「うーん、うちは心理職の人たちが働く上でお給料とか待遇を底上げしていきたいと思っているので。そういう目的でこころJOBは動いています。載っているのはすごく心理職の人を熱心に探しているところですよ」

とのことでした。

最新の求人では治験で働く心理職を募集しています。

僕もかつて何回か参加したことがあるのですが、治験は新薬や新しい治療法開発の最前線で働く仕事でかなりアカデミックなよい意味での知識欲を満たしてくれます。

こころJOBの中の人によれば今後も読者の方々の反応を見て求人を含め、サイト構成をよりよいものにしていきたいとのことです。

11月中には髙坂康雅先生の受験セミナー案内、12月ごろには長内優樹先生の「公認心理師クイズ」も充実したものになっていくだろうということです。

ちなみにWEB心理コンテンツを書いてくれるライターも募集しています。(僕は違います)ので心理職の人は応募してみると知識、経験の幅が広がると思います。

公認心理師関係の書籍はかなり多く出版されるようになっていますし、参考書もおすすめ本はいろいろと言われています。

メディカ出版から出ている長内先生、髙坂先生の本は既存の教科書とは違った大胆な切り口で書かれているので次回受験で得点アップを狙う人には良いのではないかと思います。

こころJOBにはメルマガもあって僕も登録しているのですがお役立ち情報がある時にはきちんとメールが来ます。

「ひなたはこころJOBの宣伝ばっかりしやがって、絶対何かある」と思う人もいそうですが何もないです。

いつも公認心理師試験、公認心理師のあり方などなどを僕は書いているのですが、僕の情報は何しろ相当に偏っていますのでたまには真っ当なサイトを紹介したいと思った次第です。

ちなみに12月頃にサイトがリニューアルされるとのことでした。

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