ひなたあきらの公認心理師でポン!

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

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◯ 彼氏との価値観の相違は3つ。乗り切るためには?

彼氏はカッコよくてあなた好みのイケメン、ただ、あなたと話していると話が合わないことが多いようです。何かが違う、そう思ってもなかなかはっきりと口に出して言えません。

言ったら嫌われてしまう、変な女と思われてしまったらどうしよう。そう考えると口に出したいもやもやとした感情が胸の中にたまっていき、思ったことを話せません。

こういった違和感はどうして起きるのでしょうか。ひょっとしたら彼氏と、大切な価値観が根本的に違っているのかも知れません。

1.恋愛観

そこで、2人の恋愛にとって大切な価値観3つを取り上げて考えてみましょう。まずは彼氏とあなたとの恋愛観、男性観、女性観の違いです。

彼氏はぐいぐいと女性を引っ張って、何でも自分で決めたいタイプ、あなたはじっくりと2人で話し合って決めたいタイプです。そうするとあなたはこれでいいのかなあと思いながら彼氏に従うことが多くなっているかもしれません。

その逆も考えられます。あなたは決断力のある男性に憧れています。だけど彼氏はああでもない、こうでもないと優柔不断です。

また、何かにつけて女性蔑視の発言が多い彼氏、「これだから女ってのは」が口グセで、あなたはそれを聞くたびになんだか嫌な気持ちになってしまいます。

2.金銭感覚

金銭感覚が違い過ぎるのも問題です。あなたが通常の金銭感覚なのに、彼氏が浪費家だったとしたら困るでしょう。友人、後輩と飲みに行くとカッコをつけて全額奢ってしまう。

身に付けるのは高級ブランド品ばかりで、それをリボ払いで買っています。
車が趣味で多額のローンがあって、いつもデートではお金がないというのが口癖です。

その逆にケチ過ぎるのも困ります。身の回りの小物は全部100均、シャンプーやグルーミング用品も100均で揃えるのが当たり前だと思っています。

確かに貯金もあって、将来的には頼もしいのですが、あなたがちょっと化粧品を買うのに千円どころか数百円を出したとしても「高い」「無駄遣い」と口出しばかりされてあなたは息が詰まるような思いをします。

3.趣味の違い

趣味が違い過ぎるのも困ります。あなたは休日まったりとして、2人でお茶を飲んだり、映画を見に行ったりと2人の時間を楽しむ付き合い方をしたいのです。

ところが彼氏はバイクのレースに出る事にハマっていて、休日の度にレースの応援に来て欲しいと言います。暑い季節はレース場は直射日光が当たり、日傘越しでも日焼けが気になります。
何よりあなたはバイクにもレースにも興味がありません。

やっと2人の時間が取れたと思ってDVDでも借りてきて見ようかという話になりました。あなたが好きなのはロマンティックな恋愛映画ですが、彼氏はアクションものが大好きで、見たいと言い出したら聞き入れてくれません。趣味の不一致も大きな問題です。

4.結論

恋愛観や女性観、特に女性を下に見るような発言ばかりされていたらあなたは不愉快な思いをすることになります。金銭感覚の違いも大きな問題となります。

これから彼氏とうまくやっていく上でお金に関する価値観の相違は大きいでしょう。あなたが普通の女性と同様に、ごく普通のおしゃれをするための服、小物を買ったり、化粧品を買うのにもうるさく口出しをされたら困ります。

浪費家の彼氏も困ります。これから長い時間を過ごす大切な人です。

何もかも彼氏の趣味に合わせてあなたが我慢するだけの関係は、あなた自身が耐えられなくなりそうです。あなたは果たして自分はこうしたいという希望を自己主張できるでしょうか。

あまりに恋愛観、異性観があなたと彼氏の間で異なっている場合には、彼氏の育った家庭もその価値観に染まっていた可能性があります。

間違っても無理やり彼氏の価値観に合わせ、あなたが耐えるだけの女になってはいけません。あなたは進んで彼氏に対し、たとえ彼氏が不機嫌になってもあなたの恋愛観を伝える必要があります。

金銭感覚については、きちんと話し合うことが大切です。浪費ばかりしていたら今後交際を続けるのが難しくなるということを話します。

倹約が行き過ぎている彼氏だったら、女性には必ず必要なものがあって、そのためにはどうしてもお金がかかることを納得してもらいます。

趣味の不一致は、お互いに歩み寄れる地点を探しましょう。どこかで2人の価値観の違いをすり合わせていかないと、心地よく付き合うのはお互いに難しくなってしまいます。

きちんと勇気を持って彼氏に対して思っていることを伝えましょう。もしどうしてもあなたが耐えられないし彼氏も変わらないのであれば、勇気を持って撤退する事もひとつの正しい決断です。

高い山に登ろうとして登ったら征服感はあるかもしれません。しかし今度は降り方がわからなくなります。その前に撤退する勇気は大切です。これからの長いあなたの人生を考えて、最も幸せになれる方法を探しましょう。

※ ちなみに最近10分程度で僕が絵を描いているのですがいかがでしょうか?もし評判が悪ければ続けることにします。

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◯ 公認心理師事例問題対策

心理職を行っている人間としては、前タラソフ判決で触れたようなジレンマに陥ることが度々あります。過去問に示されている課題はなかなか難しいです。

(架空事例)

危険な機械操作業務に従事している従業員Aが、企業で独自に行っているメンタルチェックテスト(厚生労働省のストレスチェックとは異なる)後に自ら会社の心理業務担当者に面接を申し入れてきました。

最近夜な夜な外出しては、帰宅してこなくなってきている妻との諍いが絶えず、顔を合わせる度に言い争いになります。そのためいつもイライラしているのです。

子どもは義務教育は終了しているが、思春期の娘があからさまに妻を嫌っています。家事は全てその社員がやっていて、交替勤務の上に残業もある業務と家庭内の問題の狭間で悩み、眠れない日々が続いているのです。

昼休みに休憩室で寝ていますが、昼休み後になっても目覚められないことが最近ではしばしばで、注意を要する機械操作をしている間も眠気を我慢しています。

心理業務担当者としてはサイコロジカルなところで彼の話を聞く、そして大変ですねえと話を聞くだけだったという回答は公認心理師試験では求められていません。

心理業務担当者は心理教育、というよりもケースワーク的な役割を期待されることもあるのです。このような場合に従業員Aから「どこかこういった夫婦の問題について相談するところはないですか?」と聞かれたら何と答えたらいいのでしょうか?

「悩みがあればいつでも私が話を聞きますよ」という回答は誤答でしょう。Aさんが求めているのは夫婦問題の解決です。

そのために適切な相談機関につなげるの(リファー)は、公認心理師の職責でしょう。仮にAさんがその心理業務担当者を頼りにして今後定期的に話を聞いてもらいたいと思ったとします。

Aさんが、心理業務担当者に相談をしたくなった際に、担当者が学会参加で長期不在、育休や介護休暇を心理業務担当者自身が取ることもあるでしょう。

担当者が不在だった時は「いつでも」という言葉は軽すぎる無責任な保証となってしまいます。夜中にヤケになったクライエントさんが死にたくなった、その際に心理業務担当者に連絡したくてもつながるチャンネルがない、どうしたらいいのでしょう。

クライエントが切羽詰まって会社の警備室に電話をしました。警備員が心理業務担当者の携帯に直接連絡をしたとしても疲れて寝ているから電話に出られないかもしれません。「いつでも」という言葉は重い責任があります。

大企業には直接従業員が相談できる窓口の24時間ホットラインダイヤルが用意されていることがあります。

EAP(従業員支援プログラム)が大企業にパッケージでこのサービスを提供していることは多いです。

自分でできないことはきちんと他機関につなぐことが心理担当者の職責としては期待されます。

そういったホットラインの存在を知らないクライエントもいます。夫婦の問題はどうしたらいいのでしょう。家裁では夫婦関係円満調整調停を行っています。

ただし、同居調停は一般的に極めて扱いが困難で、申し立てられた相手方妻が態度を硬化させる可能性は高いです。

弁護士は申立書作成はきちんと行うが心理調整はしません。「法的なことは弁護士の先生に」と着手金を払わせて解決に至らなかったとき、この心理担当者は責任を取れるのかというと取れません。

こういった事例の夫婦同席カウンセリングを実施して事を丸く収められる力量がある心理カウンセラーもそうそういないでしょう。

必ずどこかにリファーして解決させなければならないという決まりもありません。当事者同士でなければ自己決定もできないのです。

特にこういったドメスティックな問題はそうなります。問題は危険業務に従事しているAさんについてです。

こういった場合には公認心理師の守秘義務(法第41条)はどうなるのでしょうか。危険作業の性質上、事故になれば大惨事になります。

そこで考えなければならないのは労働契約法第5条安全配慮義務です。このようなジレンマに対してどのようにすればいいのか考なければならないかという問題はいかにも出題されそうです。

心理の現場、人が生活している環境は生き物のようなものなので、たった一つの絶対解というものはありません。

ただし、最善でなくても最良の選択をすることはできるでしょうか。Aさんに対し、自ら職場の上司に訴え、自分は危険業務に従事できるような精神状態にはないということを自己申告してもらうことが最良でしょう。

その際に心理担当者が組織の中でAさんの立場が悪くなり、変なスティグマ(烙印)を押されないように努める工夫をした方がいいわけです。

心理業務の担当者が各職種と連携することは、面接室の中だけで心理業務が全て完結することは決してないのです。

個人の心理状態を知る専門職が組織に働きかけて業務を遂行することが水温測定にも喩えられるのは「関与しながらの観察」Sullivan, H.S.がいい例えになると思います。

海水の温度を1本の温度計で測ればその場所の温度は正確に測定できるでしょう。しかし、マグカップのような小さな容器中に温度計を入れて温度を測定するのだったら、温度計の温度そのものが液体の温度を変えてしまうでしょう。

公認心理師に期待される職責を公認心理師法から考察すると多くの職域との連携が必要なことがわかります。

相談室でクライエントを待ち受け、カウンセリングを行い、そこで完結していただけの心理カウンセラーのイメージからの変化が起きていること、それを理解することも公認心理師事例問題正答のコツです。

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◯ コロナウイルス流行に期待される公認心理師・臨床心理士の役割

結論:心理職ができることは数多くある。ただし派遣要員は公認心理師に限られる可能性が高い。

1.危機への対応

総合病院でも小さな診療所でも病床があればコロナウイルス患者の受け入れが始まっています。ちなみにはみなさんの不安を煽る意図的でこの記事を書いているのではありません。

こういった危機場面というのはまさにサイコロジカルファーストエイド、Psychological First Aid ; PFAで心理職の活躍が期待されるのではないかと思われるからです。

過去感染症についてはHIV研究でも多くの臨床心理研究者が成果を上げています。例えば新潟大学医歯学部病院は関東甲信越のHIV対策最先端拠点病院です。こういった拠点病院は全国にあります。

感染症と臨床心理学については先達の方々が多くの研究結果を著していて、その成果に学ぶことも多いでしょう。こういった場合に精神保健介入を迅速に行うのがDPAT
災害派遣精神医療チーム

(Disaster Psychiatric Assistance Team ; DPAT)

で、そのホームページにはすでにコロナウイルスへの対応がアップされています。新型コロナウイルスへの医療的介入における臨時の診療報酬が請求できることほか、自治体担当者向けの情報提供を行っていて、対応は迅速です。

さて、DPAT先遣派遣隊のチームは精神科医、看護師、事務スタッフの3者で構成されています。臨床心理技術者として過去臨床心理士がチームに参加したこともありますが、ごく少数のケースでした。

臨床心理士よりは精神保健福祉士の方がこういった場合には役立ちます。先遣派遣隊の一員としてケースワーク的な調整業務ができるからです。臨床心理技術者が派遣される場合には国家資格保持の公認心理師が優先されるのは信頼性担保になるでしょう。

さてそれではこうした感染症が起きた場合、心理職としてはどのように対応したらいいでしょうか?

2.事務スタッフとしての役割

インフルエンザ、ノロウイルスなど大量発生した場合には施設で働く心理職は帰宅できない場合があります。緊急の患者さんを除いてはカウンセリングを停止、保健所だけでなく発生源となった学校や企業体、そして企業内部や福祉で働く心理職は多忙です。

医療、他組織内で起こった食中毒の場合には警察から過失の可能性はないか、院内でも他組織でも対応します。

また、保健所への連絡調整、保健所担当者は検体を集め、分析、原因します。その結果をさらに分析します。

時事刻々と患者数は増え、スタッフは泊まり込み関係機関連絡、報道対応もしなければならないこともあります。

クロノロジーという経過記録をきちんと残して書いておく役割、感染症患者数の集計、一人一人の所在確認。ベースラインの糖尿等の基礎疾患があればその患者さんをピックアップしておきます。

後から訂正できるので、まず第一報を流します。本来ならその心理職が所属している上長の役目です。情報がないことが最も不安を煽ります。今回のコロナウイルスも情報不足が混乱の元になっています。

公認心理師試験なら、情報を公開するよう、アドバイスする、が正解ですが自らその役割を取ることもあります。

3.知っている情報を伝え、つなげる。

多くの人々が今回、日本人患者も大量発生したことで怯えています。人々が多く集まる場所でさまざまなイベントが中止されました。この疾患の恐怖がクローズアップされています。

コロナは死亡率2パーセントです。鳥インフルエンザ63パーセント、エボラ出血熱50パーセント、SARS(重症急性呼吸器症候群)9パーセントに比べると低い数値です。SARSは治療法確立の前に収束しました。

朝日新聞デジタルによると感染者は国内で2月18日現在615人です。37.5℃以上の熱が4日間続く、息苦しい、だるい症状が続くなどの場合には受診が勧められています。そのための相談ダイヤルは厚生労働省や地域の各保健所にも設けられています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html

心理職は患者さんが不安がっていたら感染予防に関する情報は伝えてもいいでしょう。不正確な知識を伝達するわけにはいきません。

4.感染対策を自らも取り、患者さんを安心させる。

心理師も患者さんの被服や皮膚に触れる場合は考えられるわけです。傷がなくてもお互いに不安を覚えるので、アルコールでの手指消毒は徹底しましょう。またそれも伝えます。

医療機関における予防としてマスクは必須です。従前、マスクをしての心理面接は表情がわからない。

また患者さんに対して拒否的に取られかねないと消極的な心理職もいました。マスクをせずに面接時、くしゃみや咳をしたら患者さんはどう感じるか医療関係者としては考えるべきです。

医療機関における清潔さの概念は通常より慎重な注意が必要です。医師、看護師は時計、指輪を外しています。長い髪の女性は束ねることも大切です。

そして心理職も十分に休息と栄養を摂り、明るく振る舞い患者さんの安心感につなげたいものです。

5.スティグマ(社会的烙印、偏見)への対応

今回の事態で箱根の旅館が「中国人お断り」の看板を出して大顰蹙を買ったという事案がありました。心理職はダイバーシティの概念から、常にマイノリティの味方であるべきです。

マイノリティの人たちのアボドカシー(権利擁護のための運動)に影響することも十分に考えられます。心理的な支援だけでなく、あらゆる意味でクライエントさんを支援することが大切だと思います。

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