ひなたあきらの公認心理師でポン!

新制度公認心理師の検証をしばらく続け、この制度がよりよいものになるための問題提起を行いつつ、カウンセリングの在り方について考え、最新の情報提供を行っていきます。ほか心理学全般についての考察も進めていきます ブログ運営者:ひなたあきら メールアドレスhimata0630★gmail.com(★を@に変えてください。)

このブログ運営者は産業と医療の中間領域のようなところでカウンセリングを行っている、世界の謎を解き明かす心理職です。

これまで司法、教育、福祉分野での心理職経験もあります。

このブログのテーマは僕が専門としている心理学に加え、スタートしたばかりの公認心理師制度の検証、カウンセリング全般についてです。毎日更新を目指しています。誰も読まなくても書きます。もし評判が悪ければ反省してやはり毎日書きます。コメントは他者の誹謗中傷でなければ掲載します。僕へのクレームは大歓迎。掲示板がわりに使っていただいて構いません。

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たとえ記憶に残らなくとも
こころの泉は覚えてるよね ☪︎⋆


◯ 心理臨床学会・新型コロナへの情報提供

1.序

各学会や団体の批判ばかりしているのではないか?といつも思われがちな弱気な私ではございますが、7月7日付で日本心理臨床学会が新型コロナウイルスに関するメンタルヘルス資料 を次々に出しているのでこの場を借りて紹介したいと思います。

2.参考資料等

どの資料もその場で読んですぐ役立つものとなっています。ここは心理臨床学会や日本臨床心理士会(資◯認◯協会のことを考えると最近心理士会の方に同調できます。)がざまざまな資料を紹介、日本臨床心理士会は津川先生自らが動画に出ています。

さて、ツイッタラーの皮膚科医師肉球先生(肉球せんせい@皮膚科専門医/漫画イラスト描き/美容医療)も以前からモノの接触による感染の危険性について指摘していました。

肉球先生は公園であれば遊具からの感染があるという可能性を指摘しています。ウイルスが物に付着するということは、例えばプレイセラピーや箱庭療法をしていても玩具から感染する可能性があるわけです。「このプライセラピーはそこまでの危険性を冒して行うべき価値があるか?」

と、心理臨床学界提示の資料でも指摘されており、心理職は心理療法のやり方について悩むわけです。僕の臨床領域は今は児童は入っていません。ただ大人に箱庭をやらせることはありました。箱庭は僕は今のところ封印しています。治療効果が高いのはわかるのですが、玩具や砂を全部消毒するわけにもいかないですし、終わった後にクライエントさんとセラピストが手指消毒したとしても、やはり命の危険を冒してまでやらなければならないのか?と思うのです。

僕は決して「施行が面倒だから」という理由ではなく、適切な距離が保てないという理由でロールシャッハもWAIS-Ⅳもやっていません。

オンラインカウンセリングの可能性、その可否についても資料は指摘していて、相手が子ども、老人、知的に制限がある、デジタルデバイデッドの人々にどうやってオンラインでかかわるのかは大きな問題です。

また、カウンセラー側もシステムに習熟していないと「ちょっと待っててね、あれ?」と長時間もたついていたのでは相手が苛立つでしょう。資料が指摘していたのは、オンラインで自傷他害のおそれありと認められた場合にはどうするのか?

という課題も提示してされていました。目前にクライエントさんがいるのならばなんとかなるかもしれませんが、オンラインは困難です。

オンラインカウンセリング環境を守るための自宅の整備も必要になります。Zoomで背景を作ることができるか、セラピストの自宅が背景として映り込まないか、きちんとクライエントさんのプライバシーが守れる環境かということは大事です。

今回心理臨床学会で出している資料には、鳥取大学医学部のCOVID-19に関する調査、また、印刷すればすぐに使える子ども向けのワークシート、教員向けの配布物など印刷すればすぐに使えるものがあります。

新型コロナ対策を行っている医療従事者のための無記名式のチェックリストもあります。子どもを守るための「さぽチル」のリンクもあります。

COVID-19に関する文献は内外さまざまなものが出ていますが、心理臨床学会の紹介しているこれらのリンク内の資料はよくまとまっていて使いやすい実用的なものと思いますので紹介させていただきました。

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おつかれTwitter

なにをしたかよりも
どれだけ心が動いたかなんだよね ꕥ⋆゚


◯ 新型コロナ医療者向け相談事業展開

1.序

新型コロナウイルスについてはTwitterで呼吸器内科医田中希宇人先生が紹介しているニュース が感動的でした。

死者43人を出した永寿病院、泣きながら防護衣を着る看護師、ECMO(人工肺)を装着して生還できた医師、4月の段階で自らの命を危険に晒すことがわかっていながら、衛生物資も感染症対策も不十分な中で治療が行われたものでした。

連日東京では100人を超える新規感染者が出ています。第2派の大流行が懸念されている中、医療従事者のPTSD、うつ、不安障害の可能性はノルウェーの研究では (3ページ目のabstract)医師10.2%、看護師43.4%、心理療法士13.7%、ソーシャルワーカー8.9%と指摘されています。

このコロナウイルス対策の中では医療従事者に対するメンタルケアがかなり重視されていくでしょう。

2.医療従事者に対するメンタルケア

「あまり不吉なことを言うな」という向きの方もいるかもしれませんが、医療従事者が今回相談できる窓口を探してみました。

日本看護協会

探してみるとメールフォームがありました。個別の相談ということではなく、看護管理者としてスタッフの管理など包括的な相談に当たれるようです。

⑵ 厚生労働省

電話番号 0120-565653(フリーダイヤル)
○受付時間 9:00から 21:00

※ 医療機関従事者に特化しているわけではないです。

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今回いろいろと探していて初めて探し出せたサイトです。通常は有料カウンセリングを行っていますが、オンラインで医療従事者1,700人がカウンセリングを受けることができます。3万円分までは医療従事者、家族が無料でカウンセリングを受けられますがその後は有料です。

メディカ出版

始まったばかりの医療従事者、福祉職及びその家族に対するZoomによるオンライン音声カウンセリングです。

相談料 ※サービス開始につき、先着5名まで無料
10:00~22:00 3,000円(税別)/45分
22:00~23:00  4,000円(税別)/45分

・相談時間 45分

・サービス提供時間 10~23時
※ 23時以降をご希望される方は別途ご相談ください。


とあります。なお、問い合わせてみたところ、医歯薬看護に特化したメディカ出版では、
「すべての医療従事者を応援します」のスローガンのもと、新型コロナウイルスと闘う皆さまの力になれたらと、この相談事業を始めたそうです。医療関係に詳しい公認心理師がカウンセラーとなるとのことでした。

以上、比較検討をさまざまに行なって提示しました。今後もすぐには収まらないと思われる新型コロナ、負担が最もかかると思われる医療従事者、福祉職、心理職も含めて誰かに相談する窓口があるというのは心強いことです。

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photo&lyric by sora (@Skylit_Blue)
出逢いとは、偶然通りかかった交差点で偶然その相手(出来事)に出くわす状態に近い貴いもの。運命なんて大層な名前で呼ぶかは別としても、「そういうもの」は確かにある。だからこそ、意図的な出合いは心のどこかに不自然さを残す。もちろん、時には運命を迎えにいくことも素敵な選択だとは思うけどね。


◯ 政府は緊急事態宣言再発令を!

※ 本記事は新型コロナに関する記事です。精神的にダメージを受けそうな方はすぐにページを閉じる事をおすすめします。また、本記事は
心理ブロガーによって書かれたものであり、感染症専門家によるものではありません。

1.序

なぜこのブログで新型コロナCOVID-19のことを取り上げるかというと、今世の中の大きな関心事だからです。元々精神疾患を持っていた人はコロナの影響で不安を積み上げることになり、精神疾患を持っていなかった人々でもこの不安に苛まされています。

医療従事者のメンタルケア、感染者や回復者、その家族のカウンセリング、そして自らも生活しながら刺激に曝露され続けている心理職の方々にも正確な知識とこの感染症の心理的支援について知っておいて欲しいからです。

2.データ分析

⑴ 日本

2020年7月5日午前10時現在感染者数
1,364人(前日比+120人)

新規感染者数
274人(前日比+24人)

となっています。
東京都だけで連日100人を超える感染者数を出しています。かつて厚生労働省専門家会議は人との接触を8割避けることによって感染者100人を割り込むことを第1目標として、政府も政策として自粛を要請、一時は1日当たりの感染者は国内で30人を割り込むまでになったのですが、自粛を解除した6月19日から、感染者が発症するとされる約2週間で感染者は激増しました。

そして7時2日のYahooアンケートでは政府は再度緊急事態宣言を出すべきという結果が83.1パーセント(24万人強/29万人)となっていますが、政府は緊急事態宣言を出すのか出さないのか?

という事が一番気になるところで、僕はこの結論を日本は早急に緊急事態宣言を出すべきだと思っています。

PCR検査の数を増やしたから感染者が増加しただけだという説は統計的に否定されています。
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(厚生労働省資料)

そもそも厚生労働省専門家会議は「8割おじさん」西浦教授(北大→京大)に対しマスコミが政治経済の事までインタビューを行い、それに対して西浦教授が答えなければならないという場面に相対させ、経済的困窮のその責任を専門家会議の解散という形で取らせるという無謀なものでした。

結局経済的圧力に負けて緊急事態宣言を撤回したわけですが、自粛解除による、今後予想される感染者の爆発的増加は政府、厚生労働省も十分に予測していたはずです。何も対策をしなかった場合の基本再生産者数R0、都市のロックダウン等を行った実効再生産数Rtが1を超えれば感染は拡大の一途を辿ります。

厚生労働省専門家会議でイギリスの試算 を示していたことがあったのですが人との接触を7割5分減らすことができなければ学校はほぼ休校、接触分断措置をとらざるを得ないだろうときうものでした。

⑵ 世界各国の状況

感染者累計1,150万人
1日当たり感染者21万人
累計死者数53万人
うちアメリカ13万人弱

ということで、猛威を振るっていることに間違いはなく、スウェーデンの集団免疫獲得策も失敗、多くの死者を出しています。スウェーデンの死者数は5,000人以上、人口1023万人から考えるととてつもなく多くの命が奪われたことになります。

⑶ COVID-19が人々に与える深刻なメンタルヘルス上の問題

COVID-19は呼吸器のみの疾患ととらえられがちですが、実際のところ、ウイルスは脳内で増殖するという説もあり、脳幹への影響から認知機能の低下、また心臓への深刻な影響からの死亡も考えられます。後遺さふか症の存在も人々の心理に大きなダメージを与えるでしょう。
せて
COVID-19が人々のメンタルヘルスに与える深刻な影響について、アメリカ疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)は警を鳴らしています。

Pandemics can be stressful(パンデミックはストレスフルになりうる)記事 では、確かにソーシャルディスタンスを取ることは感染の危険性を減らすものの、孤立感を深めることを指摘しています。
距離を置かなければならないことは社会的孤立の原因になるのです。

ストレスは睡眠を阻害、この疾患がメンタルヘルスに与える深刻な影響の対象者は子ども、ティーンエージャー、また、家族を介護している人々も含まれます。

医療従事者、救急隊員、食品管理者も強いストレスに晒されると指摘があります。

ベースラインとなる基礎疾患には精神疾患も含まれます。メンタルヘルス上の問題を抱えやすくなるでしょう。元々孤立している人、マイノリティやホームレスもダメージを受けるでしょう。

⑷ 結語

緊急事態解除となったことで人々の緊張は緩みましたがそれによって感染の危険は飛躍的に拡大することになりました。このまま放置すれば指数関数的に感染は拡大します。

指数関数的、と言うと
x=2
と倍になるのではなくて
x=2×2×2×2×…
と感染症の流行はあっという間に広がるということです。ワクチン、治療法確立、ゆるやかな免疫獲得が不可能になれば日本もパンデミックになり、なおさら経済活動が打撃を受ける可能性があります。そうすると結局感染に恐れおののき、人々が長期的に精神的な打撃を受けるのは必至であり、そのためには再度緊急事態宣言発令が望ましいと思えるのです。

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